独占インタビュー「ラノベの素」 海道左近先生『界獣墓場のフォーリナー』

独占インタビュー「ラノベの素」。今回は2026年9月1日にHJ文庫より『界獣墓場のフォーリナー』が発売された海道左近先生です。アニメ化も行われた『<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム-』の著者による新シリーズで、異世界に迷い込んだ少女とその相棒が巻き込まれる大怪獣バトルを描いた本作。新シリーズ始動のきっかけや迫力満点の戦闘描写で描かれる「界獣」についてなど、様々にお話をお聞きしました。

 

 

界獣墓場のフォーリナー 界獣と令嬢

 

 

【あらすじ】

「何で人間が怪獣になってるのー!?」ある日、『界獣』を操る転移者たちが跋扈する異世界『界獣墓場(セメタリー)』へと迷い込んだ少女・西園寺アヤメ。そんな彼女の相棒は戦闘力皆無の水晶界獣だった! 二人で生き残るため戦う決意を固めたアヤメは、令嬢教育で培った知性と技術と怪獣オタク趣味を活かし、水晶の体を最高の界獣へとデザインしていく!!「このまま……終わってなんてやらないッ!」『<Infinite Dendrogram>』の海道左近が贈る、天才令嬢が相棒『界獣』と共に挑む異世界大界獣バトル、開幕!

 

 

――それでは自己紹介からお願いします。

 

海道左近と申します。新潟県出身で、2016年11月に『<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム-』で作家としてデビューしました。好きなものは怪獣特撮作品やロボットアニメ。小説や漫画は、成田良悟先生や長谷川祐一先生、藤田和日郎先生の作品がお気に入りです。

 

 

――海道左近先生は、「小説家になろう」の活動報告でポケモンカードの話題もよく出されていますよね。

 

そうですね。一番の趣味であるトレーディングカードゲームは様々な作品をプレイしていて、ポケモンカードゲームだけでなく、MTGアリーナやデジモンカードゲーム、ユニオン・アリーナ、ガンダムカードゲームなどにも触れています。また、実況や同時視聴、解説動画の視聴と並行して行うプラモデルの素組みも趣味のひとつです。

 

 

――それだけの種類のカードゲームをやっていると、カード集めやデッキ構築などで時間とお金を使いそうですね(笑)。時間を使う趣味をたくさんお持ちの海道左近先生が、小説の執筆を始めたきっかけはなんだったのでしょうか。

 

二次創作が盛んな掲示板で他の方の作品を読み、自分もやってみたいと書き始めたのがきっかけでした。そして、その掲示板で二次創作やシェアードワールドなどを書いているうちに、作家になりたいという夢を抱いたんです。「他人の作った世界観で書いているだけでは駄目だ」と考え、オリジナルで書くことを決断し、「小説家になろう」で書き始めたのが『デンドロ』になります。

 

 

――そして、その『<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム-』で2016年11月に作家デビューをされたわけですが、気づけば作家として10年目を迎える年になりました。この10年を振り返って印象に残っていることはありますか。

 

『デンドロ』のアニメ放送前の時期に、色々とお仕事が重なって忙しかったことが印象に残っています。しかし、大量の仕事を前にしても苦しさはなく、アニメ周りの仕事に関しては非常にやりがいを感じていました。アフレコに参加するために、たびたび出張していたことも含めて良い思い出です。そう考えると、忙しかった時期よりも『デンドロ』の刊行が諸事情で遅れた時期の方が、色々と大変でしたね(笑)。ただ、その時期の活動が『デンドロSP』や今回の『界獣墓場のフォーリナー』に繋がったので、無駄ではなかったと思っています。

 

 

――アニメの放送も行われた『デンドロ』は、メディアミックス展開だけでなく「このライトノベルがすごい!」に選出されるなど、この10年間で様々な出来事があったと思います。『デンドロ』として一番嬉しかったことはなんでしょうか。

 

アニメ化もとても嬉しかったのですが、やはり一番は今井神先生に担当いただいているコミカライズでしょうか。元々学生の頃から『NEEDLESS』や『白砂村』、『かたつむりちゃん』の単行本を買って読んでいたくらい今井神先生のファンだったので、憧れの先生に自分の作品のコミカライズを手掛けていただけるとは夢にも思いませんでした。今現在も連載していただいていることも含め、大変ありがたい限りです。

 

コミックス インフィニット・デンドログラム16

※今井神先生による『デンドロ』のコミカライズは「コミックファイア」で好評連載中!

