このライトノベルがすごい!2024:『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』が文庫部門1位&単行本・ノベルズ部門は『恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。』が1位に輝く

2023年11月25日に発売された「このライトノベルがすごい!2024」(宝島社刊)にて、『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』が文庫部門で1位を獲得、単行本・ノベルズ部門では『恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。』が1位を、総合新作部門では『死亡遊戯で飯を食う。』が1位を獲得した。「このライトノベルがすごい!」は宝島社が2004年より刊行しているライトノベルのBESTランキング書籍。本誌では文庫部門1位作品、単行本・ノベルズ部門1位作品の著者インタビューが掲載されているほか、ランキング上位作品の著者メッセージも収録。さらに『本好きの下剋上』の特集とスペシャルインタビューも収められている。

 

 

お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件

 

 

文庫部門では『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』(GA文庫・著:佐伯さん・イラスト:はねこと)が1位に輝いた。2023年1月から3月にかけてTVアニメが放送されたほか、第2期の制作も決定したばかり。シリーズ刊行以来、同部門ではTOP10にランクインし続けていた人気シリーズが、満を持して1位に輝いた。2位は『死亡遊戯で飯を食う。』(MF文庫J・著:鵜飼有志・イラスト:ねこめたる)、3位には『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』(スニーカー文庫・著:燦々SUN・イラスト:ももこ)が選ばれている。

 

 

恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。―妹と結婚した片思い相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら―

 

 

単行本・ノベルズ部門では『恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。』(TOブックス・著:永野水貴・イラスト:とよた瑣織)が1位に輝いた。2位は『転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す』(アース・スターノベル・著:十夜・イラスト:chibi)、3位には『悪役令嬢は溺愛ルートに入りました!?』(SQEXノベル・著:十夜・イラスト:宵マチ)が選ばれた。なお、同一作者の作品がトップ3に同時選出されるのは初となっている。

 

 

死亡遊戯で飯を食う。

 

 

新作部門は「このラノ2021」より文庫部門と単行本・ノベルズ部門で統合されており、総合新作部門では第18回MF文庫Jライトノベル新人賞「優秀賞」受賞作『死亡遊戯で飯を食う。』(MF文庫J・著:鵜飼有志・イラスト:ねこめたる)が1位に輝いた。2位には第16回小学館ライトノベル大賞において、『わたしはあなたの涙になりたい』にて「大賞」を受賞した同氏の新作『バスタブで暮らす』(ガガガ文庫・著:四季大雅・イラスト:柳すえ)、3位には第15回GA文庫大賞「大賞」受賞作『透明な夜に駆ける君と、目に見えない恋をした。』(GA文庫・著:志馬なにがし・イラスト:raemz)が選ばれた。いずれの作品も昨年から今年にかけての公募の受賞作、ならびに受賞作家の手がけた作品となっている。

 

 

本誌には作品ランキング以外にもお馴染みとなっているキャラクターランキングやイラストレーターランキングも掲載されているほか、自分の好きな作品を見つけられるジャンル別ガイドなど多くの作品紹介も行われている。ラノベニュースオンラインで開催している「ラノベニュースオンラインアワード」と本誌の結果とで選出されている作品群を見比べてみるのも面白いだろう。今年もまだまだライトノベルには新刊が登場する。既存の作品とあわせて、面白いライトノベルにどんどん触れてもらいたい。

 

 

©佐伯さん/ SB Creative Corp. イラスト:はねこと

©永野水貴/TOブックス イラスト:とよた瑣織

©鵜飼有志/KADOKAWA MF文庫J刊 イラスト:ねこめたる

kiji

[関連サイト]

GA文庫公式サイト

TOブックス公式サイト

MF文庫J公式サイト

宝島社(このライトノベルがすごい!文庫)公式サイト

 

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