H△G×牧野圭祐のコラボ声劇を文庫化した『銀河鉄道の夜を越えて ~月とライカと吸血姫 星町編~』が発売
ガガガ文庫刊『銀河鉄道の夜を越えて ~月とライカと吸血姫 星町編~』が2020年3月18日に発売された。『月とライカと吸血姫』は、実際の米ソ宇宙開発競争の歴史に着想として描かれた物語で、架空の二つの超大国が繰り広げる宇宙開発競争のなか、地球初の有人宇宙飛行パイロットとなった吸血種族の美少女と、彼女とともに月を目指す若き宇宙飛行士、ふたりのロマンスと挑戦を描いた作品。原作小説は現在第5巻まで発売されている。『銀河鉄道の夜を越えて ~月とライカと吸血姫 星町編~』は本作の外伝作品となっており、宮澤賢治の「銀河鉄道の夜」と、次世代J-POPアーチスト「H△G」(ハグ)の楽曲「銀河鉄道の夜を越えて」とのコラボ作品でもある。あわせて本作の発売に際して牧野圭祐氏とH△GのChiho氏よりコメントも到着している。
【あらすじ】 世界が東西に二分され、月を目指し争っていた時代。極東の島国の「星町」に住む私は、史上初の宇宙飛行士イリナやレフたちに感銘を受け、ひそかに宇宙に夢を見る高校2年生。親友とケンカ別れしたまま孤独に生きていた私は、幻想的な「星祭り」の夜、建設中の天文台で、人間離れした美貌の少女に出会う。赤い瞳を持つ彼女は、「吸血鬼」と噂され、転校以来ずっと欠席していた同級生のアリアだった。「さあ、『星巡り』に行きましょう」。アリアの不思議な言葉。手を引かれた私は、気づいたら、宇宙を旅する列車に彼女と乗っていた―――。 |
牧野圭祐よりコメント 2019年の公演は、ライブとWeb連載を組み合わせたまったく新しいものだったのですが、好評だったお陰で、なんと映像&書籍になりました。どちらか片方だけでも楽しめますが、ふたつ合わせると無限大です。 |
Chiho(H△G)よりコメント 牧野先生、新刊発売おめでとうございます! いつか牧野先生と何かしたい…という強い想いから実現した「声劇」という舞台。私たちが大事にしている「星町」という場所と、牧野先生が大事にされている「月とライカと吸血姫」という作品がひとつになり、まさか書籍化までされる日が来るなんて…あまりに想像を超えすぎていて言葉にならない想いでいっぱいです。この本は、私達にとっても一生の宝物です。たくさんの人に手に取って貰えますように☆彡 |
外伝は史実を下敷きにした複雑な設定や経緯を理解しなくても読める、『月とライカと吸血姫』シリーズ未読の読者にこそオススメの作品に仕上げられており、『月とライカと吸血姫』の同時代、極東の島国に暮らす高校2年生の少女が経験した不思議な一夜の物語となる。牧野圭祐氏とH△Gはともに愛知県岡崎市の出身であり、コラボ企画が始動。H△Gの音楽ライブに声優ゲストを迎え、牧野圭祐氏が原作・脚本・演出を務め、「声劇」(こえげき)として実施された。「声劇」の舞台である「星町」は岡崎市をモデルにしていた。
また、この「声劇」はまるごとライブ映像化され、3月25日発売のH△Gのニューアルバム『瞬きもせずに』(Blue-ray Disc)に収録されることも決定しているほか、本日3月18日の24:00より、ニッポン放送「ミューコミプラス」にH△Gが出演し、ニューアルバム『瞬きもせずに』と小説『銀河鉄道の夜を越えて ~月とライカと吸血姫 星町編~』コラボについて語る。
『銀河鉄道の夜を越えて ~月とライカと吸血姫 星町編~』は、ガガガ文庫より発売中。H△Gのニューアルバム『瞬きもせずに』も2020年3月25日発売。
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