シリーズ開始から10年を経て冲方丁氏の「シュピーゲル」シリーズ完結へ 『テスタメントシュピーゲル3(下)』が7月1日発売

作家・冲方丁氏の人気作品「シュピーゲル」シリーズの最終巻となる『テスタメントシュピーゲル3(下)』が、スニーカー文庫より2017年7月1日に刊行されることが決定した。国際都市〈ミリオポリス〉を舞台に、機械化された少女たちの闘いを描く「シュピーゲル」シリーズは、ファンタジア文庫刊『スプライトシュピーゲル』(全4冊)、スニーカー文庫刊『オイレンシュピーゲル』(全4冊)、『テスタメントシュピーゲル』(既刊4冊)が発売されている。本作は同氏の最長シリーズであり、<最後のライトノベル>と銘打たれた作品として長年ファンの注目を集めてきた。2007年のシリーズ開始より、実に10年がかりで書き上げられた圧巻の大河ライトノベルが、遂に完結を迎える。

【あらすじ】

「あたし達は大丈夫だ!真っ直ぐに行くぞ!」涼月の咆哮を合図に、憲兵大隊+公安高機動隊の特甲児童達は戦火の街・ミリオポリスを駆け抜ける。都市を壊滅の危機に陥れた主犯格+特甲猟兵達をひとり残らず倒すべく、善きつながりの感覚とともに最終決戦に臨む少女達。やがて迎える終極で、それぞれの背負った因縁にも決着のときが訪れる――。6人の機械化少女と、ともに戦った数多の戦士達の物語、ついに感動のフィナーレ!!

本シリーズは、可憐な少女達、緻密な世界観、怒濤のバトルシーンが融合するSFアクションエンタテインメント。シリーズ内で張り巡らされていたすべての伏線が回収される超弩級の最終巻の刊行に際して、冲方氏からは「長らくお待たせしました! 同時多発ストーリー――いよいよの最終幕です! 彼女ら・彼らの物語をどうぞお見届け下さい!」とのメッセージも寄せられている。シリーズ全体の総ページ数は5502頁となった。

歴史小説『天地明察』で本屋大賞を含む5つの賞を、『マルドゥック・スクランブル』で日本SF大賞を受賞するなど、ジャンルを超えて活躍する同氏最長のライトノベルシリーズの完結をぜひ見届けてもらいたい。『テスタメントシュピーゲル3(下)』は、スニーカー文庫より2017年7月1日発売。

©冲方丁/KADOKAWA 角川書店刊 イラスト:島田フミカネ

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