【日刊試読タイム】『ワールドエンド・ハイランド 世界樹の街の支配人になって没落領地を復興させます。』(MF文庫J)

またインフルエンザが流行っているようですね……くわばらくわばら。

さて、今回はMF文庫Jが2017年4月25日に発売する『ワールドエンド・ハイランド 世界樹の街の支配人になって没落領地を復興させます。』。まずはジャケットとあらすじをチェックしてみましょう。

【あらすじ】

異世界に召喚された高校生・榊喜一は、召喚主の美少女・アイシャの願いにより没落寸前の領地を救うことに。だが倒すべき相手は魔物でも魔王でもなく…財政赤字!? 地図が埋まり、人工的なダンジョン《戯迷宮》へ挑む冒険だけが娯楽となった世界で領地の再建に挑むのだが――立地は最果て、人ナシ・金ナシ・目玉ナシ。更にアイシャが創る《戯迷宮》は難易度最悪で…「またやらかしたね! こんな殺人《戯迷宮》だから冒険者が来ないんだよ!」「そんなぁ! お願いですよぅ、もっと奥まで!」それでも、父の残したこの土地を守りたいと願うアイシャのため、喜一は現代知識を尽くしてダメダメ領地復興に挑む! 異世界テーマパーク創造録、開幕!

著者はつくも三太先生。イラストはハル犬先生。つくも三太先生はどうやら本作がデビュー作のようですね。本作は異世界に召喚された主人公が、没落寸前の領地をテーマパーク要素のある人工の迷宮で再興させるファンタジー作品のようですね。試し読みでは約10ページが公開されています。挿絵も1枚確認できるので、早速チェックチェック!

⇒ 試し読みはこちら

僕、領主補佐官やめる!!

主人公は異世界に召喚された高校生で、現在は領主補佐官として奔走している榊喜一。かつて閑古鳥が鳴いていたこの領地を立て直すことに尽力してきた喜一はしかし、意見書もとい冒険者からのクレームが絶えない日々に不満を爆発させるのです。ロクに徳も積まず生きてきた高校生が召喚されたのは没落寸前の領地であり、召喚主の願いによって領地の再建を手伝うことになるわけなのですが。

人工的なダンジョン≪戯迷宮(ランド)≫に挑むことが冒険者の娯楽となったこの世界。楽しめる≪戯迷宮≫を創ることこそが、人の往来を活発化し、領地の繁栄に結びつくわけですが、喜一の召喚主であるアイシャが創る≪戯迷宮≫は、とてもじゃないけど家族や子供が楽しめる類のものではないのです。殺意に満ち満ちた≪戯迷宮≫は「はずれ」として冒険者を血に塗れさせ、クレームが絶えない原因のひとつだったのです。

今日も今日とてアイシャの創った≪戯迷宮≫を覗く喜一は、バリエーションに富んだ殺意と対面することになります。もはや嫌な予感しかしない予感の通り、迫りくるのは鉛玉にナイフにギロチンetc。挙句、回転ノコギリを避けようとするギミックを作動させると領地の広告が表示されるだけ。結局、避けるに避けられず喜一の身体は無残にも真っ二つになってしまうのです。こんな≪戯迷宮≫ばかり体験していたら命がいくつあっても足りない……のですが、異世界に召喚された喜一は、不死の冒険者となっていたのです(何も解決はしていない)。

試し読みではアイシャの創った≪戯迷宮(ランド)≫によって、為す術なく喜一の身体が真っ二つになるプロローグまでが公開されています。アイシャが創るものはアレですが、非常に明るくマジメな女の子のようなので、死なない要素を使った残酷描写が挟まれても領地再建に奔走する二人の姿は笑いながら読むことができそうですね。

気になった方はぜひ試し読みをチェック! さらに物語の続きが気になった方は発売日に書店へGOです!

【日刊試読タイム】とは

試し読みが公開されている発売間近の作品を試し読みを通して紹介します。

©つくも三太/KADOKAWA メディアファクトリー刊 イラスト:ハル犬

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