 

 

――コミカライズは8月に第16巻が出たばかりですが、原作とあわせて根強い人気がありますよね。それでは、そんな『デンドロ』と並行して始動する新シリーズ『界獣墓場のフォーリナー』について詳しくお聞きしていきたいと思います。まずは、本作がどんな物語なのかを教えてください。

 

一言で言えば「転移物」、二言で言えば「異世界で大怪獣バトル」といった作品です。「界獣」と共に異世界に落ち、その命と力を使える「繋死者(アンカー)」となった人々が何を望むのかを本作では描いています。故郷に帰りたい者、帰りたかった者、帰りたかった者から託された者、帰るために一線を越えてしまった者、帰りたい恩人に報いる者。願いも力も多種多様な界獣と繋死者たちですが、本作の主人公であるアヤメの物語は『望郷』をテーマに動くこととなります。

 

界獣墓場のフォーリナー

※異世界に落ちたアヤメは、怪獣バトルに巻き込まれながら元の世界へ帰る方法を模索する

 

 

――ありがとうございます。元々、海道左近先生が家族に3つの作品のプロットを読んでもらい、その時に選ばれたのが『デンドロ』で、残りの2つのうちの1つが本作のプロットだったと「小説になろう」の活動報告で書かれていましたよね。『デンドロ』の刊行が続くなか、本作をこのタイミングで刊行するに至ったきっかけは何だったのでしょうか。

 

『デンドロ』の刊行ペースが以前より落ちた際、私の方から「こんな新作書けました」と完成原稿を担当編集さんに送ったのがきっかけです(笑)。おっしゃる通り、『デンドロ』を始める前から元々プロットのようなベースとなるアイデアノートがあり、そこから身内にだけ見せながらコツコツ書き上げていたものが本作となります。ライトノベルにはあまりないジャンルなこともあって、担当編集さんからは「売り方が分からない」と言われましたが、それでもこうして刊行していただけたことに深く感謝しています。

 

 

――続けて、本作の着想について教えてください。

 

『ゴジラ』シリーズや『ウルトラ』シリーズといった怪獣特撮作品がアイデアの始まりです。怪獣特撮は物心ついた頃から見ていたこともあり、私にとっての空想のスタートラインでもあります。また、特撮に限らず人間が異なる身体の怪獣に変身して戦う作品の影響も強いですね。そこから、「怪獣や怪獣とセットの異世界転移者が前提で歴史を重ねた異世界」を構想した結果が本作の世界観となります。また、個人的な癖であり、『デンドロ』とも共通する点として、作中に登場する街の名前などは趣味のカードゲームの単語から持ってきています。カードゲーマーなので、戦いの構成自体も読み合いや手札の切り合いになることが多いですね(笑)。

 

 

――なるほど。確かに、本作の舞台となる異世界「界獣墓場」の読みである「セメタリー」は、カードゲームくらいでしか聞かない気がします(笑)。そして、怪獣特撮がアイデアの大元とのことですが、本作では「怪獣」ではなく「界獣」と漢字が当てられていますよね。あらためて本作の超常生物「界獣」とはどんな存在なのか、ご紹介をお願いします。

 

作中設定で言えば「世界が滅んだ後も世界の狭間に残り続けた存在」です。世界が滅び消えた後に「一定以上の力か、特殊な耐久手段を持たない限りは消滅してしまう世界の狭間」で消えずに残った存在こそが「界獣」になります。本作では、それら界獣が地球人とセットで異世界「界獣墓場(セメタリー)」に引き寄せられることとなります。なぜこの世界に界獣と繋死者が引き寄せられるのかも、本作の大きな謎の一つです。

 

界獣墓場のフォーリナー

※「繋死者(アンカー)」たちは、その身に界獣を宿して戦う

 

