ガガガ文庫刊『アイゼンフリューゲル』のコミカライズ連載が本日発売のビッグコミックスピリッツ増刊「ヒバナ」6月号より開始

2016/05/07 メディアミックス

ガガガ文庫刊『アイゼンフリューゲル』のコミカライズ連載が、5月7日発売の「ビッグコミックスピリッツ増刊「ヒバナ」6月号」より開始となった。コミカライズ版の作画は七竈アンノ氏が担当しており、タイトルも『アイゼンフリューゲル弾丸の歌よ龍に届いているか』となっている。5月7日発売号では、第1話「胎動の翼」が掲載されている。虚淵玄氏の数少ない完全オリジナルのライトノベルを原作としたコミカライズということもあり、注目度は非常に高い。コミカライズにあたっては軍事考証に鈴木貴昭氏、メカデザインに石渡マコト氏の名前も連なった。

アイゼンフリューゲル

【原作小説1巻あらすじ】

高速レシプロ機エトピリカの操縦桿を握りながらカール・シュニッツは目を懲らした。大空の彼方に見えたのは、眩いほどに輝く一対の翼。鱗粉のように撒き散らされる光の礫。それは、未だ人類が到達できない領域の存在――虹龍の雄姿だった。「彼らが舞うあの世界は、痛みも悲しみもない場所に違いない」少年の頃からずっと……そしていまもなおカールはそう信じてやまない――。これはまだ、龍の翼に神秘があった頃の物語。遙かなる神々への領域を目指した、挑戦者たちの記録。

『アイゼンフリューゲル』は2009年にガガガ文庫より2巻まで刊行した作品。虚淵玄氏がノベライズなどを含まない書籍を媒体とした書き下ろしのオリジナル作品としては、2004年の『白貌の伝道師』以来の作品だった（星海社が2012年に新装版として発売）。連載が開始となったコミカライズより興味を持った方は、ぜひ原作小説もチェックしてほしい。

©虚淵玄／小学館　イラスト：中央東口