独占インタビュー「ラノベの素」 しば犬部隊先生『凡人探索者のたのしい現代ダンジョンライフ』

独占インタビュー「ラノベの素」。今回は2024年8月25日にオーバーラップ文庫より『凡人探索者のたのしい現代ダンジョンライフ』第4巻が発売されたしば犬部隊先生です。ダンジョンが存在する現代を舞台に、とあるきっかけで「攻略するヒントを聞く能力」を手にした主人公が、最強探索者の腰巾着呼ばわりされながらも、大いなる敵に立ち向かっていく本作。主人公に降りかかる理不尽な状況とそれを何とか乗り越える物語の魅力、「凡人」であるという主人公の強さの正体など様々にお話をお聞きしました。

 

 

凡人探索者のたのしい現代ダンジョンライフ4

 

 

【あらすじ】

TIPS€ 1回死亡、耳の血肉カウント――1 味山只人は死んだ。しかしてなお続く人知竜の侵蝕。そんな地獄と成ったバベル島に現れたのは、耳の怪物。否――耳男と成った凡人(味山只人)だった。ありふれたご都合主義最高のトゥルーハッピーグランドエンドルートを目指す味山は、人の身を捨て“耳”となり、戦場を蹂躙する。だがそんな時、大規模魔術式“慈愛”を発動させた来瞳が姿を現し……?「殺しに来たぞ、バカ脳みそ」「殺されに来たんですね。耳の予備、いえ、耳男」今はまだ凡人である探索者が、やがて絶対最強へと至る冒険譚、第4幕!

 

 

――それでは自己紹介からお願いします。

 

広島県出身のしば犬部隊です。2018年に「小説家になろう」で投稿活動を始めたので、執筆歴は6年になります。好きなものはゲームで、今は来年発売の『モンスターハンターワイルズ』を楽しみにしています。

 

 

――作品を読ませていただいて、ゲームがお好きなんだろうなというのはなんとなく感じていました。

 

それは、結構読者の方にも言われます(笑)。

 

 

――ちなみに、プレイされているジャンルとしてはどういったものが多いのでしょうか。

 

アクション系が多くて、なかでもオープンワールドゲームが一番好きです。特に『スカイリム』にはかなりハマりました。

 

 

――オープンワールドゲームは、マップ探索を優先したり、ストーリー進行を優先したり、かなりプレイヤーの自由度が高いジャンルだと思うのですが、しば犬部隊先生は何を優先して遊ばれることが多いんですか。

 

自分の場合はマップ探索とアイテム収集を優先しています。メインストーリーは完全に後回しにして、強い武器やアイテムを求めてマップを走りまわるタイプです。最近は、ゲームのプレイスタイルが作品にも反映されているのかなとも思っています。このあたりが、読者の方にゲーム好きだと言われる原因かもしれないですね(笑)。

 

 

――『凡人探索者のたのしい現代ダンジョンライフ』にもアイテムを集める要素が登場しますし、それは大いにありそうですね(笑)。しば犬部隊先生は6年前から「小説家になろう」への投稿を始められたとのことでしたが、小説を書こうと思われたきっかけは何だったのでしょうか。

 

きっかけは、現実逃避です(笑)。社会人3年目頃だったと思うんですけど、仕事が本当に大変で気が滅入ってしまい、気分転換として執筆活動を始めました。小説を現実逃避の手段として選んだ理由は、自分の得意なことを趣味にしたかったからです。大学生の頃は、試験時間1時間の小論文試験を10分くらいで終わらせたりしていましたし、「もしかしたら自分には文章を書く才能があるのでは」という思い込みがあったのも大きいと思います。

 

 

――「小説家になろう」に投稿を始める以前から、Web小説には触れられていたのでしょうか。

 

『Re:ゼロから始める異世界生活』や『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』など、有名な作品は読んでいました。アニメから入った作品もありましたし、友人から薦められて読み始めたパターンもありました。とはいえ、会員登録もせずに読んでいたぐらいでしたので、たくさん読んでいたかというとそこまでではないと思います。

