『ネトゲ廃人の異世界転生記 拳王とよばれた最強の拳が使えないので、1日8時間こん棒を振ることからはじめた』が発売 ネトゲ廃人がたゆまぬ努力で最強を目指す異世界ファンタジー

宝島社単行本『ネトゲ廃人の異世界転生記 拳王とよばれた最強の拳が使えないので、1日8時間こん棒を振ることからはじめた』が、2020年9月12日に発売された。本作は第8回ネット小説大賞受賞作で、VRMMORPG内で最弱と呼ばれる「拳」を極めた主人公・佐藤一也(30歳)が、転生先の異世界でも「拳」で最強を目指すファンタジー作品。拳だけでゲーム内すべてのボスを討伐する偉業を成し遂げた主人公は、ゲームに没頭するあまり現実世界の身体が限界を迎えてしまう。そんな彼が目覚めた世界。それは現実とゲームが随所で混ざり合った異世界だった。

 

 

ネトゲ廃人の異世界転生記 拳王とよばれた最強の拳が使えないので、1日8時間こん棒を振ることからはじめた

 

 

【あらすじ】

佐藤一也(30歳)は自他ともに認めるネットゲーム廃人である。人生の大半をゲームに捧げてきた彼の目標は、お気に入りのVRMMORPGに登場する全ボスを素手で倒すことだった。無謀ともいえる挑戦にゲーム内では“拳王”とよばれていた一也だったが、ついに念願を叶えるとともに気を失ってしまう――そして目覚めた先は、生まれ育った18年前の実家。しかしそこは、モンスターが跋扈するゲームと同じ世界だった! 一体自分は、どこに紛れ込んでしまったのか? ここで何をして、どう生きていけばいいのか? すべてのボスを倒した最強の拳も使えない一也は、かつての力を取り戻すため、1日8時間こん棒を振ることからはじめるのだった……。

 

 

身体も若返り、異世界へと転生したことに驚き困惑する一也は、この世界が「拳」で偉業を果たしたVRMMORPG「ヴァーサスオンライン」の世界と酷似していることに気が付く。ゲームの世界では基本となるステータスをチェックしてみれば、並ぶ数字は“最強”を冠したゲーム時代とは程遠いもの。あまりの低さに愕然としながらも、ゲームの知識というアドバンテージを活かして、もう一度最強を目指す決意をする。そんな一也が最初に取り組んだのは、とある理由からこん棒(メイス)を振り続けるという、常人では理解しがたく、狂気的とも言える地道な修練だった。

 

 

【地道な努力を続ける一也のことはたちまち噂になっていく】

ネトゲ廃人の異世界転生記 拳王とよばれた最強の拳が使えないので、1日8時間こん棒を振ることからはじめた 挿絵1

 

 

自分の「拳」で最強になるという目標を掲げ努力を続けた一也は、さらなる強さを求め、モンスター討伐を生業とする者たちが集う「冒険者ギルド」への加入を決意。そこで出会った女冒険者・太田真央。彼女のモンスター解体技術を目の当たりにした一也は、「彼女なら仕事を任せられる」とパーティを打診することに。より強いモンスターへ挑戦し、更なる強さを求めてクエストに挑み続ける彼が、この世界でもう一度“最強”の頂に辿り着くことができるのか注目だ。

 

 

【仲間と出会い、一也はさらなる強さを求める】

ネトゲ廃人の異世界転生記 拳王とよばれた最強の拳が使えないので、1日8時間こん棒を振ることからはじめた 挿絵2

 

 

本作の魅力は「拳」で最強となることにこだわり続ける主人公の姿だ。書籍化に伴う改稿では登場人物の心理描写が大幅に加筆されており、主人公もまた例外ではない。なぜ彼が強さにこだわるのか、どうして最強を目指すのか。その理由とともに、異世界でひたむきな努力を続ける男の成長譚をぜひ読んでもらいたい。

 

 

©陽和/宝島社 イラスト:ヤミーゴ

kiji

[関連サイト]

宝島社(このライトノベルがすごい!文庫)公式サイト

 

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