【日刊試読タイム】『ドルグオン・サーガ』(HJ文庫)

これから発売される作品がより楽しみになる日刊試読タイムは早くも第10回です!

さて、今回はHJ文庫が2016年9月1日に発売する『ドルグオン・サーガ』。まずはジャケットとあらすじをチェックしてみましょう。

ドルグオン・サーガ

【あらすじ】

異世界に召喚されて早一年。永森タカトは、自らを救った少女・シャリエと共に異界の地で新たな生活を手に入れていた。だが、その平穏は鉄の轟音によって崩れ去る。虫を象った巨大な鎧が街を襲ったのだ。必死に逃げるタカトとシャリエ。だが、洞窟に追い込まれ絶体絶命の危機を迎えた時、“恩人を守りたい”というタカトの願いに共鳴し、町の鎮守たる御神体が輝きを放つ。「竜神様……俺に乗れと、力を貸してくれると言うんですか」戦火の中、少年の思いに応え、巨大な蒼竜が立ち上がる――。

著者はにゃお先生。イラストはペロッチ先生とろぼみすちゃ先生。にゃお先生は第9回HJ文庫大賞の「銀賞」を本作で受賞しているほか、第20回スニーカー大賞の「特別賞」も『じっと見つめる君は堕天使』で受賞されています。そして、それぞれのテイストが大きく異なっていることも特徴かもしれません。本作は異世界モノであり、ロボットモノの作品のようですね。試し読みでは約45ページが公開されています(試読全体の9ページから55ページ)。挿絵も2枚確認できるので、早速チェックチェック!

⇒ 試し読みはこちら

自分を救ってくれた大切な人々のために生きる。

非常に物語に入りやすいがっちりとした掴みが特徴の作品です。主人公は1年前に突然異世界へと足を踏み入れた少年・永森タカト。自分のいた世界とはまったく異なる世界へ放り込まれたタカトは、大きな不安と漠然とした恐怖によって精神的に追い詰められてしまいます。この感覚がとても16歳の少年らしく、それから1年後の少年の考え方に大きな影響を及ぼすことになるわけです。

タカトが異世界で初めて出会った少女シャリエ、そして農場を営むシャリエの両親は素性のわからないタカトを、優しく支え続けてくれました。現実を受け入れられるようになるまで二ヶ月。タカトはこれまで報いることができなかったシャリエたちの優しさに、その恩に報いるため、この世界で生きていくことを強く決意します。それから1年が経ち、精神的にも少し余裕の出てきたタカトは、神々が錬金術を駆使して生み出した鎧機(アマンズト)に強く惹かれていきます。

タカトは鎧機(アマンズト)の操縦技術に類稀な才覚を発揮するものの、王都に行くことや操縦者になることには大して興味を示しません。なぜなら、シャリエたち家族に少しでも恩を返すことを強く強く思い続けていたからです。穏やかな日常がこれからもずっと続くと思っていた矢先、正体不明の虫鎧機(イセク・アマンズト)が街に襲来することで、物語が大きく動き始めることになるわけです。

試し読みでは、正体不明の虫鎧機(イセク・アマンズト)に結果として追い詰められることになったタカトが、街の守り神として祀られていた竜神岩より出現した竜鎧機(ドラグ・アマンズト)を駆るところまでが公開されています。少年の想いの強さと、様々な鎧機(アマンズト)など、非常に見どころも多く熱い物語になりそうですね!

気になった方はぜひ試し読みをチェック! さらに物語の続きが気になった方は発売日に書店へGOです!

【日刊試読タイム】とは

試し読みが公開されている発売間近の作品を試し読みを通して紹介します。

©にゃお/ホビージャパン イラスト:ペロッチろぼみすちゃ

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[関連サイト]

『ドルグオン・サーガ』特設ページ

HJ文庫公式サイト

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