独占インタビュー「ラノベの素」 紙城境介先生『継母の連れ子が元カノだった』
独占インタビュー「ラノベの素」。今回は2019年12月1日にスニーカー文庫より『継母の連れ子が元カノだった』第3巻が発売された紙城境介先生です。かつて付き合っていた元カップルが、親の再婚によって「きょうだい」となり、ひとつ屋根の下で生活をスタートするラブコメ作品。特異なシチュエーションで展開される作品の内容からキャラクター、そして描きたかったというケンカップル誕生の裏側など、様々にお話をお聞きしました。
【あらすじ】 いさなの告白叶わずも、すんなりと親友同士に戻った水斗といさな。相変わらず近い二人の距離感に、心がざわつく結女だったが――そんな彼ら以上に、理解できない二人がいた。南暁月と川波小暮である。幼馴染み同士なのに、顔を見る度にいがみ合い……。暁月たちの仲直りを望む結女、そして二人の過去を察した水斗は、いさなを巻き込んで一役買うことに!? きたる勉強合宿。かくして暁月と川波は、黒歴史《おもいで》に向き合うことになる。あの頃のあだ名で呼び合い、恋人ごっこをさせられて。それはただの“罰ゲーム”なのに、どうしてもお互いを意識してしまうこの二人も――元恋人同士なのである!! |
――それでは自己紹介からお願いします。
紙城境介です。出身は京都で、デビュー作がミステリ系だったこともあり、京大のミステリ研の出身かと聞かれることがたまにありますが、まったく関係はございません(笑)。作家としての経歴は第1回集英社ライトノベル新人賞にて「優秀賞」を『ウィッチハント・カーテンコール 超歴史的殺人事件』でいただきデビューしました。また、Webでも小説を執筆しており、第3回カクヨムWeb小説コンテストにて「大賞(ラブコメ部門)」を本作、『継母の連れ子が元カノだった』で受賞させていただきました。最近特にハマっているものはぶっちぎりでVTuberの「にじさんじ」です(笑)。
――VTuberにどハマリされているということですが、どんなところに「面白さ」を感じておられるのでしょうか。
僕はもともとニコ生をめちゃくちゃ見ていた人間でもあって(笑)。VTuberにハマったのは、「麻雀をまったく知らないVTuberたちによる麻雀」という企画があり、その配信のアーカイブを視聴したことがきっかけだったと思います。麻雀自体はデジタルなので最低限の動きはしてくれるわけですけど、参加したVTuberは役も知らなければ点数の計算も知りません。役満の国士無双を大日本帝国と呼んだりしていて、とにかく面白かったという印象しかないです(笑)。僕の好きな「にじさんじ」で特に面白いと感じるのは、公式設定と本人の人格が別々にあるという点だと思うんです。そこに生まれる“ズレ”なんかもすごく楽しく視聴しています。
――また、紙城先生はラブコメも大層お好きだと伺っています。
そうですね。一番強烈にハマった作品はまんがタイムコミックスから発売されている宮原るり先生の『恋愛ラボ(ラブラボ)』ですかね。生徒会の女子中学生5人からふんわりとした感じでスタートする作品なんですけど、後半から男子グループが登場して、一人一人が恋愛を始めるというかなり珍しい構成の作品なんです。また、『WORKING!!』などの高津カリノ先生の大ファンでもあります。「うろんなページ」というWEBサイトで漫画の更新をされていて、隠しページまで含め隅々まで、それこそ何回読んだかわからないレベルで読んでいました。ラブコメ好きの影響はそういったところから受けているのかなって思います。最近では村田天先生の『藤倉君のニセ彼女』という作品がすごく肌に合いましたね。
――ラブコメ作品以外でもご自身の創作に影響を与えた作品はあったのでしょうか。
