電撃小説大賞初となる「電撃の新文芸賞」受賞作『明けの空のカフカ』が発売 著者インタビューや応援コメントも公開中
電撃小説大賞初となる「電撃の新文芸賞」受賞作『明けの空のカフカ』が、2025年7月17日に電撃の新文芸より発売された。本作は空の見えない浮遊洞窟で生まれ育った主人公が、地上から来訪した獣人との出会いをきっかけに、祖父が遺した飛行機と共に空へと飛びだしていくジュブナイルアドベンチャー。発売にあわせて、電撃の新文芸で活躍中の作家陣から応援コメントも到着している。
【あらすじ】 カフカは空が見えない浮遊洞窟内にある老人ばかりの村で暮らす唯一の子ども。外の世界に憧れを抱きながらも、村に縛られる日々を過ごしていた。ある日、地上からの来訪者・ハヤテが現れる。なんと彼は、ヒトとは違う犬の特徴を持つ獣人だったのだ。ハヤテの語る刺激的な地上の話に感化されたカフカは、ついに村人たちの反対を振り切り――亡き祖父が遺した飛行機〈コチ三〇六〉を駆り夜明けの空へと飛び出していく! 温かく見守ってくれる大人たちや同世代の友達と出会い成長するカフカは、やがてこの世界のヒトたちの間に起こった悲しい過去を知ることになる。だけどカフカは飛ぶことをやめない、知ることを諦めたりしない。だって――私たちの人生の全てが冒険なのだから! 国内最大規模の公募型小説賞「電撃小説大賞」が贈る、全ての世代に伝えたい感動のジュブナイルアドベンチャー! |
■応援コメント
一分咲氏(『無能才女は悪女になりたい~義妹の身代わりで嫁いだ令嬢、公爵様の溺愛に気づかない~』著者)
まるで色鮮やかな映画に入り込んだみたいに、世界の全てがキラキラ輝く物語。素直でまっすぐで元気いっぱいなカフカが本当にかわいくて眩しい!彼女を取り巻く人々もみんな素敵!優しさに溢れた冒険譚です。
坂氏(『ある魔女が死ぬまで』著者)
カフカを見守る大人たちの言葉が深く胸に刺さりました。鮮やかな風景と繊細な心理描写が、夏の空へと飛び立つ少女の姿を鮮烈に浮かび上がらせます。王道でありながら高い完成度を誇るジュブナイル小説です。
結城涼氏(『物語の黒幕に転生して』著者)
空の蒼と平原の緑、そして夏の香りを感じる物語です。一夜の偶然からはじまったカフカの旅。いつのまにか彼女が過ごす日々に引き込まれ、外の世界の煌めきを浴びて成長していく姿をまぶしく感じました。気が付くと、彼女と一緒に風を捕まえにいきたくなる――――そんな物語を、皆さんも堪能してみてください。
また、本作の刊行を記念して、著者・水品知弦氏のインタビュー記事も公開された。なおインタビューの全文は「電撃オンライン」に掲載されている。
■著者・水品知弦氏インタビュー(一部)
Q:『明けの空のカフカ』のプロットをどう固めていったのかお伺いしたいです。
A:【水品先生】“女の子がモコモコした人類と出会う”というアイデアは中学生のころからあって、今回応募するにあたり、1冊にまとまりそうな内容としてこの話を選びました。元々構想にあったものから規定文字数に収めるためにイベントを厳選し、誰に何を伝えたいかを一番に考えました。
初回生産限定ではクリア素材のオビを採用しており、透明感抜群で物語にマッチする仕様となっている。『明けの空のカフカ』は、電撃の新文芸より発売中。
©水品知弦/KADOKAWA 電撃の新文芸刊 イラスト:森沢晴行
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