小説家VTuber「モノカキ・アエル」が商業文芸にて小説家デビュー 『くちぶえカルテット』が10月8日発売へ
合同会社Re,AERが運営する小説家VTuber「モノカキ・アエル」は、2020年10月8日に実業之日本社文庫より刊行される『くちぶえカルテット』にて小説家デビューすることが明らかとなった。電子書籍による個人出版を除き、著者がVTuber名義で文芸小説を出版することは、業界内では初の事例となる。2019年3月に小説家デビューを目指して活動をスタートさせたVTuberが満を持して商業作家となる。
デビュー作の『くちぶえカルテット』は、とある高校におけるくちぶえサークルの結成を主軸に、4人の女子高生たちの心の交流を描いた青春小説。「モノカキ・アエル」本人も、くちぶえの演奏動画をYoutube上に公開している。また、帯には人気バンド「Novelbright」のVo.であり、くちぶえ奏者でもある竹中雄大氏を迎え、「“くちぶえ”は正真正銘の楽器。体一つで奏でるその美しい“音”が彼女たちの青春、世界を大きく変える。僕はこの物語をずっと待っていた」(抜粋)、というコメントも寄せられている。
楽天ブックスにて予約可能なサイン本は発売日前に完売するなど注目度も高い。「モノカキ・アエル」運営元の合同会社Re,AERは、実在の人物ではなく、キャラクターの名義にて小説を出版することにより、新たなクリエイターやプロモーションの形を今後も模索していく。
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