【日刊試読タイム】『ファイフステル・サーガ 再臨の魔王と聖女の傭兵団』(ファンタジア文庫)

今年は猛暑になるらしい。

さて、今回はファンタジア文庫が2018年4月20日に発売する『ファイフステル・サーガ 再臨の魔王と聖女の傭兵団』。まずはジャケットとあらすじをチェックしてみましょう。

【あらすじ】

これは玉座の頂を目指す英雄たちの物語。古の魔王が再臨し人類が滅亡するという未来を回避するため、最強の傭兵団の団長となったカレルは《アレンヘムの聖女》セシリアと婚約する。それは聖女の加護を受け、死の未来を回避する英雄が生まれた瞬間だった!

著者は師走トオル先生。イラストは有坂あこ先生。師走トオル先生は第2回富士見ヤングミステリー大賞の準入選作『タクティカル・ジャッジメント』でデビューされ、その後『火の国、風の国物語』や『僕と彼女のゲーム戦争』など人気シリーズを手掛けている作家です。本作は災厄となる魔王に対抗するべく、玉座の頂を目指す一大ファンタジーのようですね。試し読みでは約55ページが公開されています。挿絵も1枚確認できるので、早速チェックチェック!

⇒ 試し読みはこちら

英雄たちが玉座を目指す一大ファンタジー!

主人公は最強と名高い傭兵団《狂嗤の団》の団長の息子カレル。魔物を統べ“すべてを破壊する者”と呼称される魔王が討伐されてより190年。盟約によって人間が立ち入ることを禁じているエルフの住まう大森林に、一人の少年が足を踏み入れます。遍歴商人に連れられてきた少年は、かつてエルフと共に魔王と戦った《狂嗤の団》の団長の息子であるという。盟約を違えれば殺されても文句の言えない大森林にまで付いてきた少年は訊ねるのです。「魔王について教えてほしい」と。

魔王戦役はもはや書物にしか残されていない古い歴史。《魔王殺し》の称号を持つ生き残りはほとんどいません。この大森林に住まうただ一人の生き証人であるエルフを除いては。魔王とはどんな敵だったのか。どうやって魔王を倒したのか。今も魔物と戦い続けている父の前に、いつ魔王のような存在が出てくるのかもわからない。だからこそ書物に書かれていないことを教えて欲しいのだと。生き証人のエルフもまた、そんな少年の姿を目の当たりにし、この巡りあわせに運命を感じずにはいられなかったのです。

それから8年。大森林で知り合ったエルフの少女・ミーリエルと共に《狂嗤の団》の一員として、カレルは調査を中心に活動することになるのです。一方、世界では五芒国の統治者にて守護者であるフーデルス王国国主が崩御を目前としており、傭兵団が所属するアレンヘム公国の公爵も病に侵されるなど、時代もまた大きく動き出そうとしていたのです。来る時代の変革期において、人類に魔王の再臨と、滅びの道が示されることになるのでしょう。

試し読みでは魔物に襲われるアレンヘム公爵の娘であるセシリアが、《狂嗤の団》の援軍によって危機を救われるところまでが公開されています。続きではあらすじにも書かれているようにカレルとセシリアの婚約、そして人類滅亡の啓示が待っているのでしょう。魔王の再臨に抗うには、玉座の下に全ての力を結集する必要があるという。カレルとセシリアの公国、そして表舞台に姿を現す暗愚を演じていた王国の王子。一大ファンタジーの開幕が楽しみですね。

気になった方はぜひ試し読みをチェック! さらに物語の続きが気になった方は発売日に書店へGOです!

【日刊試読タイム】とは

試し読みが公開されている発売間近の作品を試し読みを通して紹介します。

©師走トオル/KADOKAWA 富士見書房刊 イラスト:有坂あこ

[関連サイト]

『ファイフステル・サーガ』特集ページ

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