カドカワBOOKS刊『横浜駅SF』が「本の雑誌 8月特大号」発表の「2017年上半期エンターテインメント・ベスト10」にランクイン

2017年7月10日に発売となった「本の雑誌 8月特大号」の「2017年上半期エンターテインメント・ベスト10」の発表にて、カドカワBOOKS刊『横浜駅SF』がランクインした。本作はWeb小説サイト「カクヨム」にて開催した第1回カクヨムWeb小説コンテストの「大賞(SF部門)」受賞作で、発売直後1週間の売上において横浜の一部書店では名だたる文芸書をおさえ売り上げランキング1位を獲得して話題となった(有隣堂全店調べ/文芸書ジャンル)。2017年8月10日には「京都編」「群馬編」「熊本編」「岩手編」を収録した待望の第2巻も発売する。

【第1巻あらすじ】

改築工事を繰り返す<横浜駅>が、ついに自己増殖を開始。それから数百年――JR北日本・JR福岡2社が独自技術で防衛戦を続けるものの、日本は本州の99%が横浜駅化した。脳に埋め込まれたSuika で人間が管理されるエキナカ社会。その外側で暮らす非Suika 住民のヒロトは、駅への反逆で追放された男から『18きっぷ』と、ある使命を託された。はたして、横浜駅には何があるのか。人類の未来を懸けた、横浜駅構内5日間400キロの旅がはじまる――。

「本の雑誌」は書評誌などではほとんど取り上げられることのなかったエンターテインメント作品の書評を中心として、本や活字のあらゆる情報を提供する雑誌として刊行。半期に一度の割合で、幅広い本を対象に上半期や年間のベスト10の発表を行っている。

『本の雑誌』8月特大号で発表する 「2017年上半期エンターテインメント・ベスト10」

1.蘇我の娘の古事記(ふることぶみ)/周防柳/角川春樹事務所

2.冬雷/遠田潤子/東京創元社

3.14の夜/足立紳/幻冬舎

4.文庫解説ワンダーランド/斎藤美奈子/岩波新書

5.かがみの孤城/辻村深月/ポプラ社

6.北海タイムス物語/増田俊也/新潮社

7.遠縁の女/青山文平/文藝春秋

8.横浜駅SF/柞刈湯葉/KADOKAWA

9.ハンティング 〈上下〉/カリン・スローター、鈴木美朋訳/ハーパーBOOKS

10.なかなか暮れない夏の夕暮れ/江國 香織/角川春樹事務所

また『横浜駅SF』は「ヤングエースUP」にてコミカライズも連載中。この機会に原作小説、コミカライズ版を読んでみてもらいたい。『横浜駅SF』はカドカワBOOKSより第1巻まで発売中。最新2巻も2017年8月10日に発売する。

©柞刈湯葉/KADOKAWA刊 イラスト:田中達之

[関連サイト]

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