【日刊試読タイム】『私たち殺し屋です、本当です、嘘じゃありません、信じてください。』(ダッシュエックス文庫)

湿度と雨と日差しのコラボレーションがつらいです。

さて、今回はダッシュエックス文庫が2016年8月25日に発売する『私たち殺し屋です、本当です、嘘じゃありません、信じてください。』。前回に引き続き長めのタイトルですね。まずはジャケットとあらすじをチェックしてみましょう。

私たち殺し屋です、本当です、嘘じゃありません、信じてください。

【あらすじ】

捕まっちゃう系女子が好きな人集まれ!

残念カワイイ殺し屋少女たちの危険なのにどこかゆる~い旅物語!

殺し屋少女・ヴィクトリアとシャルロッテは今日も無人鉄道で世界を巡る。可愛い容姿に似合わない重い拳銃を携えて……。二人は行く先々で殺しの仕事を請け負うが、なぜか、ここぞという所でポンコツぶりを発揮し、敵(変態紳士)に捕まるヴィクトリア。殺し屋を名乗って敵を脅すも、その可愛さじゃ信じてもらえず絶対絶命! でも、ピンチの時はシャル ロッテが助けに来てくれると信じてる……! なぜか毎回、変態紳士に捕まったりするけれど、私たちはプロの殺し屋ですから、とっても元気です! 残念カワイイ二人の危険なのにどこかゆる~い旅物語が発車します!

著者は兎月竜之介先生。イラストはハル犬先生。兎月先生は第9回スーパーダッシュ小説新人賞にて「大賞」を受賞、『ニーナとうさぎと魔法の戦車』でデビューされています。本作は2人の女の子によるポンコツ系の作品のようですね。試し読みではチャプター1にあたる55ページが公開されています。挿絵も1枚確認できるので、早速チェックチェック!

⇒ 試し読みはこちら

お金に窮する少女二人は怪しいお仕事頑張ります!

主な登場人物としてはヴィクトリアとシャルロッテの二人の美少女。女学生に扮することができる少女です。扮することができなければ少女ではない……きっと。二人は暗殺を稼業としているものの、暗殺が必要とされている街に行くための旅費すらなく、そんな二人の旅路をゆる~く残念に描く物語のようですね。最初ヴィクトリアはしっかり者なんじゃ、なんて思いましたけどそんなことはありませんでした。

そんな二人は「看板娘の手作りハンバーグ」が有名な街へと立ち寄り、旅費を稼ぐために食品工場の流れ作業でお仕事をすることに。なんてこった暗殺稼業がかすりもしねえ! そんなお仕事も三食寝床付きで高給という、あからさまに怪しい匂いを漂わせ……。その実情は「看板娘の手作りハンバーグ」を工員の手作りで大量生産するカオスなお仕事だった。

本作はどうやら短編の連作に近い形式で物語が進行するようです。ハンバーグの街はひとつめの街ということですね。しかしこの食品工場、涙や汗の混入がOKだったり、工員の脱走者が出たりと怪しさに拍車がかかってきます。そしてついに変態紳士の魔の手が近づき……ヴィクトリア、全裸で捕まる! 全裸で! 食品工場で作られていた裏メニューの真実、暗殺という言葉とようやく比肩するエグい真実が明るみに。某ゲームを思い出してしまった!

あらすじ通り、変態紳士たちに捕まる美少女。暗殺稼業の割に、あっさり捕まってしまうところがポンコツの所以なのでしょうけどもこれでいいのか殺し屋諸君。試し読みでは絶体絶命の危機に瀕しながらも、ひとつの事件(チャプター1)を解決するところまでが公開されています。本作にはチャプターが6つ収録されているので、ゆる~くポンコツ具合を露呈させながら、残念に続いていくに違いありません。

気になった方はぜひ試し読みをチェック! さらに物語の続きが気になった方は発売日に書店へGOです!

【日刊試読タイム】とは

試し読みが公開されている発売間近の作品を試し読みを通して紹介します。

©兎月竜之介/集英社 イラスト:ハル犬

kiji_line

[関連サイト]

『私たち殺し屋です、本当です、嘘じゃありません、信じてください。』スペシャルサイト

ダッシュエックス文庫公式サイト

kiji_line

ランキング

ラノベユーザーレビュー

お知らせ