電撃文庫刊『86―エイティシックス―』が単巻で10万部を突破 「あのラスト」に至る物語を綴る第2巻も7月7日発売へ

電撃文庫刊『86―エイティシックス―』が発売より約4ヶ月で単巻10万部を突破した。本作は第23回電撃小説大賞「大賞」受賞作として発売の後、瞬く間に重版。その後も都度重版を繰り返し、単巻で10万部という大台に到達した。物語は無人機による帝国からの侵略を、同じく無人戦闘機で退ける共和国を舞台に描かれる。しかし、共和国の謳う無人機とはあくまで表向きであり、実際は“有人の無人機”としてエイティシックスの烙印を押された少年少女が、日々戦場で犠牲となっていた。そして最前線の部隊「スピアヘッド」、その隊長を務めるシンと、戦場の遙か後方から彼ら彼女らの指揮管制官(ハンドラー)となった少女、レーナの戦いと別れを描いた物語となっている。ラノベニュースオンラインアワード2017年2月刊の投票結果でも「総合部門」「新作総合部門」「新作部門」の3部門で選出されるなど、多くの読者を虜にした。

【第1巻あらすじ】

サンマグノリア共和国。そこは日々、隣国である「帝国」の無人兵器《レギオン》による侵略を受けていた。しかしその攻撃に対して、共和国側も同型兵器の開発に成功し、辛うじて犠牲を出すことなく、その脅威を退けていたのだった。そう――表向きは。本当は誰も死んでいないわけではなかった。共和国全85区画の外。《存在しない“第86区”》。そこでは「エイティシックス」の烙印を押された少年少女たちが日夜《有人の無人機として》戦い続けていた――。死地へ向かう若者たちを率いる少年・シンと、遥か後方から、特殊通信で彼らの指揮を執る“指揮管制官(ハンドラー)”となった少女・レーナ。二人の激しくも悲しい戦いと、別れの物語が始まる――!

そして『86―エイティシックス―』の続巻もいよいよ発売が迫っている。待望の第2巻では、第1巻で迎えた「奇跡のラストシーン」に至るまでの空白の2年間を描く。レーナが“鮮血の女王(ブラッディレジーナ)”と呼ばれるに至った、その裏側で起きていたもうひとつの物語。なお、第2巻は上巻となることが明らかとなっており、上下巻の2巻構成、あるいは上中下巻の3巻構成になるものと考えられる。続報を楽しみに待ちながら、本作をまだ読んでない読者は、この機会にぜひ手に取ってもらいたい。『86―エイティシックス―』第2巻は、電撃文庫より2017年7月7日発売。

©安里アサト/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊 イラスト:しらび

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