【特集】『転生したらスライムだった件』伏瀬先生&みっつばー先生合同インタビュー! 第7巻&コミック第2巻同時発売記念特集第2弾

4月28日に『転生したらスライムだった件』の原作小説最新7巻とコミック第2巻が発売となり、同時発売を記念した大特集の第2弾特集第1弾はこちらから)を実施! 原作著者の伏瀬先生と原作イラストを担当するみっつばー先生への合同インタビューを敢行しました。コミックでは監修もされている伏瀬先生はもちろん、キャラクターデザインを担当したみっつばー先生の制作秘話など、お二人にはシリーズ累計60万部を突破した『転生したらスライムだった件』の魅力をたっぷりと語っていただきました。そして、残念ながら今回の特集インタビューに同席が叶わなかったコミカライズ担当の川上泰樹先生より欠席イラストも到着!? 特集第2弾でもビッグなプレゼント企画をご用意しておりますので、最後までぜひチェックしてくださいね!

プリント

伏瀬(インタビュー内は

GCノベルズより『転生したらスライムだった件』を7巻まで刊行中。

みっつばー(インタビュー内は

GCノベルズ刊『転生したらスライムだった件』のイラストを担当。

川上泰樹(今回は残念ながら欠席)

月刊少年シリウスにて『転生したらスライムだった件』コミカライズを連載中。

――本日はよろしくお願いします。最新第7巻とコミック第2巻の発売おめでとうございます。

ありがとうございます。

――コミカライズの川上先生もお呼びして御三方そろい踏みで、と思ったのですが、川上先生のスケジュールが合わず……。川上先生よりお詫びのイラストが到着しております。

謝罪イラスト

※わざわざお送りいただきありがとうございました(ラノオン編集部)

――ぜひ次回はそろい踏みでやりたいですね! それでは早速自己紹介を……と、伏瀬先生は前回の特集インタビューでいただいておりますので、初登場のみっつばー先生お願いします。

兵庫県姫路市出身のみっつばーです。『転生したらスライムだった件』をはじめ、イラストレーターとして活動させていただいています。過去には週刊誌の漫画の新人賞も受賞させていただき、漫画家として活動していた時期がありました。今はまた、あらためて漫画の連載などにも向けていろいろと活動しています。1年後あたりに、また漫画家を名乗れるようになれたらいいなと(笑)

――漫画のくだりは言ってしまっても大丈夫ですか?(笑)

いろいろな場所で言っているので大丈夫です。言い続けているもののまだ実現はしていないんですけど(笑)

――では1年後を楽しみにさせていただきます(笑) 最近何かハマっているものとかはありますか?

実は好きになったりハマったりしていることがここ最近はずっとなかったんですが、今は「書道」に興味を持ち始めています。

――書道とはまた渋いところに。何かきっかけがあったのでしょうか。

「キャレモジ」というアート的なジャンルがあるんですけど、今後イラストと作品として融合させることができるんじゃないかと思っていて、この機会に趣味にしていければいいなと。練習はまだしていないんですが、今はどんな筆にしようか悩んでいる最中です。色々ととこれからではあるんですが、好きになるであろう予感はひしひしとしています(笑)

――続いて苦手なものは何かありますか?

普通で申し訳ないんですけど虫が苦手ですね、描くのはどっちかと言うと好きなんですけど(笑)

僕もゴキブリや蜘蛛なんかはダメですからね。カブトムシだったら大丈夫ですけど(笑)

そうですね。自分もお腹が柔らかくない虫なら平気なんですけどそれ以外はちょっと(笑)

――虫が苦手な方は多いですからね。さて、それではあらためて『転生したらスライムだった件』第7巻について、伏瀬先生教えてください。

単行本のあときがでも触れているんですけど、WEB版と書籍版とでは内容が少しずつズレてきていて、今回はリムルたちの戦う理由が違ってきています。その理由づけの観点からも、完全に別のストーリーに近い改変が行われていますね。そして第7巻の大きな特徴としては、敵方である神聖法皇国ルベリオスの聖騎士団長ヒナタ・サカグチをほぼ主役として書いています。