もちろんあります。竜騎士07先生の『ひぐらしのなく頃に』にはめちゃくちゃハマりました。その後も『うみねこのなく頃に』もがっつりとプレイしましたし、二次創作でカップリングを書いたりもしていました。ライトノベルの話だと鎌池和馬先生の『とある魔術の禁書目録』にはめちゃくちゃハマりましたよね。今でこそ考えられないと思いますが、御坂美琴がまだマイナーだった時代に、今では「上琴(かみこと)」と呼ばれているんですけど、上条と美琴のカップリングに沼のごとくハマっていました。某イラストレーターさんが描いた、当時は唯一と言ってもいいほどの上琴同人誌をショップまで買いに行ったのもいい思い出です(笑)。
――ありがとうございます。それではあらためて、本作は「このラノ2020」でも文庫部門【新作】3位に選出されるなど、多くの読者が面白いとの声をあげていました。ご自身としては手応えなどを感じていたのでしょうか。
まず、文庫部門で【新作】3位をいただけたのは非常に嬉しいです。ただ、今回は「新作」として推してもらった面が大きいと思っているので、来年のTOP10にいられるかどうか、真価を問われるステージにあげていただいたんだとも思っています。そもそも本作は投稿当時1話で終わるはずの物語だったんです。僕自身続ける予定もなく、短編として突発的に書いた作品でした。それが思った以上に読者の方に受け入れられ、結果として書き続けることに繋がったんですよね。そういう意味でも今日に至るまで、読者に支えていただいた作品だと思っています。それと僕自身がひとつ驚きとして感じているのは、本作のようなカップルもののラブコメ作品が、ライトノベルの市場でここまで市民権を得られる土壌ができていたんだなと。僕が中高大学生時代のライトノベルのラブコメ作品は、どうしてもハーレムを想起させる作品が多かった印象がありました。でも僕はずっとカップリング好きな人間だったので、なかなかマッチングする作品が多くなかったんですよね。
※「このライトノベルがすごい!2020」文庫部門【新作】3位に選出!
――なるほど。具体的にカップリングのラブコメ作品が広く許容され始めたなと感じたのはいつ頃でしたか。
あくまで肌感覚ですけど、僕がこの作品を書きはじめる前には漫画からじわじわと広がってきていたと思います。山本崇一朗先生の『からかい上手の高木さん』や赤坂アカ先生の『かぐや様は告らせたい』が注目を集めるようになりましたよね。ライトノベルでもカップリングのラブコメ作品は決して多くはなかったので、これはいけるんじゃないか、というイメージはありました。関係性萌え、関係性オタク、言い方はいろいろとあると思うんですが、そういった読者さんが増えたことによって受け入れの土壌が広がったんだと思います。
――それでは第2巻までを振り返りながら『継母の連れ子が元カノだった』がどんな物語なのか教えてください。
普通ならカップルだったけど別れました、で完全に終わってしまっていたはずの二人が、それぞれ思わぬペルソナを持って再会し、異なる視点からもう一度始まる二人の物語、だと思うんですけど基本はケンカップルを眺めるお話ですよね(笑)。
※このケンカップル、必見……!
――別れた元カップルの二人がひとつ屋根の下で生活をする、このシチュエーションは素晴らしいですよね。
もともとケンカップルを描くことが自分は得意だという自負があったので、あらためてケンカップルが誕生するパターンを考えました。持論ではあるんですが、ケンカップルの誕生には二つのルートがあると思っていて、ひとつは「ロミオとジュリエット型」。これは付き合ってはいるんだけど、障害があって二人がくっつけないというパターンです。もうひとつは勝手に名付けてるんですが、古味直志先生の漫画『ニセコイ』の名前をお借りした「ニセコイ型」です。ウマは合わないけど、何らかの事情で一緒にいなくてはいけないパターンです。僕個人としては「ニセコイ型」の方が好きだったので、ウマが合わない理由と、一緒にいなければいけない二つの理由を考えました。ウマの合わなさは以前から考えていた元カップルという設定を引っ張り出し、一緒にいなくてはいけない理由は義理のきょうだいにしてしまおうと(笑)。
※ナレーション(伊理戸結女役:古賀葵/伊理戸水斗役:上村祐翔)PVも公開!
