独占インタビュー「ラノベの素」 ぶんころり先生『西野 ~学内カースト最下位にして異能世界最強の少年~』
独占インタビュー「ラノベの素」。今回は2018年9月25日にMF文庫Jより『西野 ~学内カースト最下位にして異能世界最強の少年~』第3巻が発売されるぶんころり先生です。裏の世界ではエージェントとして一目置かれる存在にも関わらず、表の世界では学内カースト最下位という悲しい運命を背負ったフツメンのハードボイルドシリーズ。気になる作品の内容からフツメン誕生秘話、そして発売となる第3巻の見どころについてお聞きしました。本作のイラストを担当するまたのんき▼先生との金髪ロリに懸ける熱い想いにも注目です。
【あらすじ】 学園カーストの中間層、冴えない顔の高校生・西野五郷は界隈随一の能力者である。文化祭を終えた彼は相棒マーキスの依頼を受けて、海外でのミッションに向かう運びとなった。時を同じくして、二年A組の面々も国外へ卒業旅行を企画。奇しくも同じ便で日本を出発した一同は、これまた偶然から同じ事件に巻き込まれて、異国の地で再会することになる。物語の舞台は学内から学外へ。教室という枠組みから外れたことで勢い付いた西野の言動が、ローズを喜ばせ、委員長のメンタルを削り、竹内君を苛立たせる。水を得た魚が如く動き回るフツメンの活躍が、彼と彼女の関係を一歩前進させる海外旅行編、テイクオフ。 |
――それでは自己紹介からお願いします。
ぶんころりと申します。第3回ネット小説大賞(旧:エリュシオンノベルコンテスト・なろうコン)で受賞させていただき、GCノベルズ様から『田中~年齢イコール彼女いない歴の魔法使い~』で作家としてデビューしました。その後、『田中』の執筆を続けながら、MF文庫J様より『西野 ~学内カースト最下位にして異能世界最強の少年~』を出版させていただいております。もともと2000年頃から個人サイトで趣味として小説を書いていて、ありがたいことに結果として今に繋がっている感じです。好きなものはお酒で、特に癖の強いウイスキーが好きです。あまり飲めるほうではありませんが、無理して飲んじゃうタイプのお酒好きです。
――趣味を含むと20年近く前から小説を書かれていたわけですね。小説を書きはじめたきっかけは何だったのでしょうか。
僕が小説を書き始めた当時、2000年前後はいわゆる二次創作小説が流行っていた時期で、題材としては『エヴァンゲリオン』や『機動戦艦ナデシコ』などが全盛でした。そういったものを読み始めたのがきっかけで、最初はエニックス系(ガンガン、ギャグ王など)の二次創作小説を書いておりました。『まもって守護月天!』や『勇者カタストロフ』とかですね。その後、大学生の頃にオリジナルを書くようになり、個人サイトで細々とやっていたんですが、小説投稿サイトの盛り上がりに合わせる形で活動の場を少しずつ移していきました。
――最初は二次創作のSSがスタートだったわけですね。オリジナルへのきっかけも何かあったのでしょうか。
ご存知の方も多いのではと思うのですが、赤松健先生の漫画『魔法先生ネギま!』という作品がございまして、エヴァンジェリン・A・K・マクダウェルというキャラクターが登場します。彼女がそれはもう素晴らしい金髪ロリータでして、その姿を追い求めているうちに段々と、自分だけの金髪ロリータが欲しいと思うようになりました。それがきっかけでオリジナルに転向していきました。
――金髪ロリについても後々お聞きしようと思っていたのですが、起源はエヴァンジェリンだったと(笑)
そうですね。彼女と出会っていなかったら、今何をしているか想像がつきません(笑)。
――金髪ロリについては後ほどじっくりお聞きいたします(笑)。ではあらためて『西野 ~学内カースト最下位にして異能世界最強の少年~』はどんな物語なのか教えてください。