――ヒナタは敵方の重要な役どころですよね。WEB版ではあまりフォーカスは当てられなかったということでしょうか。

フォーカスという観点よりも、WEB版ではそもそもヒナタが何を考えているのか非常にわかりづらいキャラクターだったことがあります。なので、どれだけ頑張ってもヒナタは人気の出ないキャラクターで、そのあたりは自分でも自覚というか納得をしてしまうほどではあったんですけども(笑) なので第7巻を執筆するにあたって、それではダメだと思い色々と手を加えた形になりました。また、WEB版では掲載していた文章でも、書籍のテイストに不要なシーンはカットしている部分もあったりしますね。

――第7巻ではWEB版で注目を集めきれなかったヒナタの魅力が描かれているわけですね。

魅力的に読者に伝わってくれれば成功ですね(笑) 何を考えているのかわからなかった点について、ヒナタの視点で物語が進行していくので、わかりやすくなっていると思います。

――口絵のヒナタをはじめとした神聖法皇国ルベリオス十大聖人そろい踏みのイラストも必見ですよね。

第7巻のイラストでは一番力の入ったイラストとして仕上げました。もともと僕の得意なイラストがライトノベルでよく見られるようなイラストとは方向性に差があるように感じていて、いつも編集さんに不満を言ったりしているのですが、常に自分の得意な方面になるよう誘導していただいています(笑) 今回も10人登場の指定は編集者さんからあり、構図については可能な限り自分の得意な方向性になるよう誘導をしてもらいながら詰めました(笑)

すごく良いイラストですよね。実はそのイラストでヒナタは正面を向いているんですけど、一番初めのラフは斜め横を向いていて。個人的には斜め横を向いたヒナタの方がさらに映えていて好きでした。

原作小説担当編集:今それいいます!?(笑)

そういうイラストもありましたね。

ヒナタが斜め横を向いていたラフイラストの時は、左端に寄って引率に近い構図だったんですよね。構図そのものは今の方が良いんですけど、横を向いているヒナタは個人的に本当に良かったんですよ(笑)

――ここまで伏瀬先生が大絶賛していると、読者も気になって眠れませんよ。お蔵入りとなってしまったラフイラストを特集記事で公開しちゃいましょう!

スラ7口絵1

※伏瀬先生大絶賛のお蔵入りラフイラスト「ヒナタ」は左端。書籍収録イラストと見比べてみてもらいたい。

修正するには無理なタイミングだったので、大きくは言えなかったんですよね。ただ、横を向いたヒナタのイラストは本当に良かった!(3回目)

原作小説担当編集:ここまで伏瀬先生が熱く思っていたなんて初めて聞きましたよ(笑)

僕も今初めて聞きました(笑)

言ったら間違いなく進行に支障をきたしてしまうのはわかっていたんで(笑)

一同:(笑)

――では続いて同時発売となるコミック第2巻は原作小説のどのあたりまで描かれているのでしょうか。

おおよそ原作小説第1巻の終わりまで描かれています。ただ、コミックは原作小説と内容が少し変わっている部分もあるので、まったく同じというわけではないのですが。詳しくはぜひコミック第2巻を読んでいただければと。

――原作との相違点は気になりますね。コミック第2巻の見どころはどんなシーンでしょうか。

原作との違いはもちろんですが、やっぱりスライムのリムルが人型になれるようになるので、そこが一番の見どころだと思います。スライムでずっと行ってほしいと思っている読者もいるとは思いますが(笑)

コミック担当編集:川上先生が不在なので補足すると、第2巻では第1巻から続いている裁判のシーンにぜひ注目してもらいたいです。雑誌版から1ページまるまる描きなおして少し演出を変える等、非常に力を入れています。また、リムルとシズさんの関係性は、原作小説より深く描いたつもりなので注目してもらいたいですね。

