【レポート】過去最高潮の熱気に包まれた第3回「#ラノベの仕事したい」持ち込みオフライン交流会の様子をお届け

2017年3月4日(土)に東京・秋葉原で開催された第3回「#ラノベの仕事したい」持ち込みオフライン交流会の模様をお届けする。2016年4月に開催された第1回から、早いものでもうすぐ1年が経過しようとしている。参加者はもちろんイベントの様相も少しずつ変化してきている。第3回開催では、これまで交流会のみの1部制から、セミナー&交流会の2部制へと変更して開催。第1部のセミナーでは70名以上の参加者が、第2部の交流会では100名を超える参加者が集まり、大きな賑わいを見せることになった。「興味はあったけど今回は様子見で……」「前回は参加したんだけど今回の様子はどうだったのだろう……」など、イベントに興味を持たれていた方は次回開催に向けてぜひチェックしてもらいたい。本レポートでは気になる会場の雰囲気をお伝えする。

●第3回イベントではセミナー&交流会の2部制で開催

第3回イベントで過去2回の開催と大きく異なる点としては、交流会を中心としたイベントをセミナーと交流会の2部制に変えて開催したことだろう。第1回開催から本イベントの取材をしていたラノベニュースオンラインも、第3回開催では企画協賛として参画しており、第1部のセミナーを中心に企画させていただいた。第1部のセミナーではMCとしてラノベニュースオンライン編集長も登壇。講談社ラノベ文庫の編集者・難波江氏を招いて、ライトノベルの仕事をする上で知っておくべきことを、長らくライトノベルに携わってきた同氏が、現在と過去との比較なども交えて解説した。セミナーではとても身になる話から、ちょっとした爆弾発言まで飛び出すなど、会場を大いに沸かせた。詳細な内容は、あくまでセミナー限定として行われていたため割愛するのだが、70名以上の作家志望者ならびにイラストレーター志望者の多くが、笑いと感心をもって耳を傾けていたように感じた。実際にライトノベルの仕事をしなければ知ることのできないことや、既にライトノベルの仕事に携わっていても知らなかったことなど、多くの参加者から意義のあるセミナーだったという声が聞こえてきたことは、とても喜ばしいことだった。

●交流会の参加者は100名以上、5社を超える出版社が参加

さて、お待ちかねの第2部の交流会では、過去最高の参加者数を記録することになった。主催サイドに確認した参加者の割合は、作家・ライターが39%、絵師・漫画家が34%、出版・編集者が17%、その他が10%となっており、イラストレーターと出版関係者が、前回開催よりも大きく上ブレに変動した。クリエイター陣の参加率は開催ごとに増加傾向にあり、第3回ではついに7割を超えている。また、今回は現役のライトノベル作家の姿が多く見受けられただけでなく、ライトノベル界隈で実績を残しているイラストレーターの姿も多く見受けられたのも印象的だった。今回の開催では、参加者募集の時点で参加出版社の多くが公表されていたこともあり、クリエイター陣の期待を大きく底上げする結果に繋がったことは間違いない。過去の経験から、参加出版社の数が少なくなってしまうと、どうしても緩みがちとなってしまう会場の空気は、開始時点からとても引き締められることとなった。

●会場は熱気が凄まじすぎる異様な雰囲気に

そして第3回開催の大きな特徴は、参加者の異様な程の熱気にあったと筆者は断言できる。仕事をゲットするという参加者の意気込みが直に伝わってくる程で筆者自身、会場の空気に呑まれていたような気もする。参加した出版社の数が多かったこともあり、参加者が程よく分散するのではないかと想定して見ていたのだが、イベント開始から終了までの間、各出版関係者の下に連なる列は一切途切れることはなかった。イベントの終盤には何名かの作家志望の方やイラストレーター志望の方から「滅多にない機会なのですべての出版社に自分の作品を見てもらいたかった、知ってもらいたかった」という思いの内を聴くことができた。恐らくこれは一人、二人が抱いていた感情ではなく、参加されていた多くの方が同じ気持ちだったことは間違いない。第1回、第2回開催で見られたイベント終盤の参加者同士の雑談タイムもほとんど存在せず、終始ライトノベルの仕事を得るために参加者たちは奔走していた。

●出版関係者からも有意義だったとの声

参加者からはこの機会を活かしたいという声が多く聞こえた一方、出版関係者からも非常に有意義だったとの声をもらっている。どの出版社も共通して口にされていたのは、多くの熱量を直に感じることができた貴重な機会だったということだ。会場の雰囲気もさることながら、決して長くはない時間を参加者の方々と個別にやり取りをするにあたり、難しさを感じつつも対面する一人一人に次々と熱意をぶつけられるという経験は、これまでにほとんど経験したことがなかったとの声もあった。初めてイベントに参加した出版社も多く、試行錯誤もあり、収穫もあり、多くの刺激を受けたイベントとなったようだ。

●第4回は今夏開催予定

今回は2部制で実施したこともあり、交流会に設けられた時間は前回の4時間から3時間へとさらに短縮されていた。出版関係者の列が一向に途絶えなかったのは、より限られた時間内で多くの参加者たちが積極的に動き続けていたからだろう。「出版関係者の参加割合によって、様々な色合いを見せてくれそうなイベントである」。そう前回のレポート記事で記述をした通り、第2回とは打って変わって「持ち込みオフライン交流会」の名を時間いっぱいに体現し続けるイベントとなった。一方で、参加者間の交流を意図されて来場されていた方にとっては、他の参加者に声を掛けづらい雰囲気だったという声もあり、今後の課題も残されている。第4回も今夏開催予定として発表されており、今回参加を見送った方やイベントレポートを通して参加してみたいと感じた方は、ぜひ注目してもらいたい。前回も記述しているのだが、小説の執筆や絵の制作はどうしても孤独になりがちだ。誰しもが他者から刺激を受けられる環境にあるわけではないので、ぜひともこういった機会を活用してもらいたい。第3回も大盛況で幕を閉じた本イベントの次回開催も楽しみにしたい。

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