TVアニメ『ソードアート・オンライン アリシゼーション』は2018年10月より放送開始 最新キービジュアル&ティザーPVが解禁

全世界シリーズ累計2,000万部を突破する電撃文庫刊『ソードアート・オンライン』のTVシリーズ第3期『ソードアート・オンライン アリシゼーション』が、2018年10月より放送開始となることが明らかとなった。原作小説第9巻から第18巻にかけて展開されるシリーズ最高峰かつ集大成の大長編ストーリーが今秋より放送となる。放送時期の発表にあわせて、キャラクターデザイン・足立慎吾氏描き下ろしキービジュアルとティザーPVも解禁。さらに本作の監督はこれまで同シリーズを担当してきた伊藤智彦氏から、『魔法科高校の劣等生』などでも知られる小野学氏が新たに監督を担当することも決定した。

【イントロダクション】

「ここは……どこだ……?」 気づけばキリトは、なぜか壮大なファンタジーテイストの仮想世界にフルダイブしていた。ログイン直前の記憶があやふやなまま、手がかりを求めて辺りを彷徨う。そして、漆黒の巨木《ギガスシダー》のもとにたどり着いた彼は、一人の少年と出会う。「僕の名前はユージオ。よろしく、キリト君」 少年は、仮想世界の住人――《NPC》にもかかわらず、人間と同じ《感情の豊かさ》を持ち合わせていた。ユージオと親交を深めながら、この世界からのログアウトを模索するキリト。そんな彼の脳裏に、ある記憶がよみがえる。それは、幼少期のキリトとユージオが野山を駆け回る想い出――本来、あるはずのない記憶。更にその想い出には、ユージオともう一人、金色の髪を持つ少女の姿があった。名前は、アリス。絶対に忘れてはいけないはずの、大切な名前――。

『ソードアート・オンライン アリシゼーション』ティザーPV

【スタッフ】

原作:川原礫(「電撃文庫」刊)

原作イラスト・キャラクターデザイン原案:abec

監督:小野学

キャラクターデザイン:足立慎吾、鈴木豪、西口智也

制作:A-1 Pictures

さらに、今回特別に実現した小野監督×伊藤監督の新旧監督対談の模様も以下に掲載。新たなスタッフ体制によって構築される新シリーズ『ソードアート・オンライン アリシゼーション』に期待が寄せられる。

●小野監督×伊藤監督対談

ソードアート・オンラインアリシゼーション 小野学×伊藤智彦

「これまでのアニメ『ソードアート・オンライン』から受け継ぎつつ、原作の面白さを大切に描きたい」

「実績をお持ちの小野さんならば安心だと思いました」

――『ソードアート・オンラインアリシゼーション』のアニメ化がいよいよ具体的に発表されました。まず、伊藤さんがこの一報を聞いて思ったことをお聞かせください。

伊藤:そもそもアニメ化にあたり俺は原作をWeb版で全部読んでいたので、『ソードアート・オンライン』の第1期のアニメをつくる前から《アリシゼーション》編のことは知っていました。ただ、これを映像化するのは大変だろうなと感じていました。もちろん「《アリシゼーション》編までアニメ化できると良いですね」とは思っていましたけど…。だから、劇場版のラストシーンは誰がやってくれるのかわからないけれど「このバトンを受け取ってくれ」という想いでラストシーンをつくっていたんです。

――『劇場版ソードアート・オンライン-オーディナル・スケール』のラストシーンにはそういう意味があったんですね。では、小野監督が《アリシゼーション》編の監督を引き受けた経緯をお聞かせください。

伊藤:話を聞いたのは、いつでしたか?

小野:劇場版の試写が行われている時期ですね。それ以前からアニプレックスのスタッフから「『ソードアート・オンライン』シリーズは原作の最後までアニメ化する予定です」とは聞いていました。

――小野監督が《アリシゼーション》編のアニメ化を引き受けた理由はなんでしょうか?