シリーズを通して一番性格がよくてヒロインっぽいキャラクターがシズさんですから注目ですね。他の登場する女性キャラクターは癖が強すぎてもう(笑)

――癖の強いキャラクターが多いというのも作品の魅力ですよ(笑) コミカライズについてみっつばー先生からもぜひ一言。

僕自身はキャラクターデザインを担当していて、当たり前ですけど止まった立ち絵なんですよね。そのキャラクター達が挿絵での動き以上にコマを割って動いている。挿絵とコマ割りによる動きは全然違うので、動いている感じがとにかく新鮮です。第2巻も楽しみです。

――ありがとうございます。さて、ここからはみっつばー先生に色々とお聞きしたいと思います。まずは『転生したらスライムだった件』のイラストを担当するにあたって作品を読んだ時の感想を教えてください。

僕自身ライトノベルに限らず活字に全然触れてこなかったので、最初に原稿を見た時にはその分厚さに、多いなぁと思わず一歩身を引いた覚えがあります(笑) ただ、すらっと読み切れたことがとても印象に残ってます。お仕事という点はもちろんありましたけど、いち読者として集中して楽しんで読めましたね。

――イラストを描くにあたって気を遣っていたり注意したりしている点はありますか。

気は遣いすぎてよく怒られます(笑) 僕のファンタジー感には「ドラゴンクエスト」がすごく染みついていて、伏瀬先生の描く世界観とズレちゃうことが多いんです。装備などは顕著で、ドラクエは皮の服でもラスボスに行けちゃうような世界観じゃないですか。なので、僕が描いて提出するイラストだと、あまりにも軽装すぎるからもうちょっと装備を固めてくれと言われます。これがなかなか直らない(笑)

――確かにファンタジーと言っても皆が同じ世界観や背景を想像するわけじゃないですからね(笑)

なので、キャラクターが身に着けている装備品などは本当に気を遣って描いています。全体的なファンタジー感については、どうしても自分のイメージが色濃く出てしまいますね(笑)

これはみっつばー先生にも負担をかけている点のひとつとだと思っていて、自分のイメージする装備品は、ファンタジー系のMMORPGなどに出てくるコテコテの格好良くて見栄えのいい鎧だったりするんですよ。これどうやって肩回り動かしているんだ的なアレ(笑) ヒナタのモノクルについても想像を交えながら描きおこす必要があったりと。なのでイラストに描きおこすにしても難しいだろうなといつも思ってます。

――続いて、みっつばー先生のお気に入りのキャラクターについても教えてください。

僕はもうスライム形態のリムルが一番好きですね。性格も造形も(笑) 自分のデザインした思い入れ込みだとは思うんですけど『転生したらスライムだった件』のキャラクターデザインで一番時間のかかったキャラクターがスライムのリムルでしたから。

――そうなんですか!?(一同から驚きの声)

そうなんですよ(笑) とにかくめちゃくちゃパターン作りましたね。鳥山明先生のスライムがどうしてこんなに浸透し続けているんだろうってずっと見続けて、造形として3ポイント目を惹くところを創ることができればと試行錯誤をしました。丸い形の中で3つ目を引くところをたくさん描いて、細い目にようやく最後に辿り着いた感じです。より記号的になって、誰でもシラフの状態でラフを描けるキャラクター。そういった造形が一番いいのかなと考えながら描きました。

――前回のインタビューでコミカライズ担当の川上先生も、リムルは3秒で描けるって言っていました。

こんなに描きやすい主人公は今までにいないって言ってましたね。自分も描いていただいたデザインを見た時は「これはいい」と思いました。

ありがとうございます(笑)

