コミックス『縁の下のチカラモチャー』第1巻の発売を記念して原作・ポルカ先生と漫画・tamago先生が登場! 単行本収録版第1話も無料公開
ドラゴンノベルス刊『縁の下のチカラモチャー ~魔王討伐したら若返ったので、学園で陰からサポートします~』のコミックス第1巻が8月26日に発売された。本作は魔王を倒し、その呪いによって若返ってしまった主人公のサクヤが、冒険者養成学校を舞台に、学園の少女たちを裏で支えながら最強の「縁の下の力持ち」を目指すドタバタファンタジーが描かれる。ポルカ先生が作り出す独特な世界観と主人公の価値観、そしてシリアスとコメディが織り成す中毒性のある物語をtamago先生が漫画として魅力的に描き出し、大きな注目を集めているシリーズでもある。待望のコミックス第1巻発売を記念して、tamago先生とポルカ先生のお二方に、それぞれが思う作品の魅力や見どころについてお聞きした。
【あらすじ】 目指すは最強の【名脇役(縁の下の力持ち)】!! 僧戦士・サクヤの力によって、見事魔王を打ち破った勇者パーティ! しかしサクヤは、魔王の最後の呪い「死の回廊」に囚われてしまう…。なんとか脱出を果たしたサクヤだったが、途中で食べた「魔界の桃」の効能(?)で身体が若返ってしまい…!? こうなったら、学園の生徒として「縁の下の力持ち(≒チカラモチャー)」になるしかない!!(?) カクヨム発のドタバタ学園ファンタジー、待望のコミカライズ! |
――最初にtamago先生にお聞きしたいのですが、『縁の下のチカラモチャー』の漫画を担当するにあたって、作品にはどんな印象を持たれましたか。
tamago:まずというか、やはりというか、「チカラモチャー」という独自の単語に惹かれました。一体どういう作品なのだろうかという抑えられぬワクワク感と共に原作を読み進めていくうち、その言葉の意味を知っていくことになる感覚が楽しかったです。笑いあり涙あり冒険ありのなんでもありな作品で、この作品の魅力を引き出すのは大変そうだなと感じると同時にすごく光栄なことだと思いました。
――実際に漫画を手掛けるにあたり、特にどんな点に力を入れられていますか。
tamago:サクヤのかっこよさを如何にして引き出すかという点ですね。特にバトルシーンは常に気を遣っています。剣戟によるバトルが多めなので、サクヤだけでなく相手もかっこよくないと引き立たないのでそこは特に注意しています。
――ポルカ先生にもお聞きします。『縁の下のチカラモチャー』漫画版ならではの魅力はどんなところだと感じていますか。
ポルカ:息吹を吹き込まれたキャラたちの躍動が素晴らしいですね。非常に活き活きとしていて、私も毎回読むのが楽しみです。
――お二人それぞれ、お気に入りのキャラクターを教えてください。
tamago:やはり主人公のサクヤがお気に入りですね。最強なのにあえて縁の下の力持ちになりたいという変な生き様を選ぶところや、縁の下の力持ちになりたいと思いつつも最強の力を微妙に隠せてないお茶目なところ、そしてその力のあるなしにかかわらず自然と人を魅了していく人間性。こういうところが好きな理由です。あとは1巻でも登場するヴェネットが悪役としてけっこう好きなキャラです。ヒロイン候補ではないけど、妙に憎めない魅力があるキャラなのでこっそり登場する機会を増やしたいですね(笑)。
ポルカ:自分は意外かもしれませんがアラービスが好きですね。こういう誰からもきちんと嫌われるキャラというのは、個人的に作りづらかったので(笑)。
――コミックス第1巻では裏で支えるべき一人の少女・フユナと出会うまでの物語が描かれています。第1巻の見どころを教えてください。
ポルカ:そうですね。サクヤが常々チカラモチャーに固執する姿も笑えるかと思いますが、それがフユナを支える力となっていくところをお楽しみいただけたらなと思います。
tamago:物語は主人公のサクヤが魔王討伐後に最強となったところから始まります。彼はその力で富や名声を欲しいままにするのではなく、縁の下の力持ちとして影からのサポートに徹する生き様を選びます。そしてそのサポート相手として選んだ少女フユナをどうサポートしていくかという点が見どころかと。フユナの功績のために影ながら支援するだけでなく、心の支えにもなっていくサクヤ。フユナが抱える過去のトラウマを払拭するために一肌脱ぐ展開はぜひ見てもらいたいです。
――それでは最後に読者へメッセージをお願いします。
ポルカ:小説ではギャグとシリアスを織り交ぜて話が盛り上がるように作ってあります。クライマックスにあたるシリアス部分での盛り上がりをぜひ読んでいただけたらと思いますし、tamago先生の素晴らしい絵で描かれたチカラモチャーの世界をぜひご堪能ください!
tamago:原作ファンの方に楽しんでいただけるものを描くのはもちろんですが、漫画版で初めて知ったという方にも原作の魅力を存分に味わっていただけると嬉しいです。
漫画を担当するtamago先生、そして原作を手掛けるポルカ先生から、本作の魅力について触れてもらった。笑いあり、涙あり、そして「チカラモチャー」に固執する主人公が織り成す、ドタバタで楽しい物語が描かれていくことになる本作。「チカラモチャー」としてのサクヤの活躍はもちろん、登場するヒロインたちの動向にも注目だ。本記事ではコミックス第1巻にも収録されている本編第1話も無料で公開している。第1話を読んで続きが気になった方はぜひコミックス第1巻を手に取ってもらいたい。
【第1話無料公開】
©tamago/Polka
[関連サイト]
Comic Walker『縁の下のチカラモチャー』連載ページ