【日刊試読タイム】『異世界創造の絶対神』(HJ文庫)
ライトノベルの良さは「ライトノベル」という枠組みの中で多様なジャンルに触れられることにあると思うのです。
さて、今回はHJ文庫が2016年10月1日に発売する『異世界創造の絶対神』。まずはジャケットとあらすじをチェックしてみましょう。
【あらすじ】 高校生・天霧シンは神である。突然異世界に飛ばされた挙句、世界を創造し、思うが儘に改変する力を手に入れてしまった彼は、異世界に飛ばされて戸惑う彼を救った騎士の少女、ティナの手助けをすることを決意する。鍛冶師として国になじみ、ティナとの交流を深めるシン。しかし、ティナに待ち受けていた運命とは、神としての記憶を封じる前の自分<シン>が定めた、死の運命だった――!!全能系異世界バトルファンタジーここに開幕!! |
著者は若桜拓海先生。イラストは村上ゆいち先生。若桜拓海先生は第4回HJ文庫大賞にて「奨励賞」を受賞、『龍刃機神と戦う姫巫女』でデビューされています。本作は神としての力を手にした少年の異世界転移系作品のようですね。試し読みでは約40ページが公開されています(試読全体の72ページから113ページ)。挿絵も2枚確認できるので、早速チェックチェック!
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異世界に転移した少年を描く2つのプロローグ。
主人公は気付いたら異世界に転移していた高校生・天霧シン。この物語ではプロローグが2つある珍しい構成をしています。神となった後のシンを描いた「プロローグA」、そして異世界へと転移したばかりの変哲もない高校生のシンを描いた「プロローグΩ」。「プロローグA」では圧倒的な“神”の力の一部を確かめるシンの姿が描かれています。
そして「プロローグΩ」は、言うなれば物語が始まる前の物語という位置づけなのでしょう。異世界に転移したばかりのシンはモンスターに襲われ、隷騎士クリスティーナに助けられることになります。シンの心を救う言葉を放った少女との出会いは、シンにとって僥倖とも言える出会いだったわけですが、物語の始まりへと導かれるようにシンは意識を失ってしまいます。
意識を失ったシンが目を覚ますと、クロナとマシロという2人の少女の姿が。そして、目覚めた場所はシンが気を失う前にいたはずの地上から、遙か上空にある浮遊島であることを知ります。いよいよファンタジー染みてきたこの世界に驚かされつつ、クロナとマシロによる下僕宣言はシンを更に驚かせ、自身に関する思いもよらぬ言葉を聞かされることになるのです。
試し読みでは、2つのプロローグが描かれた後、シンがこの世界の神であると2人の少女に宣言されるまでが公開されています。神となったシンが力を試す理由、そしてこの異世界で初めて出会った隷騎士クリスティーナとの再会など、物語がどのように進んでいくのか注目ですね。
気になった方はぜひ試し読みをチェック! さらに物語の続きが気になった方は発売日に書店へGOです!
【日刊試読タイム】とは
試し読みが公開されている発売間近の作品を試し読みを通して紹介します。
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