【日刊試読タイム】『魔王の娘を嫁に田舎暮らしを始めたが、幸せになってはダメらしい。』(GA文庫)

冷房を入れると寒すぎるし、そのままだと暑すぎるという。

さて、今回はGA文庫が2017年10月13日に発売する『魔王の娘を嫁に田舎暮らしを始めたが、幸せになってはダメらしい。』。まずはジャケットとあらすじをチェックしてみましょう。

【あらすじ】

「え、なにこれ気持ちいい? いやなんで、よしよしされてんの?」 魔王軍の騎士のカズキは、魔王の娘アストリッドのコミュ障を治すため、二人で田舎暮らしすることに。「うおおおっ、耐えろ僕の忠誠心!」 カズキは護衛に徹するが、アストリッドは新生活にノリノリ。かいがいしく世話を焼き、可愛い仕草でカズキを無自覚に誘惑!? 過ちを犯せば死罪だが、理性はもう限界に……。そんななか、カズキの宿敵、勇者と神官が現れる。所構わずイチャつく二人のバカップル振りにあてられ、アストリッドの行動は大胆に――。「クソ勇者ども、余計なことをっ!」 カズキ! 絶対に結ばれてはいけない(?)、二人暮らしを死守せよ!!

著者は手島史詞先生。イラストは玖条イチソ先生。手島史詞先生については過去の日刊試読タイムの記事をご確認ください。本作はコミュ障の魔王の娘と共に、人間の村でコミュ障の克服を目指すはずの物語のようですね。試し読みでは約52ページ相当が公開されています。口絵が3枚確認できるほか、挿絵も2枚確認できるので、早速チェックチェック!

⇒ 試し読みはこちら

間違いを犯したら、可愛いお前でも命はないからね?

主人公は混沌勢の四天王筆頭・紅蓮の騎士ことカズキ。人間やエルフをはじめとした秩序の女神に仕える調和勢、そして魔王率いる魔族や異形の者たちによる混沌勢は、長きに渡って争いを続けているのです。そんな戦場で紅蓮の騎士が調和勢の勇者とぶつかることはや二十八回。毎回あと一歩のところまで追いつめるものの、仕留めるには至らないのです。「愛」だの「ヒトはひとりじゃないから強くなれる」だの、勇者と神官の癪に障るラブラブなやり取りさえ見せつけられる始末。もはや私怨とも言える拳を叩きつけ、泥仕合の末引き分けという結果を繰り返していたのです。

人間なんてさっさと滅びればいいと愚痴を漏らす紅蓮の騎士を出迎えるのは、魔王の一人娘であるアストリッド。魔王から溺愛され過ぎ、ありとあらゆる魔族から遠ざけて育てられた彼女は、ついには魔族を怖がるようになってしまうのです。父親である魔王、そして魔王に拾われ育てられたカズキを除いて、まともなコミュニケーションを取れなくなってしまった次期魔王候補。現魔王もまた、さすがにこのままではいけないと考えていたのです。

兄妹同然に育てられたものの、どんどん美しく可愛くなるアストリッド。アストリッドもまた、カズキに向ける視線が少し熱を帯びたものであったり。そして、そんな年頃の男女が過ちを犯してしまいそうな状況を加速させる提案が魔王からなされるのです。それはアストリッドのコミュ障を改善させるために、人間の村に二人で暮らしてきはどうかというもの。娘を一人前の魔族にしてほしい、だけどアストリッドと間違いを犯したら命はないと思え。そんな命を受けたカズキ、そしてアストリッドは人間の村に潜伏することになるのです。

試し読みでは魔王に娘のコミュ障を治すための新生活を命じられるところまでが公開されています。アストリッドを意識しているカズキ、そんなカズキに情熱的な視線を送るアストリッド。間違いを犯せば死に直結する状況の中で、あらすじによると勇者と神官のラブラブコンビによる行動が、アストリッドを感化させていくことになるのでしょう。紅蓮の騎士に明日(という名の命)はあるのか、二人の物語に注目ですね。

気になった方はぜひ試し読みをチェック! さらに物語の続きが気になった方は発売日に書店へGOです!

【日刊試読タイム】とは

試し読みが公開されている発売間近の作品を試し読みを通して紹介します。

©手島史詞/SBクリエイティブ イラスト:玖条イチソ

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