【日刊試読タイム】『ギャルスレイヤーだけどギャルしかいない世界に来たからギャルサーの王子になることにした』(HJ文庫)

なんだか花粉が飛び始めているような気がしてなりません。

さて、今回はHJ文庫が2017年3月1日に発売する『ギャルスレイヤーだけどギャルしかいない世界に来たからギャルサーの王子になることにした』。まずはジャケットとあらすじをチェックしてみましょう。

【あらすじ】

伝説的カリスマギャルを姉に持つ奈々倉瑠衣。姉への複雑な思いはいつしか怒りに変わり、漆黒の『ギャルスレイヤー』として渋谷・原宿に降臨するようになる。ある日、願いが通じたのか突然渋谷・原宿が滅亡した・・・・・・。1台のプリクラ機を残して。ギャルの聖地化した『神のプリクラ』を破壊すべく三号玉の花火を持ち、原宿に立つギャルスレイヤー。しかし誤って自分に発射してしまい瑠衣は命を落としてしまう。その後転生をした瑠衣が目覚めたのはギャルしかいない異世界「サヴァンギャルド」だった。

著者は白乃友先生。イラストはnecömi先生。白乃友先生は本作でHJ文庫大賞第3回読者グランプリで1位に輝き、デビューされる作家です。本作はギャルの敵を称する主人公が、ギャルしかいない異世界へと転生してしまう物語のようですね。試し読みでは約65ページ(試し読み全体の8ページから72ページ)が公開されています。挿絵も4枚確認できるので、早速チェックチェック!

⇒ 試し読みはこちら

草原になってしまった原宿で合コンだと!? タフか!!

主人公はギャルスレイヤーとして活動する奈々倉瑠衣、16歳男子。ある日、一台のプリクラを残して渋谷と原宿は大草原へと変貌してしまいます。やがて唯一残ったプリクラは「神のプリクラ」と呼ばれるようになり、ギャル達の聖地に。姉を発端にしたギャルへの復讐心を抱く主人公は、ギャルを凄惨な目に合わせるため活動してきたはずなのですが、害悪になるどころか真面目に受け取ってもらえず、挙句の果てには勝手にユーチューバーにされるなど、ギャル達に祭り上げられる存在となっていたのです。

だからこそ、あらためて自分がギャルの敵であることを示すため、ギャルスレイヤーは「神のプリクラ」を吹き飛ばしてしまおうと考えます。草原になった原宿で合コンをしようなどというふざけたメールに怒り心頭の主人公。あわよくばギャルも巻き添えにしてやるとの意気込みをよそに、はしゃぐギャル達。そして主人公は気付くのです。三号玉を仕込んだ筒の発射口が自分自身へと向いていることに。かくしてギャルスレイヤーは目的を果たせないまま死んでしまいます。

死んだはずの瑠衣が目を覚ますと、そこにはギャルであるミサという少女の姿。目の前に敵であるギャルがいるという以前に、瑠衣は何かに巻き込まれたのだと理解します。自分を閉じ込めている女をシめてほしいと願う少女ミサ、そのために主人公は呼び出されたのだということに。ギャルスレイヤーは初の男子としてギャルしかいない異世界「サヴァンギャルド」に召喚されたことを知るのです。

試し読みでは、ミサがシめてほしいといった女神の登場までが公開されています。ギャルスレイヤーの転生前の出来事は、転生後の世界サヴァンギャルドとは無関係ではないようですね。試し読みの最後の主人公の雄叫びもそれを物語っているでしょう。ギャルの敵がギャルしかいない世界へと呼ばれ、物語はどのように展開されていくのか注目ですね。

気になった方はぜひ試し読みをチェック! さらに物語の続きが気になった方は発売日に書店へGOです!

【日刊試読タイム】とは

試し読みが公開されている発売間近の作品を試し読みを通して紹介します。

©白乃友/ホビージャパン イラスト:necömi

[関連サイト]

『ギャルスレイヤーだけどギャルしかいない世界に来たからギャルサーの王子になることにした』特設サイト

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