 

――滅びた世界で生き残った存在である界獣と、彼らの力を使う繋死者は、作中でも兵器のような強大な戦力として描かれています。その上で界獣には、S級、A級、B級といったランク付けがされていますが、それぞれのランクの基準について教えてください。

 

A級からE級の差は、純粋に強さと保有するエネルギー量の違いになります。中でもB級上位からは『デンドロ』で言う<超級>相当かそれ以上の戦力です。そしてS級はA級よりも強く、ただ強いだけではない明確な違いがあります。その違いは、追々作品内で明かしていきたいと考えています。

 

 

――第1巻ではA級界獣までしか登場していないので、S級界獣の登場も楽しみですね。ここからは本作のキャラクターについてうかがっていきたいと思います。まずは主人公であり「地球」から異世界へ落ちてきた少女・西園寺アヤメについてお願いします。

 

アヤメは天才令嬢と怪獣オタクの二面性を持ち、根っこは家族思いで家に帰りたがっている少女になります。天才令嬢としての技術や知性で強く振舞いつつ、その実は心細さと不安に苛まれる少女としての弱さがあり、それはそれとして怪獣オタクとして時々妙な言動やパジャマの柄のようなセンスが混ざる。そんな強さと弱さと面白さを兼ね備えた子です(笑)。

 

西園寺アヤメ

※「地球」から異世界へ落ちてきた少女・西園寺アヤメ

 

 

――アヤメの家族との回想で双子の妹・リコリスが登場しますが、彼女は『デンドロ』にも登場するキャラクター・曼殊沙華死音ですよね(笑)。

 

おっしゃる通り、彼女の双子の妹であるリコリスは『デンドロ』本編やスピンオフコミック『クロウ・レコード』に登場しているキャラクターです。妹の方は、アヤメと違ってかなりおバカなキャラクターなのですが、それでも似たところのある仲の良い姉妹になっています。一例として、妹のリコリスはペットのクラーケンにギリシャ語で「花」を意味する『ルルーディ』と名付けていましたが、アヤメは自身の界獣にどんな名前を付けるのか、ぜひ注目してもらいたいですね。

 

 

――ネタバレになるのでアヤメの付けた名前を明かせませんが、確かに双子らしくネーミングセンスは似たものを感じました。アヤメの相棒となる水晶の界獣【????】はどんな存在なのでしょうか。

 

【????】は異世界で孤立無援のアヤメにとって、第1巻の時点では唯一信頼できる相棒です。そして天才であるアヤメ以上に、【????】の秘密は物語のカギとなります。『デンドロ』を既読の方ならば、とある存在が思い浮かぶかもしれませんが、「人との関わり方次第であれも【????】のようになっていた」という存在でもありますね。

 

【彩虹界獣 アイリス】

アヤメの相棒となる水晶の界獣【■■界獣 ????】

 

 

――【????】は意思を持った存在であり、精神内で会話するアヤメとの関係は『デンドロ』における主人公・レイとその相棒・ネメシスに近いものを感じました。類似点も多そうですが、それぞれの主人公コンビを描く上で意識したことについて教えてください。

 

『デンドロ』のレイは不屈の精神と目の前の悲劇を見過ごせない主人公であり、ネメシスは彼にとっての剣であり盾。悲劇を覆す力そのものでもあります。一方で本作の主人公のアヤメは天才ではあるものの、レイほど不屈ではありません。しかし、彼女も諦めるということはしない子です。異世界転移を始め、自分の身に降りかかってくる災難に抗おうとするアヤメを、【????】はもう一人の彼女として支えていくことになります。そういう意味では、この2組のコンビの根幹は近いのかもしれませんね。強いていうなら、『デンドロ』のネメシスと違って【????】はヒロイン枠ではないのが違いでしょうか。まぁ、ネメシスがヒロインと言っても、もはや読者は信じてくれませんが(笑)。

 

 

――海道左近先生が考える主人公コンビの魅力はなんですか。

 

