「ラノベニュースオンラインアワード2016」 第1四半期の年間ノミネート選出24作品

ラノベニュースオンラインアワード2016(以下ラノオンアワード)の実施にあたり、2016年1月より毎月開催している月間ノミネート作品の選出も、気付けば2016年第1四半期を終えました。なんだかとっても早い! そして1月~3月の第1四半期間中に年間ノミネート候補作としてアンケート選出された作品は、シリーズ作品より11作品、新作より13作品が選出されています。第1四半期間中に選外となった作品も、今後再選出の可能性はまだまだある中で、まずは2016年初頭の3ヶ月、400作品を超える作品群から一足早く多くの読者から注目を集めた作品をあらためて並べました。ここに並んだシリーズ作品はもちろん、新作からも目が離せません。自分は何作品を読んでいるか、そしてまだ読んでいない作品があればぜひチェックしてみてください。

【シリーズ作・11作品】

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この素晴らしい世界に祝福を!(スニーカー文庫・8巻)/りゅうおうのおしごと!(GA文庫・2巻)/ようこそ実力至上主義の教室へ(MF文庫J・3巻)/下ネタという概念が存在しない退屈な世界(ガガガ文庫・11巻)/ゼロの使い魔(MF文庫J・21巻)/俺と彼女の萌えよペン(ファンタジア文庫・5+1巻)/妹さえいればいい。(ガガガ文庫・4巻)/学戦都市アスタリスク(MF文庫J・10巻)/ゲーマーズ!(ファンタジア文庫・4巻)/終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?(スニーカー文庫・4巻)/灰と幻想のグリムガル(オーバーラップ文庫・8巻) ※順不同・2016年3月時点

第1四半期で選出されたシリーズ11作品は、メディアミックスの有無に関わらず、ラノベニュースオンラインをチェックしている読者であれば、まず目にしたことのあるタイトルが並んだ印象です。約5年ぶりの新刊となった『ゼロの使い魔』もしっかりと選出されるなど、月間選出ならではのノミネートと言えるのではないでしょうか。『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』と『俺と彼女の萌えよペン』は完結となった最終巻で、しっかりと物語が締め括られたことにより、高い評価と関心を獲得しています。しかしこうして並べて見ると第1四半期選出作品の多くは、ジャケット背景の白い作品が多いですよね。(第1巻対象)

また、レーベル別に見てみるとスニーカー文庫から2作品、GA文庫から1作品、MF文庫Jから3作品、ファンタジア文庫から2作品、ガガガ文庫から2作品、オーバーラップ文庫から1作品となっています。一方的に偏った印象はありませんでしたね。なにせ1月~3月の期間中でシリーズ作品は300作品以上あったことを考えると、選出作品の数だけでも30分の1という、凄まじい数字であることも見えてきます。後の新作で猛威を振るうわけですが、第1四半期のシリーズ作品で、電撃文庫からの選出がなかったこともある意味で印象的ではありました。その分、新作で圧倒的な得票を得るわけなのですが。

この3ヶ月の結果を並べてみることで、あらためて気になる作品も見つかったら喜ばしいことです。いずれの作品も2016年は話題に事欠かない作品ばかりですので、シリーズものでどんなライトノベルを読んだからいいか悩んでいる方は、ぜひ上記の11作品からまずは選んでみてください。そして年間アワードの投票にぜひご参加くださいませ。さあ、続いては新作がどどんと並びます。猛威を振るったのは電撃文庫!

【新作・13作品】

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アサシンズプライド 暗殺教師と無能才女(ファンタジア文庫)/非オタの彼女が俺の持ってるエロゲに興味津々なんだが……(ファンタジア文庫)/マルクスちゃん入門(ダッシュエックス文庫)/ただ、それだけでよかったんです(電撃文庫)/俺を好きなのはお前だけかよ(電撃文庫)/血翼王亡命譚 I -祈刀のアルナ-(電撃文庫)/セブンサーガ(電撃文庫)/ゴブリンスレイヤー(GA文庫)/リア充になれない俺は革命家の同志になりました(講談社ラノベ文庫)/転生少女の履歴書(ヒーロー文庫)/棺の魔王-コフィン・ディファイラー-(ヒーロー文庫)/図書館ドラゴンは火を吹かない(宝島社)/最果てのパラディン(オーバーラップ文庫) ※順不同

第1四半期で選出された新作は13作品となりました。『ただ、それだけでよかったんです』は、ある意味2月刊のシリーズ作品選出枠を1枠から2枠くらい食い破った勢いで選出されていたりもします。電撃小説大賞恐るべし。また、WEB発の作品も多く選出されました。様々なメディアでWEB発小説への注目を促す記事がリリースされるなど、無視できない要素として、ぐいぐいライトノベルにも入ってきており、その面白さも折り紙つきというわけです。それはそれとして、新作はシリーズ作品とジャケットの傾向もやや毛色の違いを感じますよね。

さて、新作もレーベル別にみてみると、ファンタジア文庫から2作品、ダッシュエックス文庫から1作品、電撃文庫から4作品、GA文庫から1作品、講談社ラノベ文庫から1作品、ヒーロー文庫から2作品、宝島社から1作品、オーバーラップ文庫から1作品となりました。新作は期間中に約100シリーズがスタートしており、継続シリーズほどではないにせよ、選出作品だけでもその10分の1。競争の激しさも頷けるわけです。既に2巻目が出ている作品も複数あるわけで、ホントに早い!

そんな中で、新人賞の看板もなく、WEB発小説のような初動ファンもなく、そんな逆境を跳ね返してノミネートに食い込んだ3作品には俄然注目せざるを得ないわけです。『セブンサーガ』、『マルクスちゃん入門』、『リア充になれない俺は革命家の同志になりました』です。新作を買うには及び腰になる人も決して少なくない中、高い評価を得てシリーズをスタートさせたこの3作品も応援していきたいですね。

2016年第1四半期にスタートした注目の新作13作品。まずはこの中から選び読んでみて、そして今度は面白い作品を自ら探してみてください。そして探し出した面白い作品を、ぜひ月間アワードで投票してください。それがまた多くの人たちが手に取る理由になる、はずです。

ラノオンアワードは、毎月開催しており、中々該当月の作品を読み切れないという読者も多いと思います。ただ、読み切らなくても期間中に読めた作品の中からで構いません。少しでも感情を揺さぶられた作品があったのなら、ぜひ投票してみてください。読めていない作品に遠慮をして投票しないのもとてももったいないです。毎月のノミネート選出のタイミングを逸したとしても、再選出の機会も設けられるので、読んだ時の感情が冷めないまま、ぜひ毎月投票してみましょう。現在開催中の4月刊投票にもぜひご参加ください!

ラノベニュースオンラインアワード2016年4月刊のアンケート投票はこちら

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