【日刊試読タイム】『100年後に魔術書として転生したけど現代魔術師は弱すぎる』(ダッシュエックス文庫)

また明日から涼しくなるらしいですが、もうよくわからない。

さて、今回はダッシュエックス文庫が2018年4月25日に発売する『100年後に魔術書として転生したけど現代魔術師は弱すぎる』。まずはジャケットとあらすじをチェックしてみましょう。

【あらすじ】

かつて多くのダンジョンを攻略し最強の魔術師として恐れられたバラムは、弟子の裏切りによりギルドによって討伐されてしまった。それから100年後。駆け出し魔術師のミュールは、新たな魔法を使うために魔術書を探していた。目当てのものが手に入らず落ち込んでいたところ、胡散臭い露天商の男に奇妙で貴重な本を格安で譲ってもらうことになるのだが……。なんと、その魔術書こそバラムが封印され転生した姿だった!! バラムは裏切った弟子へ制裁するため、人並み外れた魔力を持つミュールに目をつけ、一流魔術師に育てようとすることを決める!! 最強の転生魔術書と美少女魔術師のコンビが創る魔法世界の新しい歴史が、今始まる!!

著者はざっぽん先生。イラストははるのいぶき先生。ざっぽん先生は小説投稿サイトにて投稿されていた本作でデビューされる作家です。本作は魔術書を探していた駆け出しの少女と、魔術書に転生した世界最強の魔術師のコンビが織り成すファンタジー作品のようですね。試し読みでは約45ページが公開されています。挿絵も2枚確認できるので、早速チェックチェック!

⇒ 試し読みはこちら

「ゾンビ!どうしよう浄化しないと……」「ゾンビではない、リッチだ」

主人公は今年で14歳となった少女、ミュール・リナール。魔術ギルド直轄の魔術学校・サクス校に通うことになっていた彼女は、余裕のない予算を片手に町の本屋で魔術書を探していたのです。魔術師に魔術書が必要になったのは約70年前。魔法が複雑化するにつれて、下級以上の魔法を使うには魔術書が必須となっていたのです。魔術書は教材用から実用まで多用に存在しており、記された魔法の数が多ければ多いほど値段も吊り上るのです。ミュールは未鑑定の中古品から掘り出し物を探そうとしていたものの、結局お眼鏡にかなう魔術書は見つからなかったのです。

結局、目標としていた魔術書には程遠い中古本を抱えることになったミュールは、胡散臭い露天商の男に声をかけられます。男の前にはギルドを通さず手に入れたらしい戦利品の数々。そして男はミュールに1冊の魔術書を見せてくるのです。魔法で守られ中身も読めない希少な魔術書に、ミュールは目を輝かせるのです。それを男は格安で譲ると言います。装丁に人皮が使われ、目や口のような部分も残る薄気味悪い魔術書でしたが、ミュールは購入を決意するのです。

ところが、手に入れた魔術書「ネクロノミコン」には「魔法」については何も書かれておらず、「神々」についての戯言しか書かれていなかったのです。どったんばったんと地団駄を踏む彼女に、ついに沈黙を破る魔術書。己は不死化した魔術師のリッチであり、世界最強の魔術師であるのだと。かつてバラムと呼ばれ、100年前にギルドによって討伐された存在であるのだと。魔術書「ネクロノミコン」は少女に宿る膨大な魔力を見抜き、彼女の魔術書の代わりをすることを提案するのです。

試し読みではミュールが入学式の前の適性試験に臨み、特別クラスに選ばれるところまでが公開されています。魔術書がなければまともな魔法も行使できず、魔術師ギルドから認定されなければ魔術師を名乗ることすらできない現代の魔術師。魔術の法より人の法を優先するその在り方に、「ネクロノミコン」ことバラムは辟易してしまうわけですが……。少女と魔術書のコンビが歩む魔術師の道に注目ですね。

気になった方はぜひ試し読みをチェック! さらに物語の続きが気になった方は発売日に書店へGOです!

【日刊試読タイム】とは

試し読みが公開されている発売間近の作品を試し読みを通して紹介します。

©ZAPPON 2018/集英社 イラスト:はるのいぶき

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