 

 

――ありがとうございます。それでは、第3巻までを振り返りながら『凡人探索者のたのしい現代ダンジョンライフ』がどんな物語なのか教えてください。

 

本作は味山只人という主人公が、ダンジョンが存在する現代を舞台に何度も死にかけながら、自分の命を脅かすものを倒して生き抜いていく物語となっています。味山は普通だったら、物語の本筋に関わることは無く、モブキャラとして人知れず死んでいくタイプのキャラクターでした。本作では何の間違いか生き残ってしまった彼を中心に、物語が進んでいくことになります。

 

凡人探索者のたのしい現代ダンジョンライフ

※本来ならば物語の本筋に絡むタイプではない凡人探索者・味山只人を中心に物語は進んでいく

 

 

――本作は「次にくるライトノベル大賞2023」文庫部門にて第6位にランクインしたほか、「ラノベニュースオンラインアワード」でも複数回選出されております。読者の反響あってのものだと思うのですが、どのようにご覧になられていましたか。

 

多くの方に投票いただいて、本当にありがたい限りです。一つ意外だったのが、20代の読者が思ったより多かったことです。「次にくるライトノベル大賞2023」に年代別のランキングがあるんですけど、20代の順位が一番高かったんです。本作は30~40代くらいの方にウケていると思っていたので、想像以上に若い方に読んでもらえていると知って驚きました。

 

 

――しば犬部隊先生としては本作のどういったところが読者に面白いと感じてもらえているとお考えですか。

 

アレタや貴崎凛などのヒロインが人気なのかなと思っていたんですけど、SNSの感想を見ていると主人公の味山と「耳の怪物」というキャラクターに対する言及が多かったんですよね。もしかしてみんな、女の子の可愛いシーンに興味がないのかなって最近は思い始めています(笑)。

 

 

――続いて着想についても教えてください。

 

本作は「耳の怪物」というキャラクターありきで書き始めた作品です。最初はホラーを書きたくて、「耳の怪物」というめちゃくちゃ強くて怖い怪物から逃げる話を構想していました。その要素に当時から流行していた現代ダンジョンの要素を組み合わせることで、本作の元となるアイデアが生まれました。主人公が持っている「ヒントを聞く力」については、強くて恐ろしい「耳の怪物」の能力の一部を主人公が持っていたとしたら面白くなるだろうと考えていた際に思いついたアイデアになります。舞台が現代ダンジョンですし、ヒントを聞く力は、罠を避けたり、必要なアイテムを手に入れたりなど、いろんな場面で役立つ点も主人公の能力としてはピッタリだと考えています。

 

凡人探索者のたのしい現代ダンジョンライフ

※味山は「耳の怪物」との戦闘を生き延びた際に「攻略のヒントを聞く異能」を得た

 

 

――「耳の怪物」が原点だったとのことですが、耳を怪物化しようと思われた理由は何だったのでしょうか。

 

これについては人間のどの部位が動いたら、一番気持ち悪いかを考えている際に浮かびました(笑)。耳って頭にくっついていると何とも思わないんですけど、これが単体で動き出すと考えたら、結構気持ち悪い形をしているじゃないですか。片耳だったらまだいいですけど、両耳が合わさったら気持ち悪さも増すと考えて、耳をモチーフにした化け物が登場する物語を書こうと考えました。

 

凡人探索者挿絵3

※ビジュアル化したときのインパクトが凄まじい「耳の怪物」

 

 

――なるほど。「耳の怪物」を含め、本作では読者の恐怖心をあおる描写にこだわられている印象もあります。ホラーシーンを描く際に意識されていることはありますか。

 

私はホラーが好きなのですが、めちゃくちゃビビりなので、ホラー映画などはあまり見られないんです。ホラーシーンに関しては、自分がビビりだからこそ「こんな状況になったら嫌だな」という場面を想像しながら書いています。あとは、ジャパニーズホラーやパニックホラーのように、普通の人間じゃどうにもできない理不尽な状況をつくることや、薄気味悪さが感じられる演出なども意識していました。圧倒的な敵や絶望的な状況を乗り越えてこそ、主人公の勝利に価値が生まれると思っているので、いかに主人公を追い込むかという部分は重要視しています。