そもそも目も口も何もない中で、キャラ付は難しいですからね。

そのあたりは僕が少し無理を言って、文章の描写には目がなかったんですけど、どうしても目を付けた方がいいと担当編集さんにお話をさせてもらったんですよ(笑)

ですね。そういったお話をいただいて割と軽く「いいんじゃないですか」と返事をした記憶があります。

――みっつばー先生の悩みに対して伏瀬先生の反応が想像以上に軽い(笑)

目があるんですけど、って言われても「皺ですよそれ」みたいな。

めちゃくちゃ悩んだんですけどね。目を入れていいかどうか(笑)

草を食べるシーンもあるけど口がなくて、自分でも想像するのが難しいところもありましたから(笑)

――リムルのデザインについてはみっつばー先生の影響がとても大きかったんですね。

そうかもしれませんね(笑)

そうですね、良いと思います!

――原作小説は第7巻まできましたが、これまで描いてきた中でもっとも印象深いシーンがあれば教えてください。

第1巻の最初の挿絵のシーンです。伏瀬先生も先ほど仰れていましたけど、スライムのリムルが葉っぱを食べているシーンですね。挿絵という形態にどう自分のイラストを落とし込もうかだとか、すごく悩んだので苦労も込みで思い出深いシーンになっています。気合も相当入れていたと思います。もちろん第7巻も気合を入れて描いていますので、ぜひ見ていただければと思います。

1巻挿絵

※みっつばー先生がもっとも印象に残っている挿絵

――それでは最後に最新刊を楽しみにされているファンのみなさんに向けて一言ずつお願いします。

書籍版はいろいろとWEB版と乖離してきていますので、今WEB版を読んでない人はそのまま書籍を追いかけることがネタバレなく楽しんでもらえるのかなと思います。もちろん興味がある方は調べていただくことで、WEB版と書籍版の違いを楽しんでもらえるのではないかと思います。第7巻とコミック第2巻をぜひよろしくお願いします。

イラストの観点からになりますが、カラーの口絵は第7巻のストーリーを象徴するイラストに仕上げていますので、このキャラクター達が活躍するストーリーだとしっかりと見てもらえればと思います。そうすると、物語をさらに楽しんでもらえるんじゃないかと思います。

――本日はありがとうございました。次回はぜひ川上先生も交えてインタビューやりましょう!

そうですね! ありがとうございました。

<了>

お忙しい中、伏瀬先生とみっつばー先生の両名にお話をおうかがいしました。『転生したらスライムだった件』原作小説最新7巻、コミック第2巻が4月28日発売。シリーズ累計60万部を突破するリムルたちの物語からは目が離せません。

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『転生したらスライムだった件』原作小説&コミック最新刊同時発売記念特集プレゼント企画!

伏瀬先生とみっつばー先生お二人のサインが入ったサイン色紙を3名の方にプレゼントいたします。

プレゼント色紙

応募方法はとても簡単。応募対象期間となる2016年4月28日(木)~5月1日(日)の期間中にTwitterで本特集記事をツイート、またはリツイートするだけ。応募者の中から抽選で3名様に「ラノベニュースオンラインのツイッターアカウント(@lnnews)」よりDMにてご連絡させていただきます。応募を希望される方は、ラノベニュースオンラインのツイッターアカウントのフォローをお願いします。

※当選者の方へはプレゼント郵送先の住所や氏名等の情報をお伺いいたします。

※プレゼントの発送はGCノベルズ編集部様より実施するため、頂戴した情報はGCノベルズ編集部様へ共有させていただきます。

※当選発表は当選連絡のDMにて代えさせて頂きます。

リムルたちの快進撃が続く『転生したらスライムだった件』は原作小説もコミックも見逃せません!

©伏瀬/マイクロマガジン社 イラスト:みっつばー

©伏瀬・川上泰樹みっつばー/講談社

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[関連サイト]

『転生したらスライムだった件』特設サイト

GCノベルズ公式サイト

月刊少年シリウス公式サイト

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