このライトノベルがすごい!2026:『あそびのかんけい』が文庫部門1位&単行本・ノベルズ部門は『サイレント・ウィッチ』が1位に
2025年11月27日に発売される「このライトノベルがすごい!2026」(宝島社刊)にて、『あそびのかんけい』が文庫部門で1位を獲得、単行本・ノベルズ部門では『サイレント・ウィッチ 沈黙の魔女の隠しごと』が1位を獲得した。また、今年度より新作部門は文庫部門と単行本部門に分けてそれぞれ発表。新作文庫部門は『あそびのかんけい』、新作単行本部門は『汝、暗君を愛せよ』が1位に輝いた。「このライトノベルがすごい!」は宝島社が2004年より刊行しているライトノベルのBESTランキング書籍。本誌では文庫部門1位作品、単行本・ノベルズ部門1位作品の著者インタビューが掲載されている。また、『転生したらスライムだった件』の完結を記念したスペシャルインタビューも収められている。

文庫部門では『あそびのかんけい』(ファンタジア文庫・著:葵せきな・イラスト:深崎暮人)が1位に輝いた。『生徒会の一存』や『ゲーマーズ!』などの人気シリーズを手掛ける葵せきな氏と、『冴えない彼女の育てかた』などのイラストを手掛ける深崎暮人氏の、ヒットメーカー同士のタッグで刊行。第1巻、そして第2巻と上り調子で評価を高め、このたび1位に輝いた。2位には『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』(GA文庫・著:佐伯さん・イラスト:はねこと)、そして3位には昨年1位に輝いた『負けヒロインが多すぎる!』(ガガガ文庫・著:雨森たきび・イラスト:いみぎむる)が選ばれている。

単行本・ノベルズ部門では『サイレント・ウィッチ 沈黙の魔女の隠しごと』(カドカワBOOKS・著:依空まつり・イラスト:藤実なんな)が1位に輝いた。2025年7月から9月にかけてはTVアニメの放送も行われ、このたびの躍進に繋がった。2位は昨年に引き続き『転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す』(アース・スターノベル・著:十夜・イラスト:chibi)、3位は昨年1位に輝いた『魔導具師ダリヤはうつむかない ~今日から自由な職人ライフ~』(MFブックス・著:甘岸久弥・イラスト:景、駒田ハチ)が選ばれた。

新作部門は「このラノ2026」より文庫部門と単行本・ノベルズ部門で分割されており、新作文庫部門は文庫部門を制した『あそびのかんけい』(ファンタジア文庫・著:葵せきな・イラスト:深崎暮人)、新作単行本部門は『汝、暗君を愛せよ』(DREノベルス・著:本条謙太郎・イラスト:toi8)が選ばれた。新作文庫部門2位には『転生程度で胸の穴は埋まらない』(電撃文庫・著:ニテーロン・イラスト:一色)、3位には『デルタとガンマの理学部ノート』(電撃文庫・著:逆井卓馬・イラスト:遠坂あさぎ)が選ばれた。新作単行本部門2位には『捨てられ公爵夫人は、平穏な生活をお望みのようです』(TOブックス・著:カレヤタミエ・イラスト:駒田ハチ)、3位には『魔術漁りは選び取る』(MFブックス・著:らむなべ・イラスト:EEJU)が選ばれている。
本誌には作品ランキング以外にもイラストレーターランキングも掲載されているほか、自分の好きな作品を見つけられるジャンル別ガイドなど多くの作品紹介も行われている。ラノベニュースオンラインで開催している「ラノベニュースオンラインアワード」と本誌の結果とで選出されている作品群を見比べてみるのも面白いだろう。今年もまだまだライトノベルには新刊が登場する。既存の作品とあわせて、面白いライトノベルにどんどん触れてもらいたい。
©葵せきな/KADOKAWA ファンタジア文庫刊 イラスト:深崎暮人
©依空まつり/KADOKAWA カドカワBOOKS刊 イラスト:藤実なんな

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