【特別寄稿】『魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?』発売記念コラム(手島史詞先生)

みなさま初めまして! この度は2月1日発売になります『魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?』(HJ文庫)のご紹介でまいりました手島史詞と申します。本作はコミュ障の魔王と感情表現苦手なメイドエルフがお互い好意を伝えられなくて不器用にイチャイチャする異世界ファンタジーです。作者も高校時代は男子しかいない科にいたため、専門学校入ってから女子と何語で会話すればいいのかいいのかわからずしこたま苦しみました。そんなしょっぱいラブコメを笑っていただければ幸いです。……いや、初めはもう少しシリアスな感じだったような気がするんですが、いつの間にかそういう形に落ち着いてしまいました。でもちゃんとバトルやファンタジー要素もきちんとあります。そういった部分もお楽しみに!

【あらすじ】

悪の魔術師として人々に恐れられているザガン。不器用で口の悪い彼は、今日も魔術の研究をしながら領内の賊をぶちのめしていた。そんな彼が闇オークションで見つけたのは、絶世の美しさを持った白い奴隷エルフの少女・ネフィ。彼女に一目惚れしたザガンは財産をはたいてネフィを購入するが、口下手な彼はネフィにどう接していいかわからない。かくして、愛の伝え方がわからない魔術師と、主人を慕いながらも訴え方がわからない奴隷、不器用なふたりの共同生活が始まる。

あと、確かこのお話は奴隷とかメイドとかの主従ものと、エルフ嫁というキーワードから始まったんだと思います。で、担当氏から参考資料にディズニー映画の美女と野獣とか某奴隷少女のゲーム(あんなハードな話とは聞いてない)とかをお勧めいただき、段々形になっていきました。そんな感じでわりとしっかり下準備したはずなんですが、実際に書き始めたら勢いでわっと書き終えてしまったせいか、当時の記憶がなかなか掘り起こせなかったという。

それと、イラストレーターをCOMTAさんにお願いしたいなーというのは、実は最初の打ち合わせのときからありました。COMTAさんとは過去に『影執事マルクの手違い』(富士見ファンタジア文庫)という、自分の代表作にもなっているシリーズで組んでいたのですが、この業界は同じイラストレーターさんと組ませてもらえるケースというのはかなり稀です。だから難しいだろうと思っていたのですが、原稿上がるころには普通に担当氏が「COMTAさんでオファー取れたよ」と言ってきたので面食らいました。そんな感じでバトルありイチャイチャありの、もどかしいラブコメファンタジーですが、よろしくお願いします。

【日刊試読タイム】『魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?』(HJ文庫)

(c)Fuminori Teshima

イラスト/COMTA

[関連サイト]

『魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?』特設ページ

HJ文庫公式サイト

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