【日刊試読タイム】『ヒトよ、最弱なる牙を以て世界を灯す剣となれ グラファリア叙事詩』(ファンタジア文庫)

ゲリラ豪雨半端ないって!

さて、今回はファンタジア文庫が2018年8月18日に発売する『ヒトよ、最弱なる牙を以て世界を灯す剣となれ グラファリア叙事詩』。まずはジャケットとあらすじをチェックしてみましょう。

【あらすじ】

理不尽な世界の理を覆すのは、たったヒトリの不屈の意志。ヒトが他種族の家畜や下僕として虐げられている世界。ヴァンパイアの奴隷として生きる少年・ジノには、ヒトの尊厳を取り戻すという夢があった。その大望はヴァンパイアの辺境姫ヘネシーと出会い、大きく動き始める。

著者は上総朋大先生。イラストは細居美恵子先生。上総朋大先生は過去の日刊試読タイムの記事をご確認ください。本作は人間が淘汰され、魔物や妖魔の家畜や奴隷となって生きるヒトでありながら、待望を抱いた一人のヒトの物語のようですね。試し読みでは約75ページが公開されています。挿絵も2枚確認できるので、早速チェックチェック!

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奴隷にまで成り下がった“ヒト”でありながら、天賦の才を持つ一人の“ヒト”の物語。

主人公はヴァンパイアのヒト狩りで捕まってしまった少年、ジノ。かつてヒトが魔獣や妖魔を抑え、大陸で栄華を誇ってから六○○ヤーズ(年)。人間達は滅び、魔獣や魔物、妖魔らが統べるこの世界において、家畜や奴隷にまで成り下がっていたのです。コボルトの国の隠れ村で生き延びていたジノは、唯一ヒトを食べないダークエルフの国を目指していた最中、ヴァンパイアに捕まってしまったのです。抜血や労働。過酷な環境の中、それでもジノはダークエルフの国を目指すことを諦めてはいなかったのです。

家畜や奴隷であっても、現状に満足してしまっているヒトの姿を見るたびに、ジノは己の夢をより強く抱くようになります。「ヒトだけが暮らす国を作ること」。そして、それを叶えるためには強い力とヒトへの理解を持った魔物に仕えることが必須であるのだと。そんなジノはヴァンパイアの国における大公位継承の第二継嗣、ヘネシー・ストーリアの話を耳にします。周囲には辺境姫と呼ばれ、継嗣争いをするつもりもなく、下流のサロンで飲み騒いでいるというもっぱらの噂だったのです。

彼女はいったいどんなヴァンパイアなのか。ジノは殺されかねないことも覚悟の上で、ヘネシーが訪れているというサロンに潜り込むのです。噂通りの暗君なのか、それとも賢君の可能性もあるのか。ヴァンパイアとヒト。ヘネシーに近づくことに成功したジノは、彼女の中に何かを感じることになります。そして、それはジノがヒトの希少種である「エーテリオン」であることを見抜いたヘネシーも、ジノの大望を抱く瞳に誘われることになるのです。

試し読みでは、再会を果たしたジノが、ヘネシーの侍従贄(フィーズ)になるところまでが公開されています。死んでいった仲間達の悲願を果たすため、ダークエルフではなくヴァンパイアに仕えることを決めたジノが、ヘネシーと共にどう大陸の統一とヒトが安寧に暮らせる国を目指していくのか注目ですね。

気になった方はぜひ試し読みをチェック! さらに物語の続きが気になった方は発売日に書店へGOです!

【日刊試読タイム】とは

試し読みが公開されている発売間近の作品を試し読みを通して紹介します。

©上総朋大/KADOKAWA 富士見書房刊 イラスト:細居美恵子

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