神社おこしで地域活性化を図る「御利益プロジェクト」が始動 第一弾としてオリジナルライトノベルを公開へ

ファンタジーエデン合同会社は、ファンタジー小説の制作を通じて神社を聖地巡礼の拠点とし、まちおこしにつなげる地域活性化施策「御利益プロジェクト」をスタートした。その第一弾としてオリジナルライトノベル『あなたにも御利益がありますように』を2020年4月からWEBで無料先行公開する。本作は神代から現代に至るまでの天神地祇の活躍を描いた作品となり、舞台として福岡県内嘉麻市に実在する射手引神社および北斗宮の二社が登場。氏子地域のまちおこしを実現するため、両神社は実名でライトノベルに公式登場する。著者は「御利益プロジェクト」のプロデューサーである廣田康一氏が務め、神社公認となる魅力的な神様たちのキャラクターデザインは、漫画『この美術部には問題がある』の作者・いみぎむる氏が担当している。

 

 

あなたにも御利益がありますように

 

 

【ストーリー】

日本最古の歴史書「古事記」には、神と呼ばれる存在は、まだこの宇宙で星々が誕生したばかりの太古の昔に異次元から転移してきた強力な能力者たちであったことが記されている。異界の扉を開くために力を使い果たした最高能力者 天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)は、後続の神々に国造りを任せることにした。悠久の時が流れ、神々の住む天界「高天原」は化け物や悪鬼たちであふれかえる地上を直接治める必要に迫られていた。高天原の最高位、太陽神アマテラスは若き男神アメノワカヒコに神弓・天之麻迦古弓(あめのまかこゆみ)を与え、地上平定を命じる。だが、遣わされた地上ではワカヒコを陥れる恐ろしい陰謀がすでに張り巡らされていた。古事記では高天原を裏切ったとされるワカヒコ。その愛娘として天と地の神の間に生まれた幼き女神・彩雲姫命(あやもひめのみこと)は父の形見として神弓を譲り受け、父を奸計に陥れた真の敵対者と対峙していく。しかし、彩雲が望む未来に独りでたどり着くことはできない。訪れる絶望を予見した天之御中主神は、北斗の星々に祈りを捧げ最強の女神を誕生させた――。日本各地に存在する神社、その創建と深く関わる日本神話の神々の活躍を描く。それは決して過去の物語ではない。

 

 

【作品に登場する女神】


射手引彩雲(いでびき・あやも)

射手引彩雲

天の神 天若日子(アメノワカヒコ)と地の神 下照比売(シタテルヒメ)との間に生まれた女神。本名は彩雲姫命(アヤモヒメノミコト)。謎の勢力が仕掛けた奸計に陥り亡くなった父ワカヒコから神弓・天之麻迦古弓(あめのまかこゆみ)を譲り受けた。208年3月、地上を荒らす天狗族に対抗するため神功皇后が天照大神の加護を求めた際に地上に降臨し、現代では弓の宮・射手引神社で氏子たちの息災を見守っている。真面目な努力家で面倒見が良い一方、頼まれたら断れない損な性格。戦闘にあまり積極的ではないが、大切な子どもたちを護るためなら自らが傷つくことを恐れない。


北斗宮七星(ほくとぐう・ななせ)

北斗宮七星

宇宙を開闢した神ともいわれる天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)が、北斗星から地球に届く純粋で美しい光だけを集めて作った最強の女神。彩雲姫命と共に地上に降臨した後は二柱で全国を周遊するが、671年若木連(わかぎのむらじ)の招請に応じ北斗大明神として北斗宮の創建に関わる。ふわふわとした雰囲気に加え脱力系のセリフで周囲を和ませるが、実は頭脳系で洞察力がずば抜けている。本人は相手の反応を見て楽しんでいるようだ。美味しいものに目が無い。


 

 

「御利益プロジェクト」は本作の公開を期に、登場するキャラクターの生誕祭イベントや一般参加の婚活イベント等をプロジェクトに参画する神社で実施し、新たな人の流れをつくることで周辺地域の活性化に取り組んでいくという。さらに作品に登場する二社を皮切りとして、「御利益プロジェクト」に参画する神社を広く募集するほか、神社のキャラクターおよびシナリオを無償制作し、作品中で紹介していく予定とのこと。また、いみぎむる氏がデザインするデフォルメ女神を博多人形で立体化するクラウドファンディング・プロジェクトも進行している。

 

 

©ファンタジーエデン

kiji

[関連サイト]

「御利益プロジェクト」公式サイト

 

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