独占インタビュー「ラノベの素」 半田畔先生『マーディスト ―死刑囚・風見多鶴―』

独占インタビュー「ラノベの素」。今回は2022年2月1日にスニーカー文庫より『マーディスト ―死刑囚・風見多鶴―』下巻が発売された半田畔先生です。史上最悪の死刑囚と、平凡な大学生の青年が邂逅して始まる驚愕のクライムサイコサスペンスを描く本作。e-Storyアプリ「peep」で人気を博し、実写化やコミカライズも果たした人気作の文庫化を受けて、作品の内容や着想、風見多鶴というキャラクターについてなど様々にお聞きしました。

 

 

マーディスト ―死刑囚・風見多鶴― 下

 

 

【あらすじ】

『マーディスト』風見多鶴と対話を繰り返す夕木音人は、彼女の正体にひとつの仮説を立てていた。「風見多鶴は偽物で、本当は行方不明になった姉かもしれない」そんな疑念を見透かすように多鶴から新たな提案が――。

 

 

――それでは自己紹介からお願いします。

 

2016年に作家デビューしております半田畔です。出身は神奈川県で、主にライト文芸を中心に活動させていただいているほか、一般文芸やチャットノベルなどでも活動し、作家としての幅を広げている最中です。好きなものはゴルフと映画で、ゴルフは大人になった際に役に立つかなという打算もありきで高校から始めました。その後は息抜きの趣味として続けていますが、社会人になっても仕事の関係でゴルフに行くことはないまま今日を迎えています(笑)。映画は父が映画関係の仕事に就いていて、幼い頃から周りに映画がたくさんあったので好きになった感じです。私自身の創作においても、一番影響を受けているのは映画なのかなと思います。

 

 

――ゴルフと映画がお好きなんですね。それ以外にハマっているものなどはありますか。

 

ハマっていることと言いますか、2021年からシェアハウスに引っ越しまして。そこの住人の中にキックボクシングやボルダリングをやられている方もいらっしゃって、一緒にやるようになりました。これまで自分がやったことのなかったことにいろいろと挑戦するようになったので、趣味を広げている状況です。挑戦することの面白さをあらためて感じていますね。

 

 

――シェアハウスにはどうして住もうと思ったのでしょうか。特に作家の方はパーソナルスペースを気にされるイメージがあったので、飛び込まれる姿勢が新鮮に感じます。

 

きっかけは友人がシェアハウスに住みだして、話を聞いているうちに面白そうだなと(笑)。それで私も興味が出て、友人とは別のところに入居した感じです。ただ、私の住んでいるところはシェアハウスといってもハコがかなり大きくて、40人規模なんです。1階のリビングが共有スペースになっていて、上の階は居住区という感じですね。リビングにはだいたい10人くらいが入れ替わりで集まったりするんですけど、メンバーそれぞれの働き方も違ったりしているので、非常に面白いです。自分としては作家として仕事をしている中で、オンオフを作りたいという気持ちがありました。シェアハウスが実家の近場でもあるので、仕事をする際はシェアハウスで寝泊まりして、オフは実家に戻ってと、新しい仕事環境の構築も兼ねている感じです。

 

 

――ありがとうございます。半田先生は第三回富士見ラノベ文芸大賞にて「金賞」を受賞し、小説家としてデビューされているわけですが、小説家を目指したきっかけはなんだったのでしょうか。

 

高校の頃に部活動でゴルフをやっていたんですが、ひょっとしたらプロを目指せるんじゃないだろうかといういい感じのところまでいったんです。ところが全国大会で実力の差を思い知らされ、完膚なきまでに打ちのめされた結果、趣味が一気にインドアになってしまって。小説を書くようになったのもゴルフを挫折したがゆえの副産物でした(笑)。とはいえ、映画関係の仕事をしている父親も文章を扱っていましたし、自分の中でも文章というものに抵抗がなかったことも大きかったです。加えてアニメや漫画、ゲームなどのエンタメコンテンツの源流にはテキストがあると私自身は思っていたので、まずはやってみようと思いました。

