【日刊試読タイム】『遅すぎた異世界転生 人類を滅ぼした魔王ですけどよかったらウチで働きませんか?』(GA文庫)

そういえばゲリラ豪雨の時期ですね。

さて、今回はGA文庫が2018年6月15日に発売する『遅すぎた異世界転生 人類を滅ぼした魔王ですけどよかったらウチで働きませんか?』。まずはジャケットとあらすじをチェックしてみましょう。

【あらすじ】

ある日、マサムネは人類を救う勇者として異世界に召喚された――が。「人類は、もう滅んだよ」 異世界転生に〝遅刻〟した彼を待ち受けていたのは、すでに人類を滅ぼしていた魔王シシーだった! 転生即日勇者廃業となったマサムネに、シシーは「よかったらウチで働かない?」と持ちかける。行くアテのないマサムネはそれを承諾するが……?「で、誰を暗殺すればいいんだ?」「いや!? 誰もそんなこと頼んでないからね!?」 魔王城を舞台に、元勇者が持て余したチート能力であさっての方向に全力疾走!! 時々《ラブコメ》時々《最強》な異世界ファンタジー開幕!!

著者はなめこ印先生。イラストは小龍先生。なめこ印先生はGA文庫やHJ文庫、ファンタジア文庫など複数のレーベルで活躍している作家です。本作は既に人類が滅んでしまった異世界に召喚された勇者が、魔王の執事となって始まるファンタジー作品のようですね。試し読みでは約30ページ相当が公開されています。口絵が3枚確認できるほか、挿絵も1枚確認できるので、早速チェックチェック!

⇒ 試し読みはこちら

勇者として召喚された軍人を待ち受けていたものは人類敗北の世界。

主人公は人類の希望として異世界へと召喚された軍人のマサムネ。長い間、戦場で生き抜くために強くあり続け、心を削り続けてきた男は、異世界グリムガルドに召喚されてしまうのです。作戦行動中に起こった異変に立ち尽くすマサムネの前には、魔王を名乗る女が一人。彼女は言います。君は勇者で、人類の希望で、魔王の敵であるのだと。ただしそれは過去の話。なぜなら人類は既に、魔王によって滅ぼされた後だったのです。

魔王と人類の戦争は3年前に終結。魔王は勝利し人類は敗北。マサムネは最後の人類として魔王の前に立っていることになり、絶体絶命であることを自覚します。行くアテもなく、戦争がなければ無職同然。それでも見せしめに拷問や磔にされるくらいなら、自死すら厭わないという覚悟を見せるのです。その一方、魔王のアプローチはマサムネと友好関係を結びたいというもので。物事を戦争に結びつけて考えるマサムネとなかなか噛み合わない魔王シシーのやり取りの結果、マサムネは執事として働くことになるのです。

執事という居場所を得たマサムネでしたが、依然として魔王が自分に何を求めているのか理解できないままなのです。泥水のようなコーヒーしか淹れられず、屋敷の管理をはじめとした引き継ぎの教育さえも無用。現状、魔王である彼女の傍で置物以上の価値を見出せていなかったマサムネは、彼女が自分を傍に置くメリットを考えつづけます。そして、何か閃いてしまうのですが……。

試し読みでは魔王が自分を手元に置いておく理由にマサムネが思い当たる(?)ところまでが公開されています。マサムネが思い至った「アレ」とはいったい何なのか。一向に噛み合わない魔王と元勇者が送る、時々ラブコメで時々最強な物語の展開に注目ですね。

気になった方はぜひ試し読みをチェック! さらに物語の続きが気になった方は発売日に書店へGOです!

【日刊試読タイム】とは

試し読みが公開されている発売間近の作品を試し読みを通して紹介します。

©なめこ印/SBクリエイティブ イラスト:小龍

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