――なるほど……! シチュエーションも理詰めで構築されていたわけですね。シチュエーション以外にも特徴的な要素として、本作は個々の視点で物語を綴るエピソードも多いですよね。
水斗と結女の視点で物語が描かれている点ですよね。これはむしろ逆に聞きたくて、なんでヒロイン視点の話を入れないんだろうって思うんです(笑)。僕の好きなラブコメは漫画に多いんですけど、漫画のラブコメってヒロイン視点の話も多いんです。最初こそ主人公視点から始まりますが、そこからヒロイン視点の心理描写が軸になったりする。そもそもラブコメはヒロイン視点の方が面白いんじゃないかとも考えていて、だからこそ描写しない理由がなかったんですよ。
――漫画と比較をすると確かに、と感じる点も多いですね。では、そんな本作でラブコメを展開している主要キャラクターについても教えてください。
伊理戸水斗は、彼の視点で描かれる時は最強主人公のようで、結女の視点で描かれる時は少女漫画のヒーロー的な存在というイメージのキャラクターです。僕としては陰キャ界のヒーローを目指して書いている節もあり、引っ込み思案で物静かな人達が内心やりたいと思っていることをやってくれる存在を意識しています。彼は自分の中の基準からズレたことをやりたくないと考えているタイプで、結女との関係のバランスも基本は彼が取ろうとしています。自分の中の理屈に縛られがちですが、頑固な面は大切なところでもありますね。
※伊理戸水斗(キャラクターデザインより)
伊理戸結女はよくツンデレと言われるんですけど、実際どうなんだろうって(笑)。彼女は一言で言うと頑張り屋さんタイプの女の子です。中学時代の自分からは脱出したいと思っている側面もあり、努力家です。ただ、努力をしすぎると逆に追い詰められてしまうタイプでもあって、そこは水斗がフォローしている。キャラクターというのは、関係性から生まれるものだと考えているので、水斗と結女は二人でひとつというイメージも強いです。
※伊理戸結女(キャラクターデザインより)
東頭いさなは、ライトノベルをはじめとしたサブカル好きの方なら絶対に嫌いにはならないであろうキャラクターを目指しました(笑)。本作を執筆するにおいては、カップリングがもともと定まっていたわけなので、ヒロインを加えるにしても、単騎で対抗可能な存在でなければダメでした。そしてもちろん、噛ませ犬じゃダメなわけです。彼女のポジションはトリックスターで、友達みたいなノリでぐいぐい来るオタクの女の子。そして、恋愛経験値が極めて少ないピュアなヒロインという形で出現しました。第3巻でもいい感じに水斗と結女を振り回せているんじゃないかなと思いますね(笑)。
※東頭いさな(キャラクターデザインより)
――東頭いさなは、第2巻で関係性にひとつの決着を見せたものの、やはり無視できない存在だと思います。水斗と結女にも大きな影響を与えました。
そうですね。今後の展開にも関わってくる可能性が大いにあるので、言えないことも多いのですが、水斗と結女にはできないことを簡単に実行してしまうのが東頭いさなという女の子なんです。失恋を引きずらないことやベタベタ距離感を詰めていくこと。どちらも二人にできないことを無自覚でさらっとこなしてしまう。恋愛観も含めてまったく別次元の存在です。それと僕自身、そもそもの勝ちヒロインや負けヒロインって概念に疑問を感じているんです。果たして恋愛で結ばれることが、本当に勝ちなのだろうかと。男女の関係性の最強が、本当に恋愛や結婚なのかというお話ですね。第2巻のあとがきにも書きましたが、結婚情報誌の「ゼクシィ」でさえ、結婚しなくても幸せになれる時代だと言っているわけです。幸福の多様化が広がる中で、僕自身も別のゴールを示したいという気持ちもあるんですよね。どうなるかはわかりませんけど(笑)。
※完全無敵系ヒロインのいさなが水斗と結女に与える影響は大きい
――それでも水斗と結女のケンカップルを見守っている読者は、早くヨリを戻せばいいのに、と少なからず思っていると思うんですよね(笑)。
