【日刊試読タイム】『アルビレオ・スクランブル』(電撃文庫)
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さて、今回は電撃文庫が2018年7月10日に発売する『アルビレオ・スクランブル』。まずはジャケットとあらすじをチェックしてみましょう。
【あらすじ】 人類とは相容れぬ極限環境に生じた、現生生物全ての天敵=「極限生物」との「戦役」を脱した世界。人類の英雄たる元・少年パイロット、若松疾風は……戦後あっさり引退して、人類復興本部食堂付き料理人に収まっていた。乗り越え切れぬ傷を抱え、それでも笑顔を取り戻した彼を、しかし世界は放ってはおかない。再来する新種の「極限生物」。新たな才能を示す、まだポンコツのパイロット候補生たち。そして何より、彼の引退を笑って見送り、最前線で戦い続ける愛すべき人。すべての状況が、彼の帰還を、待っている。傷を抱えた英雄がそれでも立ち上がるとき、全ての戦況は覆る――!? 伝説の続きが、始まる。 |
著者は宇枝聖先生。イラストは白兎うゆ先生。宇枝聖先生は別名義でWEB発小説の作品を刊行されている作家でもあります。本作は突如出現した「極限生物」と、人類の切り札である人型巨大兵器を駆る、ロボットアクション作品のようですね。試し読みでは約27ページが公開されています。挿絵も1枚確認できるので、早速チェックチェック!
⇒ 試し読みはこちら |
二腕二足の人型巨大兵器による人類存亡の戦い!
主人公は曹士食堂アメリカ料理いたり庵の料理人、若松疾風。西暦2055年、太平洋の海底に位置する地球最大規模の火山の大規模噴火と共に噴出した極限領域生物群、通称「極限生物」により、人類は為す術なく蹂躙されることになってしまいます。現生生物からは想像もつかない多種多様な形状で出現した「極限生物」により、最初の一年で人類は人口のほぼ半減。滅亡へのカウントダウンが囁かれる中、生き延びた者たちは持ち得る全ての叡智を注ぎ込み、「極限生物」に対抗するための手段を構築したのです。
高温のマグマの奥底から現れた「極限生物」は、超高空、超深海層環境にすら適応し、増殖する圧倒的強者として地上を席巻するも、人類は生存圏を奪還していくことになるのです。人類の叡智を集結した人類最後の切り札、対極限領域生物群迎撃用全領域支配兵器ベゼル・キャリバーによって。人類は「極限生物」との戦役を脱し、数えきれない程の爪痕を残しながら、人類圏再生の復興に邁進していたのです。
戦後、若松疾風はあっさりと引退して、料理人となっていたのです。一方で世界は復興に進みながらも「極限生物」との戦いはすべてが終わったわけではありません。少しずつ姿を見せ始める、新種。世界を救った三機のベゼル・キャリバーの一機を駆る霞目吹雪特務一佐は、何か言い知れぬ不安を感じるのです。物語は料理人となった若松疾風を、もう一度戦場に引き戻すことになるようですね。
試し読みでは人類復興の狭間に出現する「極限生物」との戦いまでが公開されています。あらすじによると、再来する新種の「極限生物」に、かつての英雄が再び立ち上がる物語が描かれることになるようです。人類の存亡をかけた敵との戦いと、描かれることになる伝説の続きに注目ですね。
気になった方はぜひ試し読みをチェック! さらに物語の続きが気になった方は発売日に書店へGOです!
【日刊試読タイム】とは
試し読みが公開されている発売間近の作品を試し読みを通して紹介します。
©宇枝聖/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊 イラスト:白兎うゆ
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