『ハイスクール・オーラバスター』シリーズ最終巻が10月30日に発売 32年を経て伝説的大河シリーズが完結
トクマ・ノベルズ刊『ハイスクール・オーラバスター』の最終巻『ハイスクール・オーラバスター・リファインド 最果てに訣す』が、2021年10月30日に発売される。本作はコバルト文庫よりシリーズ第一作『天使はうまく踊れない』が1989年に刊行。2004年の『オメガの空葬』で本篇は一旦休止となったが、2011年にトクマ・ノベルズより『ハイスクール・オーラバスター・リファインド』として再開した大河ファンタジー。コミカライズ、イメージアルバム、オーディオドラマ、OVAなど様々なメディア展開も行われ、32年の時を経ていよいよ完結を迎えることとなる。
【『最果てに訣す』あらすじ】 忍の肖像画を描きはじめることができず、クロッキーばかり重ねる亮介。全てを拒み妖の者を狩り続ける諒。忍の選択に従う覚悟を決めた冴子。冷静な指揮官であろうとする十九郎。崩れそうな仲間を気づかう希沙良。零れ落ちる神の命を、人間の掌でとどめることなど叶うべくもなく、斎伽忍をこの世界に繋ぎ止める方法はもうないのか……。ついに雷将勝呂との戦いの火蓋が切られる。《ハイスクール・オーラバスター》シリーズここに堂々完結! |
また、シリーズ完結にあわせて本作の特別編集本となる『ハイスクール・オーラバスター外伝集 アンダーワールド・クロニクル』も同時発売される。特別編集本には、同人誌などに掲載された外伝小説に加え、新規書き下ろし小説、著者のロングインタビューも収録される。
著者・若木未生氏よりコメント
人生の半分以上を、この作品といっしょに生きてきました。我が身から切り離すのはむずかしい。手を放しても、掌に、ずっとあたたかさが残る。そんな思いです。ハイスクール・オーラバスターとともに歩んだという実感が、これからもわたしを前へ歩ませてくれそうです。読んでくださった方々、力を貸してくださった方々に、心から御礼申しあげます。
担当編集者よりコメント
雑誌に伝奇SFの短篇の寄稿をお願いし、いただいた原稿を読んでみたらそれがオーラバの外伝で、ひっくりかえって驚いたのが、2000年の夏。そしてまさかまさか、本篇の刊行を当社が引き継いだのが、2011年でした。青春時代をオーラバとともに過ごした読者の皆様、たいへんお待たせいたしました。ここ数作品は最初の読者としての幸せを常に味わわせていただいた私が保証します。待っていて、よかったです。しみじみとそう思わせてくれる、完結作となりました。
『グラスハート』など多くの人気作を生み出した若木未生氏のデビュー作にして代表作である本作がどのような結末を迎えるのか、ぜひ見届けてもらいたい。『ハイスクール・オーラバスター・リファインド 最果てに訣す』は、トクマ・ノベルズより2021年10月30日発売。特別編集本『ハイスクール・オーラバスター外伝集 アンダーワールド・クロニクル』も同日に発売する。
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