 

 

――着想に関してもう一点うかがいたいのですが、本作にはオーバーラップ文庫から刊行されている『現代ダンジョンライフの続きは異世界オープンワールドで!』の主人公・遠山鳴人の名前も作中に登場するなど、2作品の間には地続きの部分も見られますよね。

 

そうですね。『現代ダンジョンライフ』と『凡人探索者』については、設定や世界観を共有している部分があります。とはいえ最初から同一の世界観で書こうと思っていたわけではないんです。Web版の『凡人探索者』を書いていた時、エピソードの関係上一人行方不明になるキャラクターが出てきました。その際、行方不明になった事実しか登場しないキャラクターにも実は物語があったら面白いなと考えて、『凡人探索者』のWeb版が一区切りしたタイミングで書き始めたのが、遠山鳴人が主人公の『現代ダンジョンライフの続きは異世界オープンワールドで!』になります。連載中は上手く読者を新作に誘導できないかなという打算もあったんですけど、2作品の間の繋がりを考察してくれる方も結構いて嬉しかったです。たまに「それ面白いな!」って考察もありますし(笑)。作者としても見ていて楽しいので、ありがたいです。

 

現代ダンジョンライフの続きは異世界オープンワールドで!

※本作と世界観を共有する『現代ダンジョンライフの続きは異世界オープンワールドで!』

 

 

――確かにSNSなどでも読者の方の考察をよく見かけます。味山が集めている「神秘の残り滓」をはじめとした、現代ダンジョンものには収まらない設定の作り込みも考察のやり甲斐を生み出しているのかなと思います。

 

味山は「神秘の残り滓」を体に取り込むことで能力を得ていくのですが、この設定は『Bloodborne』というゲームに影響を受けていたりします。この作品には、夢に依って誰かの遺志や力を引き継ぐという設定が存在します。『凡人探索者』を書き始めたころは、ホラーを書こうとしていたこともあり、何とか妖怪を登場させたいなと思っていました。そこで、本作では伝承やオカルト、伝説の生き物が実際に存在していて、それが「神秘の残り滓」という形で現在まで残っているという設定にしました。本作に登場する不思議なものは「現代ダンジョン」が由来のものだけではないという点が、読者の方に考察を楽しんでいただけている理由のひとつなのだと考えています。

 

 

――ありがとうございます。続いて、ダンジョンや神秘などをめぐる戦いに身を投じていく主人公・味山やヒロイン達について教えてください。

 

主人公の味山只人は親しみがあって、身の回りにも居そうなキャラクターという点を意識して書いています。その一方で、本作のキャラクターの中では一番「ヤバい奴」でもあるんですよね。平凡なキャラクターなんですけど、一皮むけば人とは違う行動力みたいなものがあるんです。私自身、平凡に見える人でも絶対にどこかに人とは違う「ヤバい部分」があると考えていて、読者の方には味山を通してそれを感じとっていただけていたら嬉しいです。

 

味山只人

※しば犬部隊先生が一番「ヤバい」キャラクターであると語る主人公・味山只人(キャラクターデザインより)

 

アレタ・アシュフィールドは、味山と反対に偉人や英雄と呼ばれるようなキャラクターです。彼女は一般人とは違う尺度で生きていて、野球の大谷翔平さんみたいに「人々からどうしても憧れられてしまうキャラクター」として描きました。ただ、彼女は外側から見ると綺麗な面しか見えませんが、近くでよく見ると欠点もたくさんありますし、英雄であろうと振る舞い続けるところには危うさもあります。

 

アレタ・アッシュフィールド

※名実共に最強の探索者であるアレタ・アシュフィールド(キャラクターデザインより)

 