まず、「心で通じ合い、主人公の思考に対してコメントやツッコミを出す相棒」というフォーマットが、私にとって非常に書きやすいんです。不可分のコンビだからこそできる気安い掛け合いも私の好みになります(笑)。そして、激動する状況の中でも、絶対に信頼を置けて最後まで無茶に付き合ってくれる相棒は、主人公だけでなく読者の方にとっても頼れる存在であり、そこが魅力なのではないかと思います。

 

 

――ありがとうございます。次に、異世界に迷い込んだアヤメを保護した青年・アレクサンダーとその界獣【機改界獣 エネミー:ゼロ】を紹介いただけますでしょうか。

 

異世界へ来たばかりの人物を保護する組織に所属する青年・アレクは、繋死者としてのアヤメの先達です。指導役を名乗り、その役職の通りにアヤメと読者に世界観の解説をしてくれます。また、彼の恩人である『先生』から習った日本語で話すときは丁寧口調でも、英語だとやや荒い口調になること。そして、アヤメに見せるやや過保護な顔と、戦闘の際に敵に見せる冷徹な顔。彼もアヤメ同様に、そうした二面性のある人物になっています。

 

アレクサンダー

※アヤメを保護した繋死者の青年・アレク

 

そんなアレクのA級界獣【機改界獣 エネミー:ゼロ】は、界獣の中でも戦闘特化型の、強くて格好いい界獣です。モリチカシュウト先生のデザインも素晴らしく、特にチェーンソーで武装した【ゼロ】のモノクロ挿絵は圧巻ですね。

 

【機改界獣 エネミー:ゼロ】

※アレクが変身する全身兵器のサイボーグ界獣【機改界獣 エネミー:ゼロ】

 

 

――アレクに保護されてから共に過ごすことになるアヤメとアレクですが、アヤメから見たアレクはどんな存在として映っているのでしょうか。

 

アヤメにとって、アレクは謎の青年です。身を挺してアヤメを護り、献身的に保護しています。ですが、その理由がアヤメには分かりません。見ず知らずの、会ったばかりの自分になぜそこまでするのか。アレクにとっては自明の理でも、アヤメや読者にとっては不自然に映ります。第1巻はそれを理解する物語にもなっています。

 

 

――アレクは自分がこの世界に迷い込んだ時にお世話になった『先生』を思い出しながら、アヤメに接していましたよね。アレクの恩人である『先生』も、その名前から『デンドロ』の<月世の会>と関連性がありそうなキャラクターだなと感じました。

 

正解です(笑)。『先生』こと扶桑新月は、『デンドロ』に登場する扶桑一族出身のキャラクターです。<月世の会>創設者である月世の孫で、『デンドロ』のメインキャラである扶桑月夜の叔父に当たります。ダイレクトマーケティングになってしまいますが、扶桑一族については電子書籍版の特典書き下ろしショートストーリーで、もうちょっと詳しく触れていますので、よろしければお手に取っていただけると幸いです(笑)。

 

 

――『デンドロ』のファンにとって、電子書籍版の特典は必見ということですね(笑)。続けて、イラストについてもお聞きかせください。本作のイラストはモリチカシュウト先生が担当されています。モリチカシュウト先生のイラストの印象や、デザインでお気に入りのキャラクター・界獣がいれば教えてください。

 

モリチカシュウト先生は、キャラのイメージや設定を重視してデザインを起こしてくださる方です。アヤメや相棒である【????】についても、作中で彼女たちにとって重要な要素である花をモチーフにした意匠など、デザイン面でのこだわりを熱くお伝えくださいました。信頼できる仕事をする方だと思っています。そして、お気に入りのイラストは、列車を襲撃した界獣【ジオシャーク】とアレクの【ゼロ】が戦う見開きイラストです。「見なよ……、『墓フォリ』の見開き口絵を……」と言いたくなるような、異世界大怪獣バトルな世界観を表現する上で最高の見開きでした(笑)。また、デザイン面ではやはり【ゼロ】がとても素晴らしく、キャラクターの紹介時に挙げたようにモノクロの挿絵が迫力抜群です。

 

界獣墓場のフォーリナー

 

界獣墓場のフォーリナー

※海道左近先生がお気に入りだと語るイラスト

 

 

