ラノベニュースオンラインアワード2024年7月刊の投票アンケート結果を発表
発売されたばかりのライトノベルから面白い作品を発信していくラノベニュースオンラインアワード2024年7月刊の投票アンケート結果を発表いたします。得票数の多かった順から【総合部門】【新作総合部門】【新作部門】にて3作品ずつ、【熱かった部門】【感動した部門】【笑った部門】【萌えた部門】では1作品ずつ選出しました。折り返しを迎える2024年の注目すべき選出作品に大注目です!
2024年7月刊
総合部門
恋する少女にささやく愛は、みそひともじだけあればいい(GA文庫)
一週間後、あなたを殺します(GA文庫)
魔王と勇者の戦いの裏で(オーバーラップ文庫)
総合部門は全得票の中から部門をはじめシリーズや新作を問わず、得票数の多かった作品が選出されています。第16回GA文庫大賞「金賞」受賞作『恋する少女にささやく愛は、みそひともじだけあればいい』、同じく第16回GA文庫大賞「金賞」受賞作『一週間後、あなたを殺します』、第5巻が発売されたオーバーラップ文庫刊『魔王と勇者の戦いの裏で』の3作品が選出されました。『一週間後、あなたを殺します』には「真に『人』に触れた作品。一週間を殺し屋と共に過ごし最期を迎える登場人物達を見ていると冷たさも、暖かさも、寂しさも、儚さも、悲しみも感じました。とても「素敵」という言葉が似合うラノベだと思います(するめ)」や「ミミちゃんの人間性が磨かれていく姿に感動しました(せいや)」などの感想が寄せられました。『魔王と勇者の戦いの裏で』には「代官編は最初から最後まで丸ごとギュッと大変な盛り上がりでした。これからも大変そうなヴェルナーさんに胃薬差し入れたいです(名無し)」や「魔王と勇者の戦いの裏で、なろう連載からの圧倒的加筆量と面白さの増量ぶりが凄い!勇者を影ながら支える裏方の政略謀略に時折ぶち込まれる主人公の歴オタぶり、自分が死なないための副産物で可能な限り救おうとして苦労しすぎているけどそこで手を抜かないのが主人公ヴェルナーの凄いところ。激熱胸熱手に汗握る5巻オススメです!(名無し)」などの感想が寄せられました。続いては個別部門です。
2024年7月刊
熱かった部門
空冥の竜騎(講談社ラノベ文庫)
2024年7月刊
感動した部門
一週間後、あなたを殺します(GA文庫)
2024年7月刊
笑った部門
変人のサラダボウル(ガガガ文庫)
2024年7月刊
萌えた部門
恋する少女にささやく愛は、みそひともじだけあればいい(GA文庫)
第16回講談社ラノベ文庫新人賞「優秀賞」受賞作『空冥の竜騎』が熱かった部門を、「総合部門」でも選出された『一週間後、あなたを殺します』が感動した部門を、第7巻が発売されたガガガ文庫刊『変人のサラダボウル』が笑った部門を、「総合部門」でも選出された『恋する少女にささやく愛は、みそひともじだけあればいい』が萌えた部門で選出されました。『空冥の竜騎』には「竜といったファンタジーの王道とも呼べる生物を戦闘機のようにカッコよく扱っているところがとても斬新! また、全てを失い感情さえも錆び固まってしまった主人公が行き着いた先で交流し温かみを取り戻してゆく感情の機微を丁寧にそれでいてしっかりと読ませてくる文章力に脱帽です(TKT)」や「斬新な設定、熱い展開に心躍りました!SFはいいぞ(takatora)」などの感想が寄せられました。『変人のサラダボウル』には「読むたんびに笑ってしまう作品。ツッコミのしかたとかなんだかんだで笑ってしまう(やと)」などの感想が寄せられました。続いては新作です。
2024年7月刊
新作総合部門
恋する少女にささやく愛は、みそひともじだけあればいい(GA文庫)
一週間後、あなたを殺します(GA文庫)
空冥の竜騎(講談社ラノベ文庫)
