ラノベ風に描かれた古事記は一味違う!? 『ラノベ古事記 日本の神様とはじまりの物語』が発売
1,300年以上前に書かれた日本最古の歴史書と言われる「古事記」を、ラノベ風に超訳した物語本『ラノベ古事記 日本の神様とはじまりの物語』が2017年7月12日に発売となった。「古事記」が好きすぎる著者・小野寺優氏が「古事記」を現代的に口語訳したサイト「古事記を現代語訳っていうかラノベ風にしてみた」を立ち上げ、「日本昔話」とはひと味違う(!?)萌え要素ありの新鮮な展開に注目が集まり、広く人気を獲得。このたび満を持して単行本として発売された。
「古事記」という言葉は、学校の国語の授業や歴史の授業で馴染み深い単語であることは言うまでもない。その一方で、「古事記」の内容について学校の授業を通して深く知る機会は、それほど多くないのではなかろうか。「古事記」は上中下巻からなり、本作はその上巻、日本神話のストーリーを現代語訳している。小難しい解説をあえて省き、物語だけを抜き出してライトノベル風に取りまとめた。各章には登場人物の相関図なども用意されており、ライトノベルの読者にもわかりやすく馴染みやすい構成になっている。
■CONTENTS
序
第一章 天地開闢(てんちかいびゃく)
第二章 黄泉(よみ)の国
第三章 三貴神(さんきしん)の誕生
第四章 天野岩屋戸(あまのいわやと)
第五章 八岐大蛇(やまたのおろち)
第六章 因幡(いなば)の白兎(しろうさぎ)
第七章 根の堅州国(かたすくに)
第八章 八千穂矛神(やちほこのかみ)
第九章 国譲り
第十章 天孫降臨(てんそんこうりん)
第十一章 山幸彦(やまさちひこ)と海幸彦(うみさちひこ)
跋(ばつ)
「古事記」なんて小難しくてわからない、と考えて敬遠していた方も、この機会に本書を通して斬新な「古事記」に触れてみるのも面白いかもしれない。『ラノベ古事記 日本の神様とはじまりの物語』は、エンターブレイン単行本より発売中。
※本書は古事記のストーリーを楽しんでいただくことを目的としているため、学術的な正当性を示すものではありません。
※相関図や目次に使われている名称の漢字について、基本的には古事記のものを使用していますが、一部わかりやすさを優先した表記に変更しています。
©小野寺優/KADOKAWA刊
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