 

 

――そうだったんですね。その後作家としてデビューされ、小説を書きながらe-Storyアプリ「peep」で小説とは異なる魅力を持つチャットノベルにも挑戦することになりました。挑戦のきっかけはなんだったのでしょうか。

 

きっかけは自分とpeepの編集さんとの共通の知り合いを通じてお話をうかがったことでした。私もそこで初めてチャットノベルという存在を知りましたし、スマートフォンと親和性のある物語のコンテンツに衝撃を受け、挑戦してみることにしたんです。基本的にチャットノベルは会話文が主体でストーリーが進行するため、読者は会話を中心に情景を思い浮かべなければいけません。だからと言って地の文を増やすわけにもいかないんです。挑戦するにあたっては、地の文を使い過ぎると読者が飽きて離れてしまうというお話も事前に聞いていました。小説家としての経験が役立つ部分と、まったく通じず新たに学ばなければいけない部分もたくさんあり、面白くもあり苦労も多かったと記憶しています。

 

 

――2019年からチャットノベルを手掛け、2020年にスタートした『マーディスト ―死刑囚・風見多鶴―』は大きな人気を博しました。そして文庫化を果たすことにもなりました。あらためて本作の物語について教えてください。

 

本作には異常なカリスマ性を持った死刑囚が存在しており、その死刑囚に影響された模倣犯が世の中に蔓延っている世界を描いています。その死刑囚は模倣犯の様々な情報を握っており、担当検察官はなんとか情報を引き出そうとするんです。そしてとある青年が、情報提供の条件として死刑囚と対面することになります。青年との対話を条件にして、上巻では水平思考ゲームを繰り広げ、模倣犯の正体や殺害方法を解き明かしていく物語となっています。本作は謎解きの要素以上に、キャラクター間のやり取りを楽しんでもらいたいという想いが強いので、ミステリー的な作品というよりは、サスペンスやスリラー寄りの作品として物語を見ていただけたら嬉しいですね。

 

マーディスト ―死刑囚・風見多鶴―

※史上最悪の死刑囚・風見多鶴とのゲームに平凡な大学生が挑むことになるのだが……

 

 

――チャットノベルから小説への改稿はいかがでしたか。

 

まさに自分の手でノベライズを作っているような気持でした(笑)。また「peep」での連載では、1話の中に書ける文字のスケールが限られていたので、どうしても書ききれない地の文や登場人物たちの心情もありました。今回の文庫化にあたっては、そうした書ききれなかった部分を思い出しながら加筆をしましたし、削る部分も結構あったりと、試行錯誤を繰り返しながら執筆をしていましたね。

 

 

――なるほど。文庫化に際してはチャットノベルよりも文字の総量は増えていると思うのですが、削った部分もかなりあったというのは驚きでした。加筆のイメージがどうしても強かったので、どういったところに注視しながら作業をされていたのでしょうか。

 

大きな違いはストーリーを各話単位で見ていく時と、各章単位で見ていく時とで、注意すべき点が異なるところでしょうか。チャットノベルは1話として見ることが多かったわけですが、文庫化の際は章として物語を見なければなりません。なので、1話という視点で見た時にはよかったとしても、章として見た時にはどうしても手を入れないといけない箇所が出てきました。今回で言えば会話文の量はかなり調整したと思います。章単位で見るとどうしても冗長化してしまうエピソードもあったので、バランスを取るために削った部分も結構ありましたね。

 

 

――あらためて文庫化の作業で最も大変だった点はどんなところでしたか。

 

本作は物語としての結末が決まっているので、構成についてはかなり悩みました。もちろん加筆をするにしても、どの部分を加筆するのかという点は悩みましたし、「peep」で連載していた時のテンポを崩さずに、新規の読者さんと「peep」からの読者さんの両方の期待を裏切らないよう仕上げていくバランスが本当に大変でした。決めてしまえば書けるんですけど、だからこそ下手に決めることもできず……。最初の考える時間が一番苦労したかもしれませんね(笑)。

