ヒーロー文庫刊『薬屋のひとりごと』と『異世界チート魔術師』のコミカライズが決定 2016年秋頃より連載開始

ヒーロー文庫より、日向夏氏の『薬屋のひとりごと』と内田健氏の『異世界チート魔術師』のコミカライズが決定した。どちらの作品も第5巻まで刊行されている人気シリーズとなっており、『異世界チート魔術師』はシリーズ累計35万部を突破している。両作品のコミカライズ版は2016年秋頃からの連載が予定されているとのこと。なお、作画担当者や連載誌(または連載WEBサイト)に関しての具体的な発表は行われていない。続報を楽しみに待ちながら、本作を知らない読者はこの機会にそれぞれの作品に触れてみるのもいいだろう。

薬屋のひとりごと

【第1巻あらすじ】

大陸の中央に位置する、とある大国。その皇帝のおひざ元に一人の娘がいた。名前は、猫猫(マオマオ)。花街で薬師をやっていたが現在とある事情にて後宮で下働き中である。そばかすだらけで、けして美人とはいえぬその娘は、分相応に何事もなく年季があけるのを待っていた。まかり間違っても帝が自分を“御手付き”にしない自信があったからだ。そんな中、帝の御子たちが皆短命であることを知る。今現在いる二人の御子もともに病で次第に弱っている話を聞いた猫猫は、興味本位でその原因を調べ始める。呪いなどあるわけないと言わんばかりに。美形の宦官・壬氏(ジンシ)は、猫猫を帝の寵妃の毒見役にする。人間には興味がないが、毒と薬の執着は異常、そんな花街育ちの薬師が巻き込まれる噂や事件。きれいな薔薇にはとげがある、女の園は毒だらけ、噂と陰謀事欠かず。壬氏からどんどん面倒事を押し付けられながらも、仕事をこなしていく猫猫。稀代の毒好き娘が今日も後宮内を駆け回る。

異世界チート魔術師5

【第1巻あらすじ】

普通の高校生の太一と凛は、突然、光に飲み込まれてしまう。気がついた時に二人は剣と魔術の異世界にいたのだった。いきなり魔物に出くわすが何とか難を逃れ、冒険者のアドバイスを受けてギルドに向かう二人。そこで、二人はとんでもないハイスペックの魔術量を有していることが判明する。普通の高校生から、いきなり最強チートな魔術師に。火を。風を。夢のような超常現象を自らの手で生み出す感動。まるでスーパーマンにでもなったかのような、想像をはるかに超える圧倒的な身体能力。平和な国からやってきた太一と凛の、異世界での冒険譚が始まる。

ヒーロー文庫作品のコミカライズについては、4月より「ヤングガンガン」で連載開始となった『ナイツ&マジック』が記憶に新しい。また、『ナイツ&マジック』のように他誌での連載以外にも、連載開始タイミングが共に秋を予定していることなどから、ヒーロー文庫を有する主婦の友社運営のコミックサイト「コミカワ」での連載という可能性も大いにあり得るだろう。同サイトではコミカライズ版『ナイツ&マジック』の掲載もスタートさせている。

憶測の域は出ないが、似たような事例としてはマイクロマガジン社がGCノベルズの作品を、同社運営開始予定のWEBコミックサイト「コミックライド」でコミカライズ連載を行うなど、自社内でコミカライズする例も増えてきている。いずれにしても漫画として動き出す両作品を楽しみにしたい。『薬屋のひとりごと』原作小説は第5巻まで、『異世界チート魔術師』の原作小説も第5巻までそれぞれ発売中。

©日向夏/主婦の友社 イラスト:しのとうこ

©内田健/主婦の友社 イラスト:Nardack

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[関連サイト]

ヒーロー文庫公式サイト

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