この作品の主人公はタイトルからもご想像いただける通り、西野という名前の少年になります。彼は異能力を持ち、裏社会で活躍するエージェントでもあるんです。そのおかげというか、そのせいで皮肉とシニカルが素で染みついた中二病のフツメンです。そんな彼が学校の文化祭を通じて、可愛い女の子と一緒に過ごす青春の大切さに気付くところから物語は始まります。どうにかして彼女を作りたい西野少年が、持ち前の異能力を駆使して学内カーストを駆け上がっていこうとするのですが、一向に上がれないどころか逆に下層へ落ち続けてしまう、そんな空回り学園ラブコメです。
※シニカルさがとことん際立つ西野少年
――本作は表の顔と裏の顔、二つの顔を持つハードボイルド風味な少年の物語を描いているわけですが、物語における飴と鞭が絶妙で中毒性のあるストーリーだという印象を受けました。学生生活で発生する鞭がやや厳しめな印象ではありますが(笑)
主人公の西野は裏社会の生活が長いこともあって、ナチュラルに変なことを口走り、表の世界である学生生活では空気の読めないキャラクターとなります。裏の世界では誰もが畏怖する存在ではあるのですが、学生生活では女の子にグーで殴られたり、クラスメイトから嫌われていたり、無実の罪を着せられたりと大変厳しい位置に立たされている学生です(笑)。
※裏社会の名声が一切轟かない学校生活は厳しいものに……
――そんな学生生活の厳しさの遠因でもあり、本作を語る上では欠かせな「フツメン」という要素。「フツメン」にこだわった着想はなんだったのでしょうか。
西野は、先に書籍化された田中よりも以前に執筆していた作品です。その当時からライトノベルの主人公は、「普通の高校生」や「平凡な容姿」といった表現が行われる一方、いざイラスト化されると、格好よくイケメンに描かれる作品が多いように感じていました。自分はそこに疑問を抱いておりまして、もしも本気でフツメンの主人公にしたら、物語はどのように転がっていくのだろうかと考えたことが、本作を書き始めたきっかけとなります。
――なるほど。確かにそういう一面はありますよね。そこを敢えて「フツメン」として貫くことで、見えてくるものがあるかもしれないと考えたわけですね。
そうですね。それと少し真面目なお話になるのですが、世の中の映画やドラマにはイケメンや美女があふれていますよね。これに対して海外では、イケメンや美女ばかりを起用することが人権的によろしくないのではないか、という流れがあるとかないとか噂に聞きました。その上で、これは想像のお話として聞いていただきたいのですが、ラノベやアニメのコアなお客さんのイケメン率は、他のメディアと比較して高いとは言えないと思うんです。想像なので実際にはわかりません。わかりませんが、そんな気がしておりまして。なので主人公が本当の「フツメン」であることによって、より強く感情移入してもらえる可能性があるのではないかと考えました。少なくとも自分自身はイケメンよりフツメンの方が感情移入できましたので(笑)。もちろん過去にはイケメンのキャラクターもたくさん書いておりますし、決して嫌いではありません。ただ、イケメンの主人公を書くのは少し飽きてしまったな、という思いが西野を書き始めた当時はありました。
――「フツメン」キャラクターの原点は様々な意図から誕生していたのですね。ちなみにイケメンにはどうして飽きてしまったのでしょうか(笑)
たとえばですが、ラブコメや恋愛モノを考えたとき、イケメンはヒロインを簡単に落とせる優位性を最初から持ってしまいます。物語的には難易度イージーですね。これがイケメンでなければ、物語は難易度ハードで始まると思うんです。そうするとことでヒロインが惚れていく過程に、様々な起伏を持たせることができます。それがイケメンにはない「フツメン」の大きな魅力だと考えています。イケメンからブサメンを書くようになり、ブサメンは少しコア過ぎることに気付いて、フツメンに辿り着きました(笑)。
――では、「フツメン」にこだわって生まれた西野をはじめ、本作に登場するキャラクターについて教えてください。
主人公の西野五郷は、裏社会では名の知れた異能力使いのエージェントです。ちょっと変わった過去を持っているフツメンの少年で、裏社会の人達とシニカルな交流を続けてきた期間が長く、コミュニケーションの在り方がどうしてもそちらに引っ張られております。裏社会と表社会のそれぞれで、周囲からの扱いがまったく違うタイプの主人公です。その何気ない言動一つによって、物語全体が右往左往するように作られておりますので、一挙手一投足に注目していただけたら嬉しいです。