 

 

――作風についても半田先生がデビュー以降手掛けられてこられた作品とはかなり異なる印象も受けました。本作の着想についても教えていただけますでしょうか。

 

もともとチャットノベルで物語を作るというお話でしたので、最初に担当さんとはチャットノベルの性質について話をしました。チャットノベルはキャラクターの会話を主体にストーリーが進行していくので、会話だけで物語が成立して完結するものを作りたいという話をしていたんです。当時、自分はいろいろな哲学書を読んでいて、問答形式で書かれている本を多く読んでいました。そういった書籍としての形式を作品に取り入れたら面白そうだなと考えたのがひとつでした。そして同時期に、モリアーティやハンニバル・レクター、ジョーカーといった魅力的な悪役の情報も集めていたんです。彼らの行いは一般的に「悪」と分別されるものなのに、どうして格好良く見えるのだろうかと。様々な悪役を調べながら、共通点や魅力を抽出し、風見多鶴という存在を形作っていったと記憶しています。死刑囚である風見多鶴は、自分が魅力的だと感じた悪役たちの良い部分を組み合わせた存在と言えるかもしれません。

 

マーディスト ―死刑囚・風見多鶴―

※魅力的な悪役たちから形作られたという風見多鶴

 

 

――悪役の良さを集約したという風見多鶴というキャラクター。半田先生にとってはどのようなキャラクターとして今現在、確立していますか。

 

先程も触れたように、多鶴はフィクション的にもノンフィクション的にも古今東西の様々な「悪」と呼ばれる人たちを集め、その魅力の欠片をひとつずつ繋ぎ合わせて誕生した経緯があります。そうして創り上げていった結果、非常に掴みどころのないキャラクターになったなと感じます。現在「peep」でもスピンオフとして多鶴を書いている作品がありますが、書けば書くほどわからなくなっていく存在でもあります。彼女を表す代名詞足り得るものがないこともそうです。しかし彼女の中には折れない哲学というか、大きな芯のようなものをとても強く感じています。自分自身が様々なものに影響されやすく、芯がぐらつきやすい人間だからこそ、確固たる己を持っている人間を描いてみたいと、考えた結果なのかもしれませんが。

 

マーディスト ―死刑囚・風見多鶴―

※掴みどころがなくも、決して曲がらない芯を持つという風見多鶴

 

 

――そんな風見多鶴は「人間とは何かを知ってほしい」という言葉を音人に向けて口にするシーンもありました。半田先生はその答えには辿り着けましたか。

 

ほんの一端だとは思いますが、何事にもブレない人はいても、その感情や思想が地続きで続いているわけではないんだろうなと感じるようになりました。今日言ったことが明日変わっているかもしれない。一度決めたことを変えない人は、絶対に変わらないと思っていたけど、そうではないんだろうなと。環境や境遇の変化によって生き方が変わる人も多いでしょうし、人間は極めて流動的な生き物なんだろうなと、書いていて感じる部分はありましたね。

 

 

――それでは風見多鶴に翻弄されることになる登場キャラクターについても教えてください。

 

夕木音人は風見多鶴に指名され、彼女と相対することになる普通の青年です。ブレない多鶴とは逆に、音人くんは自分自身を確立できていないキャラクターでもあります。周囲のものから影響を受けやすく、良くも悪くもスポンジのように吸収していく時期にある青年で、本作では多鶴と朝顔さんの二人から様々な学びを得ていく存在でもあります。

 

マーディスト ―死刑囚・風見多鶴―

※死刑囚・風見多鶴と対峙することになる夕木音人

 

野村朝顔は多鶴を担当する検察官です。彼が音人くんと多鶴を引き合わせた人物でもあります。社会に氾濫する模倣犯を駆逐していくにあたって、正義を貫き通したい部分と、民間人として協力してくれている音人くんを守らなきゃいけない部分とで葛藤を続けているキャラクターですね。

