『キノの旅』&時雨沢恵一氏デビュー25周年プロジェクトが始動
電撃文庫刊『キノの旅 the Beautiful World』が2025年で25周年を迎えた。本作は2000年7月10日に第1巻が発売され、人間の主人公キノと言葉を話す二輪車エルメスが、個性豊かな様々な国々を訪れ、滞在し、そしてまた次の国へと旅立っていくトラベルシリーズとして人気を博し続けている。このたび『キノの旅』、そして作家・時雨沢恵一氏のデビュー25周年を記念して、2025年8月から6ヶ月にわたる大型プロジェクトをスタートする。プロジェクトの情報解禁第1弾として、POP UP SHOPの開催やシリーズ最新24巻の発売、書き下ろし新作の連載が決定した。
■25周年プロジェクト情報
1.25周年記念POP UP SHOPの開催が決定
25周年を記念したPOP UP SHOPの開催が決定。本イベントでは黒星紅白氏描き下ろしイラストを使用した各種グッズの販売を行うほか、新規描き下ろしの等身大スタンディパネルの展示を実施する。
『キノの旅 the Beautiful World』 25周年記念 POP UP SHOP in 有楽町マルイ
開催期間: 2025年8月16日(土)~8月31日(日) ※8月20日は定休日
会場: 有楽町マルイ8Fイベントスペース
時間: 11:00~19:00(予定)
入場: 無料
2.『キノの旅XXIV』が2025年9月10日に発売
待望のシリーズ最新24巻の発売が決定。2025年9月10日に発売が予定されている。
【第24巻あらすじ】 「お花が満開だよ。綺麗だねえ。エルメス」運転手が言うと、「根っこが道で盛り上がっているから、そのまま突っ込んで転ばないでね」エルメスと呼ばれたモトラドが言った。ピンクの巨木が近づく。太い根が横に生え、道の上に大きな凸を作っていた。運転手が、その手前でシートから立ち上がり、タイミング良く体を少し浮かした。抜けた重みのおかげで前輪が、そして後輪が、根っこの盛り上がりを撫でるようにいなしていった。「お花が満開だよ。綺麗だねえ。キノ」エルメスが言った。「転ばなかったよ」キノと呼ばれた運転手が言った。ピンクが混じった草原を走っていたキノとエルメスは、なだらかな丘を一つ越えた時、「前方に、お仲間」「ボクにも見えた」進む道の上に、今までまったく見えなかった、自然以外の物を見つけた。それは、道と草原の隙間に横倒しになっている一台のモトラドであり、それを起こそうと力をかけているが起こせないでいる運転手だった。(「×××××の旅 ―25 Years―」、他全12話) |
3.時雨沢恵一氏完全書き下ろし新作の連載が決定
時雨沢恵一氏による完全書き下ろし新作の連載が「電撃ノベコミ+」にて行われる。新作はすべてが電話の会話だけで構成された異色作となる。連載開始は2025年9月10日が予定されている。
25周年プロジェクトでは、2025年10月以降も多数の企画が予定されている。随時情報解禁となるので引き続き注目したい。
[関連サイト]
TVアニメ『キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series』公式サイト