※裏社会で畏怖されるフツメンの少年・西野五郷
ヒロインのローズ・レープマンは金髪ロリでヤンデレの少女です。西野と同様に裏社会で生きるエージェントでして、再生者的な異能力を持っています。裏社会で畏怖される西野に、多少の反感を抱かれようとも近づいていけるのは、この能力によるところが大きいです。おかげで思う存分に暴れさせられるキャラクターでもあって、第3巻では血を見る機会の多い人物でもあります。そのあたりも今後はさらに魅力にしていきたいです。
※金髪ロリヤンデレ少女のローズ・レープマン
最後に二人と並んで「委員長」を紹介させて下さい。西野と同じクラスに所属する生徒で、志水千佳子という名前の女の子です。教室ではクラス委員を務めており、可愛らしい外見も手伝って学内カーストではトップクラス。作中では女子グループを牽引する立場にある生徒です。そして彼女の行動原理は学内カースト一色でして、何事も学内カーストに即した判断を行う人物でもあります。そんな彼女が西野という、自身が信仰する秩序を乱す存在に出会い、学校生活から私生活に至るまで、あれやこれやと苦労していく姿は、きっと楽しんでいただけるものになっていると思います。
※クラスの委員長・志水千佳子
――個性的な登場人物が多い本作ですが、登場キャラクターが絞られていることも特徴的ですよね。端役かと思っていたキャラクターがレギュラー格だったり、物語としてもユニークかつコンパクトな人物相関になっていますよね。
まさにおっしゃる通りで、登場キャラクターは意図的に絞っています。キャラクターを増やせば増やすほど、一人あたりの会話の数が減ってしまうので、普段からできる限り数を絞って書くように心がけています。それと僕自身がもったいない主義なところがあって、登場させた以上は最後まで活躍して欲しいなと考えております。キャラクターを物語の本筋から退場させてしまうと、そのキャラクターに割いた会話や描写が、無駄になるとまでは思いませんが、価値を落としてしまいます。ですが継続して登場させれば、過去の会話や描写も生きて意味を持ってくるのではないかなと。物持ちをよくしたいというわけではないんですが、本作に関しては作品を書き始める前から絞っていこうと考えていました。
――キャラクターの数を絞ると愛着もより沸きやすくなると思いますが、ご自身でお気に入りのキャラクターやシーンがあれば教えてください。
お気に入りはやはり西野ですね。動かしやすさや話題の作りやすさまで、ここまで書きやすいキャラクターはいないんじゃないかってくらい自画自賛です(笑)。最新刊である第3巻では、飛行機のハイジャックをシニカルに解決するシーンがあるのですが、格好いいイラストも相まって気に入っています。それと同巻の口絵にもなっている、屋上の給水塔から颯爽と登場するシーンも大好きです。またのんき▼先生のイラストが最高でございます。
――ありがとうございます。またのんき▼先生のイラストについては、キャラクターデザインなど初めて見た時の印象はいかがでしたか。
本当に嬉しくて、ありがたいなと思ったのが一番でした。当初書籍化するにあたって、西野の顔をどうしようかという話は担当編集の方ともしていて、いろんな案があったんです。モザイクにするだとか、敢えてイラストには一切出さず、描かないようにしようだとか。そういった経緯の中で、またのんき▼先生がガチンコ勝負で西野のフツメンに挑んでくださいました。気付けば圧倒的な挿絵登場率ですし、読者の方にも受け入れていただけているようで本当に嬉しいです。カバーイラストを飾っているローズ・レープマンも妖艶に描いていただけて、毎回楽しみにしています。西野もそうでしたが、ローズもまたドンピシャなデザインを頂戴しまして、文章だけでは絶対に生まれなかった新しい価値が、この作品には生まれたと思っています。本当にありがとうございます。