 

マーディスト ―死刑囚・風見多鶴―

※音人を風見多鶴に引き合わせることになる検察官の野村朝顔

 

夕木譜美は音人くんの妹です。彼女も模倣犯の事件に巻き込まれたりするのですが、夕木家3姉兄妹の中で、一番達観しているイメージがあります。正しいか間違っているかはさて置き、自分の答えを明確に持っているキャラクターなのかなと。音人くん程動揺しない点もその所以かもしれません。

 

マーディスト ―死刑囚・風見多鶴―

※音人が溺愛する妹の夕木譜美

 

そして下巻から登場する技術者。本作のキャラクターをアーティストと一般の枠で括った際、多鶴と共にアーティスト側に立つ存在です。モノ作り至上主義者であり、そこに倫理や常識はありません。欲求のままに己の作品を作り続ける存在として描かれていて、作品の提供相手に多鶴を見出だしました。多鶴とは便宜上、利害関係の一致という点から協力関係にあるような感じです。

 

マーディスト ―死刑囚・風見多鶴―

※殺人兵器の製造から驚きの整形術まで幅広い能力を有する技術者

 

最後は夕木琴都です。音人くんと譜美の姉で、作中では失踪しています。彼女はどういう言動や仕草をすれば、相手が喜んでくれるかをなんとなく空気で察することができる器用な子であり、その結果自分を見失ってしまった子でもあります。家族の中で求められる良き姉を演じ続けた結果、家を飛び出すことになり、その先で多鶴と出会うことになります。多鶴との出会いは、傍からはわからない窮屈な人生を送ってきた彼女自身を取り戻すきっかけにもなったわけですね。

 

 

――新たな登場人物を迎え、更なる惨劇と謎に満ちていく本作ですが、この物語を語る上でキーとなっているエピソードを選ぶとすると、半田先生はどのエピソードを挙げられますか。

 

個人的にキーだと思っているのは、上巻に収録されている「カタリスト」のエピソードなのかなと思います。上巻と下巻とでは、多鶴と音人くんのコミュニケーションの手法が、水平思考ゲームから宝探しゲームに変わり、物語の雰囲気も変化していきます。音人くんの考え方や動き方も変わっていくのですが、その起点となっているのが「カタリスト」というエピソードだと思っています。名実共に上巻と下巻の橋渡し的なエピソードとして書いた物語でもあるので、ぜひ注視しながら読んでいただけたらと思います。

 

 

――ありがとうございます。文庫版のイラストも「peep」から引き続き灰染せんり先生が担当されました。下巻のジャケットも凄まじいインパクトを生み出していますよね。

 

そうですね。灰染先生のイラストは色気というか妖艶なイメージが強く、灰染先生の描いた多鶴からは自分も大きな影響を受けています。スニーカー文庫版ではこれまでビジュアル化されていなかった多鶴や音人くん、朝顔さんの新たな顔や姿を見ることができ非常に嬉しかったです。文章としてキャラクターを描いていく上でも、よりイメージしやすくなりました。特に上巻の番外編「イビルバンカー」の扉絵に描かれた和服姿の多鶴はお気に入りの1枚ですね。

 

マーディスト ―死刑囚・風見多鶴―

※半田先生がお気に入りだというイラストの1枚

 

 

――本作は2021年に実写化とコミカライズも行われています。文庫版やチャットノベル版とは違う見どころについても教えてください。

 

実写版については、ストーリーも原作準拠で制作していただきました。私も撮影現場へ見学にうかがわせていただいたりしたのですが、演者さんのリアルな風見多鶴を見た時の衝撃は凄まじいものがあり、非常に印象的でした。実写版ではよりリアルな『マーディスト ―死刑囚・風見多鶴―』を楽しんでいただけると思います。

 

 