2024年の新作総合部門では全得票数の中から部門を問わず、得票数の多かった2024年刊行の新作(シリーズ化も含)が選出されています。「総合部門」や「萌えた部門」でも選出された『恋する少女にささやく愛は、みそひともじだけあればいい』、「総合部門」や「感動した部門」でも選出された『一週間後、あなたを殺します』、「熱かった部門」でも選出された『空冥の竜騎』の3作品が選出されました。『恋する少女にささやく愛は、みそひともじだけあればいい』には「短歌という今までに見ない表現を使って、令和と平安の感じを上手く溶け込ませてて感動した(yuto)」や「恋する少女の短歌を使って気持ちを伝える話がとても新鮮だった(もふ好き)」、「元々恋愛ジャンルのラノベを好んで読んでいるのですが、この作品は他の恋愛ジャンルとは大きく違っているなというふうに感じました。この本を読んでいる時や読み終わった時素直に短歌に思いを込めることがとても素晴らしく感じました。いつも話している言葉に字数制限はなく思ったことを詳しく伝えられるところにあえて字数制限をかけて31文字に思いを込めることで相手に読みとってもらったり感じ取ってもらうことの良さと読み手次第で意味が違うふうにも読み取れてしまうことが多くを語れない短歌においての難しさや歯がゆさというものもこの作品を通して感じました。作品はとても会話のテンポが良くてとても読みやすかったです。サンタやスクイのDMの話のテンポが良くて実際に話している時のようなテンポの早さを感じとれてとてもコミカルに感じました。また途中のすれ違いは心がぎゅっとなりながら見ていましたし、「席替えも空しいクラスに君がいない一年早く生まれてたらな」の句はサンタが1年早く生まれてたらなって意味にも捉えられるし、スクイが1年早く生まれてきてくれたらっていう意味にも捉えられて、めちゃめちゃめちゃめちゃ緊張してドキドキしながら読みました。もっともっとこの物語のキャラクターたちや続きを読みたいと感じました(たんたんめん)」などの感想が寄せられました。
2024年7月刊
新作部門
恋する少女にささやく愛は、みそひともじだけあればいい(GA文庫)
一週間後、あなたを殺します(GA文庫)
幼馴染は、にゃあと鳴いてスカートのなか(スニーカー文庫)
新作部門は面白かった新作に投票された作品より選出されています。本部門を含めて4冠を達成した『恋する少女にささやく愛は、みそひともじだけあればいい』、同じく4冠を達成した『一週間後、あなたを殺します』、スニーカー文庫刊『幼馴染は、にゃあと鳴いてスカートのなか』の3作品が選出されました。『幼馴染は、にゃあと鳴いてスカートのなか』には「幼馴染×猫×百合って絶対オタクは大好きなやつ!ハマるに決まってるじゃん!続きも待ってます!(まどか)」や「少し不思議な青春ストーリーでした。作中でも明言されてますが『完璧じゃないけど綺麗な物語でした。』(銅鑼イワン)」などの感想が寄せられました。
有効票数は242票。2024年7月刊作品では以上の結果となりました。選出作品はラノオンアワードのノミネート作品となるとともに、今後のさらなる飛躍が楽しみな作品と言っても過言ではありません。ライトノベルはどの作品を読んだらいいかわからない、「今」面白いと言われている作品を読んでみたい、そんな方々はぜひ選出作品を読んでみましょう。
また、残念ながらノミネートは叶わずとも複数の投票者から注目を集めていた作品として、新作総合部門ではオーバーラップノベルス刊『悪の令嬢と十二の瞳 ~最強従者たちと伝説の悪女、人生二度目の華麗なる無双録~』、熱かった部門では第18回小学館ライトノベル大賞「優秀賞」受賞作『砂の海のレイメイ 七つの異世界、二つの太陽』、笑った部門では第1巻が発売されたMF文庫J刊『ゆるふわ先輩は枕で変わる』などが惜しい結果でした。
2024年も折り返しを迎えた中で注目したい作品の登場が楽しみなラノベニュースオンラインアワード2024年8月刊を対象とした投票アンケートは2024年9月上旬より開催を予定しています。発売されたばかりの旬なライトノベルを盛り上げるため、2024年の8月刊であなたが読み、そしてオススメしたい作品にぜひ投票してみてください。