KAエスマ文庫2020年4月新刊『典薬寮の魔女』が発売 “魔女”が挑む薬殺阻止ミステリーが開幕

KAエスマ文庫刊『典薬寮の魔女』が2020年4月24日に発売された。本作は第10回京都アニメーション大賞「特別賞」受賞作で、薬殺を阻止することを大義としている薬師の少女・雪代と、彼女を守るために都へ遣わされた少年・飛廉の二人の出会いが、国を揺るがす恐ろしい陰謀を解き明かすことになる薬殺阻止ミステリー。KAエスマ文庫が2020年5ヶ月連続で刊行する第4弾が発売となった。

 

 

典薬寮の魔女

 

 

【あらすじ】

若人を武官として王都に派遣している山里に生まれ育った少年は、親が付けてくれた真名を捨て、「飛廉」という字を与えられた。王都で飛廉を必要としている人物に仕えるために。飛廉の主となったのは薬師として典薬寮に勤める少女・雪代。彼女は平民の出でありながら貴族たちの企み――【薬殺】を阻止することを大義としていた。その、相手を容赦なく追い詰め破滅させる様から【典薬寮の魔女】と呼ばれ、目障りに思った貴族たちから命を狙われているという。信頼する友人たちから齎された情報に薬殺の兆候を見つけた雪代と飛廉は、捜査を開始するのだが――。

 

 

 

 

■登場人物


雪代(ゆきしろ)

大変優秀な成績で登用試験を合格し、典薬寮で薬師として勤めている。普段の仕事ぶりは優秀だが、ひとたび正義感が暴走すると危険を顧みない大胆な行動を取るようになり、上司を悩ませている。書賈の娘(平民)でありながら、薬殺を企てた貴族を容赦なく追い詰め、破滅させたことから、「典薬寮の魔女」として恐れられている。仕事ぶりは有能なので周囲から頼りにされる一方で、一部の貴族たちから目障りな存在として命を狙われており、そのための護衛として飛廉が召喚された。仕事中は落ち着いているが、天籟やキリンなど友人と話すときは年相応の娘らしさが出る。


飛廉(ひれん)

税の代わりに若人を武官として王都に派遣している山里に生まれ育つ。元服後、王都へ派遣される者の中から優秀な人材に与えられる字「飛廉」を襲名した。襲名以降、家族がよそよそしい態度を取るようになり、寂しさを抱えながら王都へ出仕する。雪代の随身となって以降は、典薬寮の仕事には不慣れなものの懸命に取り組んでいる。周囲から、雪代が暴走しないように手綱を握っておくよう言われているが、結局は彼女と一緒に危険な捜査へ足を突っ込んでしまっている。


 

 

本作は「薬」を巡って交錯する様々なキャラクターの思惑、そして生まれ育った環境も性格も全く違う“知”の雪代と“武”の飛廉のコンビが、薬殺阻止の大義を果たすため、互いに足りない部分を補い合いながら犯人を追い詰めていく。「KAエスマ文庫リレー2020」キャンペーンも開催されているので、あわせて確認しよう。

 

 

©橘 悠馬/京都アニメーション イラスト::遠田志帆

kiji

[関連サイト]

『典薬寮の魔女』公式サイト

KAエスマ文庫公式サイト

 

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KAエスマ文庫 典薬寮の魔女 京都アニメーション

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