KAエスマ文庫10周年記念作品『海姫マレ』が2022年3月18日発売決定
KAエスマ文庫10周年記念作品となる『海姫マレ』が、2022年3月18日に発売されることが決定した。本作は現代の日本列島の遥か南に浮かぶ架空の離島・三高島を舞台に、海底王国に住む人魚姫が陸へと上がり、海を汚す憎むべき人間と触れ合う中で成長していく海と夏と青春とが織り成すファンタジー作品。著者はアニメ『小林さんちのメイドラゴン』シリーズなどで各話脚本を務める西川昌志氏。イラストは『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』シリーズでもイラストを担当していた高瀬亜貴子氏が務める。
【あらすじ】 これは海に伝わるおとぎ話――。遥か東。海の彼方に魚たちが暮らす王国ニライカナイがあった。その王女であるマレは、海を汚す人間に憤っていた。しかし肝心の王である父は、対処しようともせずのらりくらり。マレが我慢の限界を迎えた頃、朽ち果てた洞窟の中で、かつてすべてを支配していた偉大な“海の女王”の存在を知る。女王への憧れを募らせるマレは、女王が封印されているとされる“神矢”が人間に盗まれたことを知り、陸へ上がることを決意する。そしてマレが上陸したのは、人口わずか200人、日本列島の遥か南に浮かぶ島、三高島(みたかじま)だった。おきて破りの人魚姫が、小さな島を巻き込んでの大騒動! はじまりはじまり |
■登場人物
マレ
15歳。人魚で海底王国ニライカナイの王女。周囲を困らせるおてんば姫で、思い立ったが吉日。海を汚す人間を嫌っており、やっつけるために、魔法で脚を付けて陸へと上がる。
大里天海(おおさと たかみ)
15歳。三高島に住む中学生。あまり感情を表にださない。島でマリンアクティビティのインストラクターの手伝いをしている。海難事故で両親を失ってから、心を閉ざしがち。
黒島志乃(くろしま しの)
16歳。本島に住む女子高生。三高島に通い、天海にダイビングを教わっている。以前CMに出て話題となった。父の都合で京都から移住してきた。
仲村糸(なかむら いと)
13歳。天海の後輩。都会に憧れており、志乃が島に来る度に、まとわりついている。お肌と送料が悩みの年頃の女の子。
また「KAエスマ文庫10周年」ロゴも制作され、今後はロゴと共に様々な取り組みを行っていく予定だという。
『海姫マレ』は、KAエスマ文庫より2022年3月18日発売。
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