『春夏秋冬代行者春の舞』のコミカライズ企画が進行中　各地に四季を運ぶ代行者とその従者の物語

2021/10/07 メディアミックス

電撃文庫刊『春夏秋冬代行者春の舞』のコミカライズ企画が進行中となっている。本作はKAエスマ文庫刊『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を手掛ける暁佳奈氏の新作で、各地に四季を運ぶ“四季の代⾏者”とその従者たちの切なくも美しい絆の物語を描く。原作小説は現在上下巻で発売されている。コミカライズの作画は本作の公式Twitterにて掲載されたプロローグ漫画を手掛けた小松田なっぱ氏が担当することも決定しており、連載は「月刊LaLa」にて行われる。季節を世に顕現する現人神達の物語が漫画化に向けて動き出している。

春夏秋冬代行者春の舞上

【上巻あらすじ】

「春は――無事、此処に、います」世界には冬しか季節がなく、冬は孤独に耐えかねて生命を削り春を創った。やがて大地の願いにより夏と秋も誕生し、四季が完成した。この季節の巡り変わりを人の子が担うことになり、役目を果たす者は“四季の代行者”と呼ばれた――。いま一人の少女神が胸に使命感を抱き、立ち上がろうとしている。四季の神より賜った季節は『春』。母より授かりし名は「雛菊」。十年前消えたこの国の春だ。雛菊は苦難を乗り越え現人神として復帰した。我が身を拐かし長きに亘り屈辱を与えた者達と戦うべく従者の少女と共に歩き出す。彼女の心の奥底には、神話の如く、冬への恋慕が存在していた。暁佳奈が贈る、季節を世に顕現する役割を持つ現人神達の物語。此処に開幕。

コミカライズの連載時期については今後の続報を待ちたい。本作はラノベニュースオンラインアワード2021年4月刊のアンケート結果にて、「総合部門」「新作部門」「新作総合部門」の3部門で選出されているほか、重版も行われており大きな注目を集めている。コミカライズ企画が進行するこの機会にぜひ本作を読んでみよう。『春夏秋冬代行者春の舞』は、電撃文庫より上下巻で発売中。

©暁佳奈／KADOKAWA　電撃文庫刊　イラスト：スオウ

kiji