【日刊試読タイム】『→ぱすてるぴんく。』(講談社ラノベ文庫)

暖かさと風のバランスが最適な季節です。

さて、今回は講談社ラノベ文庫が2018年5月2日に発売する『→ぱすてるぴんく。』。まずはジャケットとあらすじをチェックしてみましょう。

【あらすじ】

他人との関わりを避け、ぼっちとして暗い高校生活を送る軒嶺緋色には彼女がいる。ネット恋愛の恋人・楢山スモモだ。決して会うことは叶わないはずだった二人。けれども迎えた新年度、緋色が自宅のドアを開けると、そこには“ネット彼女”のスモモがいて――!? 「わたし、引っ越して来ちゃったんです」「……なんですとっ!?」ネットの彼女がリアルの彼女になったそのとき、物語は動き出す。夢にまで見た恋人とのパステルピンクな学園生活が、ぼっちの殻をぶち壊す! けれどもそこに潜むのは、緋色の“元カノ”の影……?どれだけ痛くたって、これが僕らの恋愛だ! ネット恋愛→学園ラブコメな炎上系青春ストーリー、いよいよ開幕!

著者は悠寐ナギ先生。イラストは和錆先生。悠寐ナギ先生は第7回講談社ラノベ文庫新人賞にて「佳作」を本作で受賞し、デビューされる作家です。本作はネット恋愛の恋人である女の子が、主人公と同じ高校に通うべく引っ越してきて始まる青春ラブコメ作品のようですね。試し読みでは約105ページが公開されています。口絵が1枚確認できるほか、挿絵も6枚確認できるので、早速チェックチェック!

⇒ 試し読みはこちら

画面を介した恋人と現実で向かい合って始まる炎上系青春ストーリー!

主人公は学校に友達がおらず、ぼっちな学生生活を送っている高校生、軒嶺緋色。とは言うものの、緋色自身は誰も何も干渉してこないクラスを快適に感じており、交友関係の一切をネットに依存していたのです。そんな緋色にはネットを介した恋人になる契約、いわゆるネット恋愛をする女の子がいます。彼女の名前は楢山スモモ。インターネット上の友達だった二人は、文字のやり取りから音声通話、そしてビデオ通話を経て、画面を介した恋人関係へと発展していったのです。

スモモとネット恋愛をすること一年。愛媛県に住むスモモには容易に会えない東京都に住む緋色は、その物理的な距離をひとつの理由にして、「いつか会えたらいいね」という言葉を心の奥にしまいこみ続けていたのです。もう少し自分が大人になって、自分の足でどこへでも行けるようになったら。それまではこのまま仲良くいたいのだと。かくして、そんな緋色の想いは思わぬ形で動かされることになるのです。新学期初日、友達との交流もなく自宅に帰った緋色の家を訪れた一人の少女。それは画面越しでしか話したことのなかったネットの恋人、楢山スモモその人だったのです。

中学の途中から不登校に陥っていたスモモは、高校への進学を機にネットの彼氏である緋色を追いかけて上京してきたというのです。両親と喧嘩をしてまで説得し、遥々東京までやってきて一人暮らしを始めた女の子。スモモのブログを介して約一年半。ネットを介して知り合った二人は、晴れて普通の彼氏と彼女になるのです。画面を介して伝えていた言葉のひとつをとっても、面と向かうことでより尊さを感じることに、二人の初々しさを鑑みることができるのです。

試し読みでは緋色とスモモの現実における恋人生活が順調にスタートするところまでが公開されています。あらすじでも触れられている「イタさ」や「炎上」という言葉が物語へどのように繋がっていくことになるのか。そして、「好き」という気持ちへの不変性を信じきることができない「前科」を持つ緋色の気持ちの動きも気になるところです。十代の気鋭の作家が綴るネットを介して始まった青春ラブコメに注目ですね。

気になった方はぜひ試し読みをチェック! さらに物語の続きが気になった方は発売日に書店へGOです!

【日刊試読タイム】とは

試し読みが公開されている発売間近の作品を試し読みを通して紹介します。

©悠寐ナギ/講談社 イラスト:和錆

[関連サイト]

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