なるほど(笑)。ただ、ひとつ言えるのは今の時点でヨリを戻したとしてもまた別れると思うんです。今のままヨリを戻してもダメなんだろうなっていうのは、なんとなく感じています。二人が家族であることは変えられないわけですし、ヨリを戻すにしても恋人でも家族でもない、ごちゃごちゃの何かを目指さなくてはなりません。先のことは自分もまったくわかっていないですし、それこそキャラクターに教えてもらうしかない(笑)。僕の場合、物語を執筆する際にはストーリーの先の先を見ながら執筆するタイプだと思っているのですが、この作品だけはどういう展開に向かっていくのか、ほとんど読めていないんですよ。
※二人の間に流れるもどかしい空気も本作の見どころのひとつ
――それはいわゆる、キャラクターが勝手に動いている、というお話でしょうか。
そうですね。キャラクターが勝手に喋っている言葉を、僕が書きだしている感じです。この作品に関しては自分からシナリオを付けにいこうとすると逆にダメなのかなと思っています。自分は実際にやったことはないんですが、一人でやっているTRPGみたいなイメージなのかもしれません。僕自身がマスター的な存在として、キャラクターたちが自由に行動するという、エアプですけどね(笑)。僕は本当に書記というか、記録者というか、編集や編纂という立場が近いのかもしれません。
――なるほど。それではキャラクターについて最後にもうひとつ。水斗や結女をはじめ、キャラクターに読書家が多いという印象も強く感じているんですよね。
理由は単純に書きやすかった、と(笑)。ライトノベルはどちらかというとマニアックなものだという印象で、作品にもサブカルっぽさを出したかったんです。それと最初はカップルだったけど、今は喧嘩をしているという話を考えた時に、大枠では共通しているのに細かいところはズレている「何か」を的確に表現したかったというのもあります。そこで最初に考えたのが、水斗はライトミステリー肯定派で、結女は本格ミステリー派ということでした(笑)。
※本が好きなキャラクター達によって物語の世界観もしっかりと固められている
――非常にわかりやすい細かなズレですよね(笑)。本という大枠があるからこそ生まれるちょっとした違いと言いますか。
そう捉えていただけるとありがたいです。それとお気付きの方もいるかもしれませんが、書籍版では時事ネタを極力遠ざけるようにもしています。SNSをはじめとしたデジタルの産物は流行り廃りが激しく、新しいものを書こうとするとすぐ古びてしまうという面もあると思っています。決して変わらないとは言わないけど、変わりにくい題材として、「本」は大きな要素のひとつになりました。僕自身が5年後も作品として読めるのかどうかをかなり意識しているので、その表れでもあるのかなと思っています。
――ありがとうございます。あらためて第2巻までを振り返り、印象に残っているシーンやイラストがあれば教えてください。
印象に残っているというか、読者さんからの評判が良かったのは看病のエピソードでした。イラストでは中学時代の結女には「おっ」と思った記憶があります(笑)。本作は担当していただくイラストレーターさんを探す際にひとつだけ、女の子の赤面や上目使いを描くのが上手な方で、と希望をしていました。たかやKi先生は抜群にお上手なので、各イラストの破壊力も半端ないと思います。それと第1巻刊行時に、早く東頭いさなのビジュアルが見たいですねという話を担当さんとしていた記憶があって、キャラデザを拝見させていただいた際は、最強のキャラクターが出てきた、って思いましたよね(笑)。
※あどけなさが残る中学時代の結女
※上目使いや赤面の表情も本作のビジュアル面における見どころとなっている
――そうして今年5月には草壁レイ先生によるコミカライズの連載もスタートしましたよね。
草壁レイ先生の漫画は僕も楽しく読ませていただいています。漫画版では小説の地の文の細かな描写をすごく丁寧に拾ってもらっていて、さらっと文章で書いたものがイラストになっていたりするんです。そういった細かな点も見どころだと思っています。また、元カップルから始まるラブコメだからこそ描写されているシチュエーションも多くあり、そこも漫画の中に盛り込んでいただいています。小説は心理描写がメインなので、それぞれのキャラクターの視点から見えている景色が描かれているのは、漫画ならではだと思います。コミックス第1巻も12月9日に発売されますので、小説と一緒に楽しんでいただければと思います。
※コミカライズ版は「ドラドラしゃーぷ#」にて連載中!