※ローズが飾るジャケットには毎巻少しずつとある変化があるという……
――それではせっかくですので、業界でも屈指の金髪ロリ好きなぶんころり先生と、同じくまたのんき▼先生に金髪ロリについて語っていただこうと思います。またのんき▼先生には事前にお話を伺っているので、それを踏まえてお聞かせください。
Q.金髪ロリ好きとして、金髪ロリの魅力とは何かを教えてください。
またのんき▼先生のアンサー 気付いたら好きになっていた…というか、他の人に言われるまで自覚していなかったくらいです。それくらい「金髪ロリ」というものを好きになるのは自分の中で当然のことだったので、改めてその魅力を言語化するのは非常に難しいのですが、あえてひとつ言うならば、一瞬を切り取ったような儚く不可侵な雰囲気があることのように思います。ちなみに色素薄めの白に近いブロンドヘアが好きです。 |
またのんき▼先生の回答パワーが強すぎて、これ以上の答えが思い浮かばないです(笑)。
――ちなみにぶんころり先生は、またのんき▼先生が金髪ロリ好きだということはご存知だったんですか。
『アイドルマスター』の櫻井桃華嬢を激推しされているのは知っていたので、恐らくそうなんじゃないかなとは思っていました。担当編集の方にも過去にメールで、それらしいお話を伺ったことがありました。やはり、金髪ロリは最高ですね!
――ではあらためて、ぶんころり先生の考える金髪ロリの魅力を教えてください。
金髪ロリに執着し始めたきっかけは、先にお話した通り『魔法先生ネギま!』のエヴァ様です。そこからキャラクター性を追い求めるうちに、金髪ロリとはこういうものだろう、ロリータ=金髪じゃなきゃダメだろう、という考えが占めるようになりました。金髪とロリは切っても切り離せなくて、それはカレーライスを目の前に、カレーとライスのどちらがいいかを問われて困るのと一緒です。一緒になって初めて美味しくいただける、というのが金髪ロリの魅力だと思います(笑)。
※後日、またのんき▼先生が金髪ロリに目覚めるきっかけがエヴァンジェリンであったことも発覚する。
――カレーライスの例えがとてもわかりやすいですね(笑)。続いては本作の金髪ロリと言えばこの人、ローズ・レープマンについてお聞きしました。
Q.ローズ・レープマンの魅力を教えてください。
またのんき▼先生のアンサー 内面にとんでもないものを飼っているローズですが、キャラとして最低限の個性を出しつつ基本は正統派な金髪ロリとしてデザインしました。現時点で過去に謎が多い彼女ですので、それが明かされた時のための余白のようなものを残すという意図もあります。描いている自分としては、垂れたアホ気が感情を表したり、想い人について考えているときは眼にピンクが混じったりと漫画的表現が楽しいです。左の泣きぼくろはいつも忘れそうになります! |
僕の考える彼女の一番の魅力は、好きな人のために一途で、なんでもできてしまうところだと思っています。ただ、ヤンデレと称してはいるものの、本作に登場するキャラクターは全体的に濃いので、うまくヤンデレできているかどうかは不安が残ります。そこを他のキャラクターに負けず、最後まで戦っていけるロリとして、またのんき▼先生に力強く描いていただけているのが大変嬉しいです。気を遣ってくださっているところも、まさにおっしゃる通りでして、彼女がどう転がっていくのか僕自身もわかっていない部分が多々あるので、本当にありがたいです。
※内面にとんでもないものを飼っているローズの動きにも大きな注目が集まる
――ローズを見ていると一途の定義が揺らいでしまう気さえしますが(笑)。続いてはこんな質問です。
Q.金髪ロリを一言で表してください。
またのんき▼先生のアンサー 洋(幼)への憧憬 |
またのんき▼先生、詩人でございますね。先生のご回答が格好良すぎて、これ以上うまいこと言える自信がありません……。短い一言に強い想いが窺えます。それでも挙げさせていただくと「モチベーション」や「ライフワーク」といった言葉になるのだと思います。
――ちなみにロリとは言いつつ、作中では高校生としてローズは登場しています。ロリの定義や好みについて、容姿や年齢へのこだわりはあるんですか。