小野:TVシリーズも第1期、第2期とあって、劇場版もある人気のシリーズですし、引き受けたときのプレッシャーの大きさも当然考慮していました。ただ、このスケールの作品をやれるのは、今だけだろうなと感じたんです。TVシリーズの現場は大変ですが、気力、体力ともに今ならベストだろうと思えたのは、大きい理由になりましたね。

――お二人は原作の《アリシゼーション》編にどんな印象をお持ちですか?

伊藤:まずボリュームが大きい。ストーリーも長いし、戦争も描かなくちゃいけない。「(アニメ化するには)どうしたらいいんだ?」という印象がありました。おそらくアニメ化するには一期からのべ10年はかかるだろうと、原作を読んだときには感じていましたね。

小野:僕も伊藤さんと感想は同じで、スケールが大きくて大変な内容だなと感じていました。ただ、伊藤さんが原作をお読みになったころには「10年かかるだろう」と感じた表現が、昨今さまざまな技術が向上したことでTVアニメでも表現できるところまで来ている感覚がありまして。「チャレンジはできるだろう」と思っているところもあります。

伊藤:新キャラクターも登場するし、物語としてはちょうど切れ目になる展開もあるので、ここで監督を交代するのも良いんじゃないかと(笑)。アリスとユージオの見せ方は小野監督の色に染めていただいて良いと思っています。

小野:ありがとうございます。伊藤監督がおっしゃるとおり、《アリシゼーション》編で作品のカラーがガラッと変わるところは僕が今回引き受けた理由のひとつでもあります。とはいえ、キャラクターデザインは前作から引き続き、足立(慎吾)さんなので作品の背骨は変わりません。新しい設定やキャラクターの見せ方に自分なりの思いを込めていきたいと思います。

――これまでのアニメ『ソードアート・オンライン』については、小野監督はどんな印象を受けていらっしゃいましたか?

小野:僕はリアルタイムで第1話を拝見していて、すごく興味を引く、理想的な第1話だなと思っていました。キリトやアスナの魅力やアクションのカッコよさや、ストーリーのアイデアが面白いなと。全体としては、キャラクター同士が素直に感情をぶつけあうところに面白さを感じていました。ある種の「生っぽさ」ですよね。《アリシゼーション》編にもそういう生っぽさはあるので、そこは自分なりにチャレンジしてみたいところだと思っています。

伊藤:実績をお持ちの小野さんに監督を引き受けていただけて、安心しました。これまでいろいろなところで「《アリシゼーション》編を期待しています」と言われていたので、やっと「監督、俺じゃないんですよ」と言えるようになったなと胸のつかえが取れたような気持ちです。

小野:第1期、第2期、劇場版の流れを受け継ぎつつ、あくまで『ソードアート・オンライン』という作品の面白さを追求していきたいと思っています。

――小野監督は《アリシゼーション》編を具体的にどんな作品にしたいと考えていますか?

小野:原作の《アリシゼーション》編の序盤はキリトとユージオの友情を中心に描いていくので、アニメ版でも男の友情をしっかりと描いて、見ている人たちの心を熱く動かしたいなと思っています。キリトについては11歳の姿を描くので、11歳らしさをどう表現していくかがひとつのポイントになりますね。作品を見た人たちが、「一体どんな展開になるの?」と感じてもらえたら良いなと思っています。

――最後に伊藤さんから小野監督に贈る言葉があればぜひ、お聞かせください。

伊藤:『ソードアート・オンライン』の現場は、意識を失って救急車に運ばれる監督がいたり(笑)、骨を折ったりするキャラクターデザイナーがいるような、怪我人、病人が多い現場なので、くれぐれも身体にお気をつけください!

小野:ありがとうございます、本格作業の前に人間ドックに行っておきます。(笑)

伊藤:小野監督による《アリシゼーション》編を楽しみにお待ちください!

©2017 川原礫/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/SAO-A Project

[関連サイト]

TVアニメ『ソードアート・オンライン』オフィシャルサイト

『ソードアート・オンライン』原作公式ページ

電撃文庫公式サイト

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