――さて、第2巻では東頭いさなとの物語を中心に描いたわけですが、あらためて発売された第3巻の見どころについて教えてください。
第3巻は幼馴染みが最強の回です(笑)。サブタイは「幼馴染みはやめておけ」なんですけど、これは僕の悪癖というか、言いたい事とは逆のことを目立つところに書いてしまうという(笑)。読んだみなさんが幼馴染みが欲しくなる、そんな話になっていたらいいなと思います。また、第3巻は川波小暮と南暁月の物語でもあります。水斗や結女とは違い、器用で視野も広くコミュニケーション能力も高い。だからこそ、水斗と結女とは少しクラスタの異なるお話にもなっています。演じるという意味での「キャラクター」がひとつテーマになっており、川波小暮と南暁月のお話は水斗と結女の今後の立ち位置と比較したり、定めたりするためのお話に繋がっていたらいいなという、そんな物語として読んでいただけたらと思います。
※第3巻ではこの二人から目が離せない
――今後の目標や野望があれば教えてください。
主人公とヒロインを敵同士にしたい(笑)。
――どういうことです!?(笑)
すいません、この作品のお話ではないです(笑)。作家として、恋愛以外の関係、絆を描いた作品をずっと執筆したいと思っているんです。手癖でなんだかんだ恋愛的な関係性を築いてしまうことが多いんですけど、そこを頑張りたい。デビューの頃はストーリー重視、現在はキャラクター重視で執筆をしているのですが、この両方をやりたいんです。ストーリーも面白いし、キャラクターの関係性も面白いと思ってもらえる作品を手掛けていきたい。単巻でもいいので、物語の中で一気に燃え上がって灰になるような物語を書きたいです。
――それでは最後にファンのみなさんへ一言お願いします。
まず、続刊をお待たせしてしまい、すいませんでした。そのぶん、喜んで楽しんでもらえる物語になっていると思います。少しずつ話も広がっているので、これからにも期待していただければと思います。また、本作のようなラブコメが好きな人は、きっとまだたくさんいるはずです。ライトノベルにもあなたたちの時代がやってきたということを知ってほしいし、仲間をどんどん増やしていきましょう(笑)。パッケージから期待できるものがそのまま詰まっているので、ぜひ読んでもらえたらと思います。また、本作は青春ラブコメではなく、ラブコメ作品であることを主張しておきたい!(笑)。この2つのジャンルは似て非なるものであると考えていて、本作は純度の高いラブコメだと思っています。ラブコメだけを摂取したい方にはぜひ手に取っていただけたらと思います。そして最後に……。
――最後に?
少し気は早いですが、第4巻を2020年春頃にお届けできるよう目指しています。内容としては帰省の話となり、義理のきょうだいでなければあり得ないシチュエーションを皆様にお届けできると思います。物語としても少しだけ初心に戻り、水斗と結女の二人にフォーカスしたエピソードを予定しておりますので、引き続きご期待いただければと思います。また、本作を執筆するきっかけにもなった『最強カップルのイチャイチャVRMMOライフ』がダッシュエックス文庫より12月に発売されるので、そちらもあわせて注目していただけたらと思います!
――本日はありがとうございました。
<了>
別れた元カップルの二人が、ひとつ屋根の下で生活を共にするラブコメ作品を綴る紙城境介先生にお話をうかがいました。ケンカップルが繰り広げる激甘な物語が魅力でもある本作。第3巻では水斗と結女を取り巻く友人たちのラブコメからも目が離せない『継母の連れ子が元カノだった』は必読です!
©紙城境介/KADOKAWA スニーカー文庫刊 イラスト:たかやKi
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