大変難しい質問ですね。ただ、ローズについては店舗特典のSSなどでも触れさせていただいているのですが、いわゆるロリババァ属性です。ロリ業界は非常に複雑な業界でして、ロリ業界とその分界であるロリババァ業界というものが存在しており、ロリババァ業界も非常に強い力を持っております。ロリババァ業界は年齢の上限にこだわりが乏しいのですが、ロリ業界では人それぞれ明確な基準があるので、たびたび衝突しているんですね。僕は始まりがエヴァ様ということもあり、ロリババァ業界に所属しているつもりです。なので、年齢の上限にこだわりはないですね。ですが、ロリではなくロリババァ的に考えますと、逆に年齢の下限という問題が……いえ、これ以上は止めておきましょう。
――なんとも業の深い世界です(笑)。では最後にまたのんき▼先生からぶんころり先生に聞いてみたいこととして「ロリには勝ちたいですか?負けたいですか?」という質問をいただいておりますが、いかがですか。
中途半端なご回答となってしまい申し訳ないのですが、ロリと接する状況や相手の属性、その日の健康状態によって、勝ちたい時があれば、負けたい時もあります。また、勝って負けてを繰り返したい、などと贅沢なことを考える場合もございます。
――深い(深すぎる)お話、ありがとうございました。それではあらためて、発売となる第3巻の見どころや注目してほしい点について教えてください。
第3巻のおおまかなストーリーは、同じクラスの仲良しグループ+αが卒業旅行と題して、海外に出かけるお話になります。第1巻や第2巻と比較しても、さらに西野の魅力が詰まった1冊になっております。またのんき▼先生のおかげで、文章だけでは表現しきれなかった西野のアクションや表情もたくさん詰まっているので、ぜひ注目していただけたらと思います。見どころとしては新キャラクターとして登場するガブリエラでしょうか。このキャラクターがローズと同じくらいパワーのあるキャラクターになっております。スプリットタンに四肢欠損の銀髪ロリータという強烈な特徴を持ち、西野と同じく超能力を使う強敵でもあります。MF文庫J様の中でも、本当に登場させて大丈夫だろうか、という実験的なヒロインになっているのでぜひご注目ください。
※第3巻より登場する新キャラクターのガブリエラ
――今後の目標や野望があれば教えてください。
一番の目標はできるだけ長い間、西野という作品を書き続けることです。そして世の中のライトノベルの選択肢として、イケメン以外の主人公の存在を訴えていけたらなと(笑)。
――最後にファンのみなさんへ一言お願いします。
まずは何より、書籍化以前から本作を読んでくださっていた方々に感謝を伝えたいです。みなさまのおかげで書籍化への道が生まれたと思っています。本当にありがとうございます。また、書籍化以降に本作に興味を持ってくださった方々や、実際に書籍を手に取ってくださった方々にも、心からお礼を申し上げたく思います。みなさまのおかげで無事に第3巻を出すことができました。その事実をとても嬉しく感じております。そして、本作をまだ読んだことがないという方には、より強い刺激であったり、これまでとは少し違ったものを読みたいと思った時に、ぜひお手に取っていただきたく存じます。きっと楽しんでもらえると思います。これからも何卒、西野をよろしくお願いいたします。
――本日はありがとうございました。
<了>
裏社会では最強の名を欲しいままにしている少年が、学生生活では苦しい思いをしているなんちゃってハードボイルドストーリーを綴るぶんころり先生にお話をうかがいました。第3巻では海外を舞台に、西野のしびれる活躍や、強烈な新キャラクターの登場と見どころも満載です。彼の幸せは果たしてどこに落ちているのか、『西野 ~学内カースト最下位にして異能世界最強の少年~』第3巻も必読です!
©ぶんころり/KADOKAWA MF文庫J刊 イラスト:またのんき▼
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