――あらためて、著者として新作『界獣墓場のフォーリナー』の見どころや注目してほしい点を教えてください。

 

本作の世界観は、異世界転移と界獣が絡み合い構築された歴史が特徴です。世界の技術や制度、信仰なども「界獣墓場」ならではのものが多く、そこに多くの謎も秘められています。その世界を舞台に、数多の繋死者たちが紡ぐ物語が本作の見どころです。また、『デンドロ』のマスターと違い、「繋死者は死んでも蘇らない」ことも重要であると考えています。

 

 

――本作の繋死者と界獣、『デンドロ』のマスターとエンブリオ、共に一蓮托生の存在でも「死」という視点で大きな違いがあるわけですね。『デンドロ』とも設定的な繋がりのある本作ですが、どんな読者なら『デンドロ』を読んでいなくても本作をより楽しむことができると思いますか。

 

本作は怪獣特撮ものが好きな方におすすめで、「がっつりと大怪獣バトルするライトノベル」としてお楽しみいただければと思います。また、「界獣」には様々なオマージュ元の怪獣が存在しますので、「この界獣のオマージュ元は何か」と推測していただくのも面白いかもしれません。

 

界獣墓場のフォーリナー

※迫力満点の大怪獣バトルに注目!

 

 

――一方で『デンドロ』を読んでいると、先ほども紹介いただいた主人公の妹やアレクの恩人である『先生』のような細かい設定の繋がりで、驚きを感じながら本作を読めると思うのですがいかがでしょうか。

 

そうですね。『デンドロ』を読んでいる方にとっては、新たな発見と視点が得られる作品だと思います。それこそ、『デンドロ』側の重要存在である「管理AI」についても、ある答えに気づかれるかもしれません(笑)。いずれ『デンドロ』本編でも開示する情報ではありますが、別の角度から推理材料を得られるというのも楽しみの一つかと思われます。とはいえ、新規読者の方も『デンドロ』を読んでいる方も楽しめるように、今の私の全身全霊を込めて書いた作品なので、純粋に「面白い」と思っていただけることを祈っています。

 

 

――今後の目標や野望があれば教えてください。

 

作品完結まで、もっと言えば死ぬ手前まで作家業を続けて生きていきたいというのが最大の目標ですね。枯れることなく、止まることなく、崩れることなく書き続け、しっかりとまとめられればそれが最も良いと思っています。デビュー前に作成した3つのプロットの内の最後の1つである「ロボットもの」や、『デンドロ』の連載中に新たに練った「悪魔契約能力バトルもの」などの未発表作品もその過程で世に出したいですね。野望は……『デンドロ』、『墓フォリ』のどちらでもいいのでもう1回アニメ化して、今度は本編映像流用でなく全編新規映像でオープニングを作ってもらうことです。『デンドロ』のアニメはそこに関しては悔いが残っているので……(笑)。

 

 

――最後に本作へ興味を持った方や『デンドロ』から本作を手に取ったファンのみなさんに向けてメッセージをお願いします。

 

2016年、『デンドロ』の第1巻を世に出して私は作家になりました。それから10年が経ち、完全新作の第1巻を世に出します。一人の作家が10年分の成長を重ね、再度走り出すスタートライン。皆様の目でお確かめいただければ幸いです。

 

 

――本日はありがとうございました。

 

 

<了>

 

 

異世界に迷い込んだ天才令嬢と、彼女の相棒となる水晶界獣の物語を綴った海道左近先生にお話をうかがいました。死と隣り合わせの大怪獣バトルに巻き込まれながらも、元の世界への帰還の方法を探して力強く生きる少女から目が離せない本作。『<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム-』の読者も未読の方も熱くなれる『界獣墓場のフォーリナー』は必読です。

 

<取材・構成:ラノベニュースオンライン編集部・三上/鈴木>

 

©海道左近/ホビージャパン イラスト:モリチカシュウト

kiji

[関連サイト]

『界獣墓場のフォーリナー』シリーズ紹介ページ

HJ文庫公式サイト

 

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界獣墓場のフォーリナー 1.界獣と令嬢 (HJ文庫 か 09-03-01)

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