コミカライズ版はゆとと先生が担当されています。第1話の原稿を拝見させていただいた時は本当に痺れました。漫画版ではテキストにおいてやや地味に感じられた水平思考ゲームなども、ビジュアル的に演出していただいており、ものすごい工夫を凝らしていただいています。こちらも非常に見応えのある作品となっているので、ぜひ漫画版も読んでいただけたら嬉しいですね。

 

 

 

――それでは発売された下巻について、見どころやポイントについて教えてください。

 

下巻は上巻で音人くんが多鶴との会話で培った知識や知恵を能動的に発揮していく物語になっています。さらに水平思考ゲームで模倣犯の正体を暴いてきていた上巻からは打って変わり、下巻では宝探しゲームと称して、多鶴がこれまでの殺人事件で使用してきた凶器を探していくストーリーがメインになります。これまで以上に風見多鶴というキャラクターの正体や在り様を追求する物語でもあるので、ぜひ注目していただければと思います。

 

マーディスト ―死刑囚・風見多鶴―

※物語は驚愕の展開に向けて加速を続ける

 

 

――そして物語の終着点に向けて、二転三転のどんでん返しが待っているわけですよね。

 

はい。この結末は「peep」で執筆する最初の頃から決めていたものでもあります。歪な愛を描きたかったという想いを詰め込み、徹頭徹尾ブレることなく最後の最後まで書き切ることができました。ぜひ見届けてもらいたいです。

 

 

――今後の目標や野望があれば教えてください。

 

『マーディスト ―死刑囚・風見多鶴―』を書いてきたきっかけとして、これまで自分が書いてこなかったジャンルを書こうというテーマがありました。これからまた新しい物語を作る際は、サスペンスとは違うジャンルの作品を手掛けることができればいいなというのが目標であり野望でしょうか。挑戦したことのないものに挑戦するということは決めているので、ブレずにいきたいですね。そして自分自身の最終目標として、70歳か80歳かわからないですけど、監督として映画を撮りたいと考えています。具体的な構想があるわけではないんですが、それまでに培った経験や体験を活かしながら、何か1本撮りたいです(笑)。

 

 

――ありがとうございます。それでは最後にファンのみなさんへメッセージをお願いします。

 

「peep」の頃から読んでくださっている読者の方には、紙の本として皆さんの前にお出しできるということで、期待を裏切らないよう努力しました。かなり加筆もしておりますので、ぜひ文庫版も手に取っていただけたらと思います。そして新しい読者の方には、本作を契機にしてこれまでの自分の作品に関わるきっかけになってくれたら嬉しいですし、「peep」を知っていただいて、そこで発表されている他の作品も読んでいただけたら嬉しいなと思います。本作は決して残虐なシーンだけを魅力にしているわけではなく、自分の芯や生き方をまだ見つけられていない人にとって、何かしらの手がかりになってくれたらという思いもあります。何かヒントを見つけていただくきっかけになればそれに勝る喜びはありませんので、ぜひ手に取っていただけたら幸いです。

 

 

――本日はありがとうございました。

 

 

<了>

 

 

史上最悪の死刑囚と、対話の相手に選ばれた平凡な大学生を中心とした驚愕のサスペンスを綴る半田畔先生にお話をうかがいました。稀代のカリスマ死刑囚に影響を受ける狂信的な模倣犯たちが関わる事件に挑んでいく本作。風見多鶴という存在に迫りながら、二転三転していく物語の結末をぜひ見届けてください。『マーディスト ―死刑囚・風見多鶴―』は必読です!

 

<取材・文:ラノベニュースオンライン編集長・鈴木>

 

©半田畔、灰染せんり/KADOKAWA ©taskey Inc. スニーカー文庫刊

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[関連サイト]

『マーディスト ―死刑囚・風見多鶴―』特設サイト

『マーディスト ―死刑囚・風見多鶴―』公式Twitter

スニーカー文庫公式サイト

e-Storyアプリ「peep」公式サイト

 

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マーディスト ―死刑囚・風見多鶴―(下) (角川スニーカー文庫)
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マーディスト ―死刑囚・風見多鶴―(上) (角川スニーカー文庫)

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