鉄人社初のライトノベル『家畜人ヤプーAgain』が2017年6月22日発売へ 戦後最大の奇書がリメイクして登場
“戦後最大の奇書”とも呼ばれる沼正三氏の『家畜人ヤプー』のリメイク作品が、タイトルを『家畜人ヤプーAgain』と改め、2017年6月22日に発売となる。『女騎士さん、ジャスコ行こうよ』などを手掛ける伊藤ヒロ氏と元編集者でラノベ作家の新鋭・満月照子氏の二人が、過激で強烈な原著のテイストを残しながら、設定を大胆に変更して1冊のライトノベルに仕上げた。自主規制されがちな「人種差別」や「表現問題」などに対して真っ正面から向かい合ったこの1冊は、ある種の問題提起として読者に投げかけられることになりそうだ。某大手出版社からはあまりに過激な内容ゆえ「とても出版できない」と拒否された問題作がいよいよ発売となる。
【あらすじ】 瀬部 麟(せべ・りん)は高校2年の春、肉体が腐り精神異常を来す不治の病「オメガ熱」を発症。全ての元凶である両親を殺害し、幼馴染の同級生・木下くららの命をも奪うが、それらを手助けをした新興宗教団体に裏切られ、薬液の入ったドラム缶に沈められてしまう。――ふたたび目が覚めると、そこは「イース」と呼ばれる遥か未来の世界だった。日本人は「ヤプー」という〝人間以下の家畜〟として白人貴族(イース人)に使役させられ、リンもまた女性に性転換後、ポーリーン・ジャンセンお嬢さまの飼う<雌犬>として第二の人生を送ることになるのだが……。SF・SM小説の名作「家畜人ヤプー」(沼正三)を大胆にリメイクした、奇想天外なライトノベル! |
本書は、康芳夫(虚業家/家畜人ヤプー全権代理人)氏より認められた公式のリメイク版となっており、2012年8月30日~2016年4月14日まで「ブロマガ-ニコニコチャンネル」で配信されていた「家畜人ヤプー Yapoo,the Human Cattle, Again」を加筆・修正の後に再編集し、一冊にまとめたものとなっている。鉄人社初のライトノベルでもある『家畜人ヤプーAgain』は、2017年6月22日発売。
©伊藤ヒロ・満月照子/鉄人社 イラスト:ぎうにう 原作:沼正三
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