貴崎凛に関しては、読者の間でも好みが分かれるキャラクターだろうなと思いながら書いています。見た目も可愛いですし、表の性格も人懐っこく見えるんですけど、彼女には才能がある分、ナチュラルに人を見下している節があったりします。彼女の場合は見下していることがバレないように行動していますし、世渡りが上手いキャラクターなんだと思っています。

 

貴崎凛

※世渡りが上手いキャラクターであるという貴崎凛(キャラクターデザインより)

 

雨霧は読者の方に好きになってもらえるキャラクターという点を意識して書いています。上品で、綺麗で、優しくて、ちょっと一癖ありそうな雰囲気をだしつつ、そして第4巻を読むと印象が変わるキャラクターになっています。第4巻ではWeb版になかった描写も結構出てきますので、そこは注目してほしいです。

 

雨霧

※読者に好きになってもらえるキャラクターを意識して書かれた雨霧(キャラクターデザインより)

 

 

――味山が「凡人」であることはタイトルの通りですが、彼を凡人たらしめる所以はなんなのでしょうか。

 

味山が凡人である理由は、彼は絶対に世界を変えられないからという一点に尽きるかと思います。アレタだったら変えられるものも味山には変えられないし、変えようともしないんです。夢もなく、ぼんやりと社会の作った常識を受け入れながら生きてきたわけですから、そうなるのも必然だと思います。「ただ生まれて、そのまま死んでいく」という彼の生き方が、味山を凡人たらしめているのだと考えています。

 

 

――味山には世界を変える力が無いとおっしゃられましたが、その一方で彼は幾度となく絶望的な状況をひっくり返してきましたよね。絶望的な状況に立ち向かえる味山の力の正体についても気になります。

 

味山は主人公なので強大な敵に立ち向かって勝利していくわけですが、これって分解して考えると誰しも経験している事だと思うんです。たとえばサラリーマンは、普通じゃ考えられない納期に間に合わせたり、トラブルがあれば急遽休日出勤したり、そういったことを当たり前にやっていますよね。でもそれって普通に考えたらすごいことだと思うんです。みんながやっているからすごく見えないだけであって、味山がやっていることもその延長線に過ぎないと思っています。たまたま本作の舞台が現代ダンジョンで、味山が探索者だからヒロイックな活躍に見えるかもしれませんが、本質的には毎日オフィスでサラリーマンが奮闘しているのと変わらないと考えています。

 

 

――また、凡人でありながら強大な敵に立ち向かっていく味山と、彼に惹かれていくヒロイン達とのラブコメ要素も見どころだと思うのですが、ヒロイン達はみんな愛が重いですよね(笑)。本作においてヒロインたちが味山に向ける「愛」はどのようなものとして描こうと考えられていたのでしょうか。

 

『凡人探索者』という作品における「愛」は、完全に執着心やエゴといった類のものです。アレタも貴崎も雨霧も、味山に対して抱いている感情がもし仮に「恋」だとするなら、全員初恋です。今までまともに恋をしたことがない人間だから、どうしても重くなってしまうんだと思います。なので本作では、執着心やエゴ、所有欲や独占欲みたいな綺麗じゃないものとして「愛」を描いています。

 

凡人探索者のたのしい現代ダンジョンライフ

 

凡人探索者のたのしい現代ダンジョンライフ

※ヒロイン達は味山に対して並々ならぬ感情を抱いているようだが……

 

 

――味山に対して強い執着心があるヒロインたちとは反対に、味山は「愛」とか「恋」といったものに無頓着ですよね。

 

味山にも人並みには恋愛感情とか女性が好きっていう気持ちはあったんですよ。ただ学生時代からまったくモテてこないまま社会人になり、仕事に忙殺されるようになってしまった結果、恋愛にかまけている暇が無くなってしまったんです。今も探索者としてお金を稼いで生き残らなくちゃいけないという意識が強いので、恋愛なんてどうでもよくなった悲しい人になってしまいました(笑)。それに、味山は本質的に他人を必要としない人間なので。

 

 

