【日刊試読タイム】『ようこそ自由で平和な魔王の城へ! 人は、クズになれる』(講談社ラノベ文庫)

本の山、崩落する。なお、メイン山脈ではなかった模様。

さて、今回は講談社ラノベ文庫が2017年6月30日に発売する『ようこそ自由で平和な魔王の城へ! 人は、クズになれる』。まずはジャケットとあらすじをチェックしてみましょう。

【あらすじ】

「人間だろうと、魔王だろうと、女の口説き方は一緒だな!!」志堂聖人は修羅場生産工場とも呼ぶべき希代のクズ男である。異世界に転生した彼は、魔王のおっぱいに釣られて人類を裏切り、魔王城で悠々自適に暮らすことに。史上最凶のお花畑系魔王・ティアマト。社畜堕天使・田中。アヘアヘ回復悪魔神官・プラチナ。悩める無職巨人・ツニート。こんな布陣で人類滅亡計画など進むはずもなく、彼らは今日も平和な日常を繰り広げる――。しかしそこへ、聖人の前世の恋人(自称)であるヤンデレ勇者が現れる。彼女は「一途に想い続ける限り圧倒的に成長できる」チートスキルを得ており……?史上最低の新感覚異世界日常コメディ、始まります。

著者は三河ごーすと先生。イラストは睦茸先生。三河ごーすと先生についてはこちらの日刊試読タイムの記事で紹介しているので参考までに。本作は稀代の女たらしでクズの主人公が、魔王軍にうまく取り入って始まる異世界日常コメディのようですね。試し読みでは約75ページが公開されています。口絵が3枚確認できるほか、挿絵も3枚確認できるので、早速チェックチェック!

⇒ 試し読みはこちら

ティアマトを全力で口説き落とす!

主人公は稀代の女たらしで、死後に地獄へと堕とされた志堂聖人。大型車に婚約者(自称)と共に轢かれ、死んでしまうのです。なぜ自分は地獄行きになったのか。まるで理解できない聖人に突き付けられたのは、婚約者(自称)という存在がありながら、50人もの恋人と関係を持った色欲の罪として、その罪が赦されるまで、死ぬことも許されず罰を受け続けること。その審判は股間キック6000万回の刑。逃げることなど叶わず、100秒ごとに蹴り飛ばされる股間。聖人は、ただただ苦悶に呻いていたのです。

股間キックを200回ほど受けた頃、地獄の一角で剣を突き立てられた異世界の魔王ティアマトと遭遇します。彼女は死ぬことが許されない地獄において、6000兆回心臓を貫かれる罰を受けていたのです。美女であれば声をかけずにはいられない、往来のクズさを発揮してティアマトへと近づく聖人。しかしティアマトは刑期満了を迎え、再び魂が地上へと呼び戻される瞬間だったのです。聖人にちょっとした希望をちらつかせ、再び絶望に突き落とす。そんな筋書から生まれただけの邂逅。しかし聖人は女体にしっかりと抱きつき、一緒に連れていってもらうワンチャンに賭けて……

かくして賭けに勝った聖人はティアマトと共に異世界へ呼び戻されることになるのですが、そのまま地下牢にぶち込まれてしまいます。一方で魔王軍も混乱の渦中にあったのです。かつて史上最悪の暴君とまで呼ばれた魔王が地獄から舞い戻った。なのに「ラブ&ピース」を謳うようになってしまったのです。聖人から見てチョロい存在となってしまった魔王でしたが、とある条件下においてその本性を曝け出すことがわかり、聖人はそこに付け入る隙があると考え、人類滅亡の寄与に繋がるハッタリをかますことになるのです。

試し読みでは、一瞬だけ魔王ティアマトが本来の姿に戻った原因が聖人にあると堕天使・田中が勘違いするところまでが公開されています。ティアマトを本当の姿に戻したい魔王軍。ティアマトを落としたい聖人。一世一代のハッタリをかまして、独房生活から抜け出した聖人と、魔王軍の物語に注目ですね。

気になった方はぜひ試し読みをチェック! さらに物語の続きが気になった方は発売日に書店へGOです!

【日刊試読タイム】とは

試し読みが公開されている発売間近の作品を試し読みを通して紹介します。

©三河ごーすと/講談社 イラスト:睦茸

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