『薬屋のひとりごと』がシリーズ累計75万部を突破

ヒーロー文庫刊『薬屋のひとりごと』がシリーズ累計75万部を突破した。本作は小説投稿サイト「小説家になろう」発の作品で、中世の宮中で下働きをする元薬屋の少女・猫猫(マオマオ)が、宮中のとある噂話をきっかけに、持ち前の好奇心と知識欲、そしてほんの少しの正義感をもって数々の謎や騒動を解決していく物語を描く。2017年からは「ビッグガンガン」と「サンデーGX」の2誌で、それぞれ異なる作画担当者によってコミカライズの連載も行われており、小説と漫画の双方で注目を集め続けている。

【第1巻あらすじ】

大陸の中央に位置する、とある大国。その皇帝のおひざ元に一人の娘がいた。名前は、猫猫(マオマオ)。花街で薬師をやっていたが現在とある事情にて後宮で下働き中である。そばかすだらけで、けして美人とはいえぬその娘は、分相応に何事もなく年季があけるのを待っていた。まかり間違っても帝が自分を“御手付き”にしない自信があったからだ。そんな中、帝の御子たちが皆短命であることを知る。今現在いる二人の御子もともに病で次第に弱っている話を聞いた猫猫は、興味本位でその原因を調べ始める。呪いなどあるわけないと言わんばかりに。美形の宦官・壬氏(ジンシ)は、猫猫を帝の寵妃の毒見役にする。人間には興味がないが、毒と薬の執着は異常、そんな花街育ちの薬師が巻き込まれる噂や事件。きれいな薔薇にはとげがある、女の園は毒だらけ、噂と陰謀事欠かず。壬氏からどんどん面倒事を押し付けられながらも、仕事をこなしていく猫猫。稀代の毒好き娘が今日も後宮内を駆け回る。

2018年9月19日にはサンデーGX版のコミックス第3巻の発売も予定されている。宮中のミステリーから始まり、次々と難事件へと挑むことになる本作をこの機会にぜひ読んでみよう。『薬屋のひとりごと』は、ヒーロー文庫より第7巻まで発売中。

©日向夏/主婦の友社 イラスト:しのとうこ

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薬屋のひとりごと 7

日向夏(著), しのとうこ(イラスト)

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