『友達の妹が俺にだけウザい』『七つの魔剣が支配する』などのインタビュー記事を振り返る【2019年4~6月:9本掲載】

2019年4月から6月にかけてラノベニュースオンラインでは作家のインタビュー記事を7本、そしてスペシャル企画を2本掲載した。通常のニュース記事とは異なり、インタビュー記事ではなかなか触れられることの少ない作者自身のことや物語の創作秘話をはじめとした、作品の裏側を知ることができる。作者と自分との思わぬ共通点の発見や、インタビューだからこそ語られた作品への想いなどから、作品そのものやライトノベルへの興味を持ってもらいたい。

2019年4月から6月にかけてのインタビューでは、期待の新シリーズから注目のシリーズ作品まで幅広くお話を伺った。『クラスメイトが使い魔になりまして』『葡萄大陸物語 野良猫姫と言葉渡しの王』と、各レーベルの新人賞受賞作家のインタビュー記事も2本公開しており、その意気込みを語っていただいている。『友達の妹が俺にだけウザい』より三河ごーすと先生、『通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?』より井中だちま先生、『スコップ無双』よりつちせ八十八先生、『七つの魔剣が支配する』より宇野朴人先生、『Unnamed Memory』より古宮九時先生に登場していただき、各々自身の作品について深く語っていただいている。また本期間中には特別企画として師走トオル先生×三河ごーすと先生×みかみてれん先生による「ライトノベル作家のサバイバル鼎談」が実施されたほか、東雲佑先生と編集者・岡田勘一氏による『図書館ドラゴンは火を吹かない』クラウドファンディング大成功の裏側についても語られている。

『友達の妹が俺にだけウザい』三河ごーすと先生

新シリーズとしたスタートした「ウザかわいい」ヒロインや仲間たちとのいちゃウザ青春ラブコメを描く本作。度重なる重版に続々と動き出すメディアミックス。いまや2019年の大注目作のひとつであることは間違いない。「ウザかわいい」ヒロインに込められた魅力、新シリーズのスタートに向けた準備や狙いまで様々なお話をお聞きした。この作品をヒットさせることを目標に掲げていた三河ごーすと先生が、刊行当初にどのようなことを考えていたのか、振り返ってみよう。

『通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?』井中だちま先生

第29回ファンタジア大賞「大賞」受賞作。2019年7月から9月にかけて放送されたTVアニメの放送前にお話を聞いている。「お母さん」をテーマに用いた驚きの理由から、親子で冒険という前人未到の領域で展開される物語への想いなど、話題のお母さんラノベの魅力に迫った。アニメの次に目指すのは実写化!?

『スコップ無双』つちせ八十八先生

スコップとファンタジー、そしてプリンセス。あらゆる幻想を集約して描かれている作品の裏側について根掘り葉掘りとお話を聞いた。執筆時点から常人ではない主人公を目指して描いたという鉱夫アランの特異性は、過去作のヒロインたちが持ち合わせていたものでもあり、常識と読者を侵食していくこともこの物語の大きな特徴と言える。とにかく楽しんでもらうという点に特化した作品でもあり、侵食された読者ならこのインタビューも間違いなく楽しんでもらえるだろう。

『七つの魔剣が支配する』宇野朴人先生

アニメ化された『天鏡のアルデラミン』の著者・宇野朴人先生が贈りだした新シリーズ。魔法学校を舞台に魔法使いたちの深淵と青春を描いた物語の誕生秘話から、細かな世界設定やキャラクター造型に至るまで様々にお聞きした。「魔剣」に隠された秘密、さらに前作の主人公イクタと今作の主人公オリバーを比較しながら掘り下げていただくなど、両作品のファンが楽しめるインタビューとなっている。

『Unnamed Memory』古宮九時先生

ファンタジーものとしてだけではなく恋愛ものとしても見どころの多い本作。WEBで執筆活動をしていた頃から現在に至るまで、また大きな歴史から見た時に名前さえつかない出来事がこの物語であるのだという、核心に迫るお話まで様々にお聞きした。ファンタジー面と恋愛面の双方からの見どころや第2巻で描かれたイカについてのお話など読み応え抜群の内容となっている。

『クラスメイトが使い魔になりまして』鶴城東先生

第13回小学館ライトノベル大賞「ガガガ賞+審査員特別賞」受賞作。ラノベニュースオンラインアワード2019年5月刊のアンケート結果では「笑った部門」「新作部門」「新作総合部門」の3部門に選出されている。軽快なコメディの裏側に敷かれる芯の通ったストーリーにも注目で、物語の核や登場人物にスポットをあてながら様々に語ってもらった。当時のメディアミックスへの嘱望もドラマCD化決定へと至り、今後の展開がますます楽しみな作品となる。

『葡萄大陸物語 野良猫姫と言葉渡しの王』一ツ屋赤彦先生

第24回スニーカー大賞「金賞」受賞作。戦記もののファンタジーとしてはやや毛色が異なりながらも、読者を引き込む力が魅力でもある本作。「言葉」を大きなキーワードとした作品誕生の裏話から、戦禍に身を投じる魅力的なキャラクターたちに至るまで様々なお話をお聞きした。立場や種族を超えた恋愛も見どころの注目作となっている。

「ライトノベル作家のサバイバル鼎談」

師走トオル先生×三河ごーすと先生×みかみてれん先生

GW特別企画として、最前線で活躍している現役ラノベ作家の御三方に登場いただいた鼎談企画。作家自身の考える挑戦や試行錯誤、SNSの台頭によって変化する作家と読書の距離。御三方それぞれの視点や分析から市場との向き合い方について語ってもらっている。掲載当時は現役作家や現役編集者の間でも話題となっていた鼎談は必見。

「『図書館ドラゴンは火を吹かない』クラウドファンディングの実行から成功まで」

東雲佑先生×岡田勘一氏

目標金額の4倍を超える約200万円を集め大成功を収めた『図書館ドラゴンは火を吹かない』のクラウドファンディング。その成功の裏にはいったい何があったのか。クラウドファンディングを仕掛けた当事者二人が語る成功までの道のりについてのインタビュー記事。クラウドファンディングのメリットとデメリット、そして抱いていた期待と不安。決して平坦な道のりではなかったクラウドファンディングの全貌は必見だ。

ニュース記事ではなかなか発信しきれない物語の裏側や作者の言葉を形にするインタビュー記事は、今後も随時公開を予定しているので楽しみにしてもらいたい。ライトノベルを盛り上げるラノベニュースオンラインの企画記事に引き続き注目してほしい。インタビューを実施したいという作家さんや出版社さんからのご相談も地味に受け付けているぞ。

↓2019年1月から3月のインタビュー記事↓