GA文庫大賞4年ぶりの《大賞》受賞作『透明な夜に駆ける君と、⽬に⾒えない恋をした。』が8月10日発売 著名作家からコメントも続々
第15回GA文庫大賞《大賞》受賞作『透明な夜に駆ける君と、⽬に⾒えない恋をした。』が、2023年8月10日に発売される。本作は内気な大学生が、目が見えないながら明るく振る舞う一人の女性と出会うことで動き出すラブストーリー。発売に先駆けて声優の早見沙織さんがナレーションを務めるPVが公開されているほか、大森藤ノ氏をはじめとした著名な作家や書店員、小説紹介クリエイターのけんご氏などからコメントも寄せられている。
【あらすじ】 「打上花火、してみたいんですよね」花火にはまだ早い四月、東京の夜。内気な大学生・空野(そらの)かけるはひとりの女性に出会う。名前は冬月小春(ふゆつきこはる)。周りから浮くほど美人で、よく笑い、自分と真逆で明るい人。話すと、そんな印象を持った。最初は。ただ、彼女は目が見えなかった。それでも毎日、大学へ通い、サークルにも興味を持ち、友達も作った。自分とは違い何も諦めていなかった。――打上花火をする夢も。目が見えないのに? そんな思い込みはもういらない。気付けば、いつも隣にいた君のため、走り出す―― ――これは、GA文庫大賞史上、最も不自由で、最も自由な恋の物語。 |
第15回GA文庫大賞《大賞》『透明な夜に駆ける君と、目に見えない恋をした。』PV
■推薦コメント(一部抜粋)
大森藤ノ氏(代表作『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』)
つらかったり、悲しかったり、疲れてしまっている今、この小説に出会えてよかったです。「あきらめることを、あきらめた」最高に惨めで、泥臭くて、私が一番好きな綺麗事を彼女の想いの中に見つけた時、本当に嬉しかった。だからまた何かに挫けそうになった時、もう一度この小説を読もうと思います。とりあえず、今年は地元の花火大会に行ってきます。そして、みんなと一緒に見上げながら、目をつむって感じてみようと思います。
手塚氏(アニメイト)
読み進める途中で、泣かないでください。決して、絶対に、泣かないでください。最後の323ページを読み終わったら、小春のメッセージを終わりまで読み終えたら――あなたの心に従ってください。
浅利氏(紀伊國屋書店 新宿本店)
彼女は目が見えなくても、うれしかったら笑い、つらかったら泣きます。そして恋もします。確かに目が見える人とは違うアプローチが必要ですが、ふつうの人との差異はありません。《ふつう》とはなんでしょうか。隣にいてくれる誰かと精一杯人生を謳歌する。何も諦める必要はありません。
けんご氏(小説紹介クリエイター)
こうあってほしいと願う読者の期待を、良い意味で裏切ってくれる、青春と恋の物語です。
佐藤真登氏(代表作『処刑少女の生きる道』)
執筆に挑もうという気概を持つことすら難しいテーマを、エンタメとして優しく繊細に書ききっている。
佐伯さん氏(代表作『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』)
打ち上げ花火のように読んだ人の心に残るものがある、美しくも儚い物語でした。
また、特設サイトでは約100ページ分の試し読みも公開されているので、あわせて確認してもらいたい。第15回GA文庫大賞《大賞》受賞作『透明な夜に駆ける君と、⽬に⾒えない恋をした。』は、GA文庫より2023年8月10日発売。
©志馬なにがし/ SB Creative Corp. イラスト:raemz
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