KADOKAWAがインドネシア最大手の出版社グループと最大の書店網を有するPT Gramedia Asri Mediaと合弁会社を設立
株式会社KADOKAWAは、インドネシア最大手の出版社グループと最大の書店網を有するPT Gramedia Asri Mediaと合弁会社を設立することが決定した。合弁会社ではマンガ・ライトノベルなどのインドネシア語翻訳出版事業、関連グッズの販売事業、デジタルプラットフォーム運営事業の共同展開を行っていくこととなる。
インドネシアではACGコンテンツ(アニメ・コミック・ゲームに関するコンテンツ)、特に日本IPの人気が高まっており、このたび新たに同国市場に直接進出することで、グループの海外売上高をさらに伸長させていくという。今回の新会社設立で、KADOKAWAの持つIP展開力、そしてデジタルプラットフォーム運営ノウハウと、Gramediaの持つ出版インフラとを組み合わせることにより、新会社のコンテンツ事業を加速度的に拡大させ、インドネシア最大のACGコンテンツプロバイダーを目指していく。
Priyo Utomo(Gramedia)よりコメント
インドネシアでは、近年若年層の人口が増えるとともに、マンガ・ライトノベル市場の目覚ましい成長が続いています。そうした中で、東南アジアにおける展開実績が豊富なKADOKAWAと合弁会社を設立し、お互いのノウハウを共有することで、インドネシアにおいてコンテンツ事業を共に拡大していけることを期待しています。
夏野剛(KADOKAWA)よりコメント
インドネシアで日本のコンテンツ事業展開をリードするGramediaと提携できることは、当社の海外展開の拡大にとって大変重要であり、嬉しく思います。同国出版市場におけるKADOKAWAのIP展開の拡大余地が十分見込まれることに加えて、将来的にはデジタルプラットフォーム運営事業における協業も進めることで、両グループが生み出すシナジーの最大化を図っていきたいと思います。
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