インタビュー「ラノベの素」。石原宙先生「くずばこに箒星」

オリジナルインタビュー「ラノベの素」第8回は、10月25日に発売された、第10回スーパーダッシュ小説新人賞大賞受賞作品「くずばこに箒星」の著者、石原宙先生です。

あらすじ

第10回スーパーダッシュ小説新人賞大賞受賞作!!
“くず”が輝くとき、願いはかなう。 廃墟の遊園地を流用してつくられた不思議な高校、了星学園。グレードチェア制度という特殊な序列システムの上、首 席を目指す2ndチェア福山英知は、〝学園の屑〟おそうじ部へ潜入調査をすることになる。彼女らが隠れて探すものの正体を探るためだ。水川小花ら、厄介者 揃いのおそうじ部員に翻弄されつつ、変人揃いの上位席者〝チェア・オブ・シックス〟の策謀も振りかかり、英知は下位席へ転落寸前。そんな中、遊園地復活を 期する記念祭を迎え、おそうじ部の意外な探しものが発覚する。それは自分の過去に埋もれる英知に関わるもので…!? 青春おそうじスペクタクル!

――本日はお忙しいところお時間を作っていただきありがとうございます。この度は受賞おめでとうございます。

ありがとうございます。ラノベニュースオンラインさんもオープンおめでとうございます!好きです。

――ど、どうも、ありがとうございます。では、簡単な自己紹介を

自己紹介……。人懐っこいです。そのくらいですね!

――どんな学生時代を過ごしていましたか?

学生時代はバスケットとアルバイトばっかりやってました。高校の時はわりと優等生で、部活でキャプテンやりつつ、成績がオール5だったりしました。あれはきっと人生の幸運の前借りをしていたんだと思います……。それはともかく、学生時代はほとんど遊んでなかったなぁといまになって後悔してます。ライトノベルを書くのは、その頃をやり直ししたいって気持ちがあるからかもしれません。

――今までの投稿歴を教えてもらえますか?

受賞は投稿三回目でした。受賞作は人生で書いた二つ目の作品ですね。はじめて小説を書いたのは28歳のときだと思います。内容は、怒り以外の感情を奪われた携帯電 話の女の子とすべての感情を捨てたプログラマの男の子が出会って、女の子に感情をプログラミングしていく話です。ちょっとわけわからないですね♪ 感じと しては、ドコモの携帯のCMみたいな感じです。渡辺謙とか木村カエラとかが携帯役をやっているCM。ちなみにあのCMを初めて見た時『かぶった!!』と思 いました。どうでもいいですね。

 ――あきらめようと思った事はありますか?

あきらめようと思ったことはないです。執筆歴があまり長くないので……

――受賞の知らせを聞いたときの気持ちを教えてください。

変に冷静でした(笑)。担当さんのお話を聞きながら、これからやるべきことを考えたりしてました。あー、本にする時あのへんの文章直しても大丈夫かなーとか、授賞式って着てく服あるかなーとか。いや、すごくびっくりはしたんですけど……。

――受賞後最初に何をして、誰に伝えましたか? 

足がつりました。これ本当です(笑)。へんな体勢で電話しつつメモをとったりしてたので、ふくらはぎが持っていかれました。伝えたのは家族と、小説執筆を応援してくれていた数人の友人に、その日のうちに。

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