読書の目的は「娯楽(趣味)として」が81%で最多【読書環境に関するアンケート調査:丸善ジュンク堂書店調べ】

株式会社丸善ジュンク堂書店は、同店利用者を対象にした読書環境に関するアンケート調査結果を公表した。読書をする目的として「娯楽(趣味)として」という回答が最も多く81%、読書をする場所については91%以上が「自宅」と回答するなど各調査は大変興味深い結果となっている。なお、書店に足を運ぶ読書ユーザーを対象としたアンケートであるという点は念頭にしながら結果を見てもらいたい。

調査は全国の丸善、ジュンク堂書店の40店舗で実施。2019年6月15日(土)~6月23日(日)の期間、お客様アンケート(本を購入いただいた方のレシートにQRコードを記載し任意で回答)にて行われた。モニターの比率は【男性:1135/女性:919/回答なし:19】となっており、10代~70代以上を対象と幅広く行われている。


■あなたの読書をする目的はなんですか?(複数選択可)

最多回答は「娯楽(趣味)として」の81%、続いて「知識習得のため」で73%


■あなたの読書をする場所について教えてください?(複数選択可)

最多回答は「自宅」が91%以上、続いて「電車などの乗り物の中」が62%


■1か月あたりの読書冊数を教えてください(ジャンル不問、冊数で回答)

2つの結果を見ると1週間の読書時間と読書冊数は、ほぼ比例している


■積読になっている本がありますか?また、どのくらいの冊数ありますか?

「ある」と答えた人は79%となり、6冊以上積読がある人は66%、31冊以上積読がある人が23%いる


■積読になっている理由を教えてください(複数選択可)

理由について「他に優先して読む本が増えた」が最も多く、「本を読む時間がない」と続いたほか、積読にする前提で本を購入しているという回答も36%あった


調査に対する分析と見解【㈱丸善ジュンク堂書店 経営企画部部長  工藤淳也】

今回、“もっと本を読みたい”と思っている人のために書店として何ができるか考えたいと思い調査を実施しました。当初は、本を買ったけど、読まないまま積まれていく本「積読」がある人が多くいるのではないか、また、皆さん積読を解消したいのではと思っていました。しかし、実際に調査を進めていくと積読を解消したいと思う方はもちろんいらっしゃいますが、一方で読みたい時に読めるよう積読にすること前提で本を買われている方も多くいらっしゃることが分かりました。積読の冊数が31冊以上の方が23%いるということは、興味深い結果でした。

また、「本を読む時間を増やしたい」と回答した方が70%という結果に対して、物理的な時間を生み出すことは出来ませんが、“充実した読書生活のために欲しいもの”で回答の多かった「快適な環境(空間)」「誰にも邪魔されない時間」「自分に合ったおすすめの本の情報」がひとつの示唆になると考えます。本を読む目的においても、多くの方が「娯楽(趣味)として」「知識習得」と回答されており、この時間の体験価値を上げること、本をもっと読みたいと思う方のためにどうすれば読書時間の質を上げていくことができるか、当社として貢献できることを検討していきたいと思います。

今後は、本アンケート調査の結果も参考にしながら、本が好きな方のために書店としての新しい価値提供に取り組んでまいります。


⇒ アンケート結果の詳細はこちら

[関連サイト]

丸善ジュンク堂書店コーポレートサイト

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