――ありがとうございます。続いてイラストについてもお聞きしたいのですが、本作のイラストは諏訪真弘先生が担当されています。お気に入りのイラストやキャラクターデザインについて教えてください。

 

全部好きなのですが、一番は第4巻に収録されている味山ととあるキャラクターが相対しているイラストでしょうか。このシーンに関してはまだ書籍化が決まっていないころから「イラスト化できたらいいな」と思っていた場面なので、ぜひ読んで確認してほしいです。キャラクターデザインですと、貴崎凛は特に気に入っています。私がポニーテールの生意気そうなキャラクターが好きなのもあるのですが、それに加えて貴崎凛は八重歯にしてくださってるんです。初めてキャラクターデザインを見た時は「その手があったか!」と思いました(笑)。

 

凡人探索者のたのしい現代ダンジョンライフ

※しば犬部隊先生がお気に入りだと語る貴崎凛は、八重歯もチャームポイントだ

 

 

――また、本作はコミカライズ企画も進行しています。既にネームも見られているとのことですが、ネームを見た際の感想や、漫画版で注目してほしいことについて教えていただけますか。

 

コミカライズ版は、とにかくヒロインが可愛いしカッコいいので、『凡人探索者』のラブコメ部分が好きな方には特におすすめです。また、味山は原作小説を読んでいるときに感じていただいたイメージ通りのビジュアルですのでご期待ください。原作を好きな方にはもちろん、原作を読んでいない方でも漫画単体で楽しめるようなコミカライズになっていますので、ぜひ漫画版をきっかけに本作に触れていただければと思っています。

 

 

――続いて発売された第4巻の見どころについてお聞かせください。

 

第4巻は本作の中でも味山に一番大きな変化が訪れるエピソードとなっています。ひたすらバトルシーンが続きますので、味山がめちゃくちゃに暴れまわるシーンを見たい方はきっと楽しんでいただけると思います。それ以外ですと、Web版では描けなかった坂田時臣と味山の確執に決着をつけるエピソードには、個人的に注目してほしいです。坂田は読んでいて腹立たしいタイプの悪役というのもあって、いろんな方から嫌われているキャラクターなんですが、私は結構好きだったりするんですよ(笑)。他にもWeb版とは違う描き方をしているキャラクターが多数登場するので、読者の方の反応も楽しみです。

 

凡人探索者のたのしい現代ダンジョンライフ

※第4巻は味山只人の暴れっぷりに注目して読みたい

 

 

――今後の目標や野望などがあれば教えてください。

 

ひとまず重版したいです。将来的には小説だけでご飯を食べていくという野望がありますので、その第一歩として重版は経験しておかないといけないと思っています。そのためにも『凡人探索者』は色々な方に読んでいただきたいです。

 

 

――最後に、第4巻を楽しみに待っていた読者の方々、まだ書籍を読まれていない方へメッセージをお願いします。

 

第4巻はこれまで本作を読んでくださった方が見たかったシーンが全部見られる巻になっていると思います。ぜひ、楽しんでいただけると嬉しいです。また、Web版と書籍版では変更点もかなりありますし、Web版が完結した後に書籍版を読みたくなるような形にしようかと思っているので、書籍版をまだ読まれていない方はぜひ書籍版も手に取っていただきたいです。

 

 

――ありがとうございました。

 

 

<了>

 

 

絶望的な強さの敵に襲われながらも、立ち向かっていく凡人探索者・味山只人の物語を綴ったしば犬部隊先生にお話をうかがいました。ホラーのような背筋が凍る演出や、理不尽な状況を味山がひっくり返していく展開、愛が重いヒロインたちとのラブコメなど魅力たっぷりの本作。気になる設定や謎も多く、今後の展開からも目が離せない『凡人探索者のたのしい現代ダンジョンライフ』は必読です。

 

<取材・文:ラノベニュースオンライン編集部・宮嵜/鈴木>

 

©しば犬部隊/オーバーラップ イラスト:諏訪真弘

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『凡人探索者のたのしい現代ダンジョンライフ』特設サイト

オーバーラップ文庫公式サイト

 

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